2015年5月第3週

13日(水)

外部の仕事が3時過ぎに終了。せっかく都心まで出てきたので歩ける距離にある HONDA ウェルカムプラザ 青山 を久しぶりに訪ねたのですが、これがこの日に限って14時閉館。ちょっと意気消沈しながら歩き出して思い出したのが 国立競技場 の存在。そういえば取り壊しが始まったということが伝えられてからあまり話題になることがなくなり、時間もあることだし散歩を兼ねて足を延ばすことにしました。ヒデキ、ブルー・スカイ・ブルー の空のもと、神宮球場 では 阪神タイガースヤクルトスワローズ のサポどもがすでに長蛇の列でした。

青山門 の前まで来ましたが景色がまったく違っています。あのドデカイすり鉢の姿がすっかりなくなっていました。いままでバックスタンドの上方からメインスタンドの屋根越しに見えていた新宿のビル群が地上にして眼にすることができます。

千駄ヶ谷門 前です。門をくぐると昇ることになるスロープも壊された後でした。六本木がこの方向にあったことに初めて気がつきました。東京オリンピックサッカーの天皇杯高校サッカー選手権 を象徴していた 国立競技場、聖地 霞ヶ丘競技場 を壊してまで建てる新しい新国立競技場がそれに見あって余りあるものになることを切に願います。

16日(土)

なにやらいつもは 等々力 詣でのお目当てとなるチームが 大阪・万博Gamba大阪 と対戦する日、方向的には真逆の1位と2位がぶつかる 埼玉スタジアム2002 へ。10試合を終えて負けのない 浦和RED'S といかにもイタリア人監督が2年目を迎えてそれらしいチームになってきた FC東京 の対戦。気になる選手がいるので足を運びます。昨夜からの雨があがり晴れるまで行かず、若干の湿り気が残りサッカーをやるにもノドにも優しい絶好のお天気です。

実は 日本代表FU-18 チーム(埼玉スタジアム2002 の公園内の第○グランドでの試合)の観戦では何度か訪れていますが、J-LEAGUE の試合でははじめての観戦となる RED'S のホームゲーム。SAMURAI BLUE の印象が強いのであらためて RED を基調とするスタジアムに新鮮な思いになります。PHOTO POINT に気がつきましたので普段はあまり素直とはいえない オッサン ですが、ここではこのマットに従い写真を収めて席に向かいました。

スタジアムゲートの内側に写真パネルが。写真を撮る人がきれるのを待ってポチリました。なにが素晴らしいかというと GK 西川 周作 の笑顔。この人から GOAL を奪うことの難しさがこのパネルの写真に表れているように思います。

実にこの人のホーム復帰ゲームとなる予定です。小柄ながらボールを収めるプレイにいつもうならされる選手です。なんか馴れ馴れしく両肩に手を置いている オッサン は気にしないでください。

ここのスタジアムも素晴らしい造形です。建築物なのでニュートンさんの影響から逃れることはないのですが、それをこういった形にまとめあげることに感心せざるを得ません。オッサン、エンジニアになりそこないましたが正解でした。こういった大きなものをつくることは決してなかったでしょうが、世の中にあまり変なものを送り出す間違いを犯さずに済んでいます(注1)。

そしていつも観戦している 等々力 にはない素晴らしいアイデアというかシステムを紹介します。紙コップの回収装置です。意外とバランバランに放り込むとカサがでてしまい誰かがたいへんな思いをしているのですが、これは GOOD IDEA です。

試合は RED'SRED'S たるものを表したすごいモノになりました。ファイトする姿勢。長いグラウンダーのパスで相手の間を抜いてのサイドの変化。前への出足の速さ。FC東京 のFW陣がウラへの抜け出しに苦労するので益々 RED'S DF陣の前へ向いてのプレッシャーが増す。そしてなによりGOAL前の決定力。失点時は堅守の FC東京 がボールを奪いに行く機会すら与えられずに為すすべなくGOALを奪われ、終わってみれば 4-1。わずかに交代で入った 前田 遼一 にヘディングで合わせた1点がFC東京にとってホントに唯一の救いでした。集中力のすごさ、技術の高さ、そして手を抜く瞬間を一切排除した 浦和RED'S の90分に首位に値するチームであることを確認した次第です。

試合終了後の勝利の歌も素晴らしい。勝利後の選手とサポーターの一体感はどこのクラブにもありますが、ここのスタジアムのこの席から見るものはさらに素晴らしいものでした。川平 慈英 ならきっと “くぅ~っ!、いいんです!!!” と唸るに違いありません。

いつもは帰りを急ぐ 浦和美園駅 までの道ですが、この日は RED'S のサポどもの幸せの余韻を味わいたくてスタジアムを離れるまでかなりの時間を要しました。いままで URAWA RED'S について自分が抱いていた印象が少し変化した1日でした。そして そっちのMUTO のGOALが見れたこと、自分の気になる選手の活躍はなによりでした。

17日(日)

姉夫婦に誘われて今年2度目の 横浜FC のホームゲームへ。横浜駅 から 三ッ沢 の坂を歩いて登るのがつらい苦行と認識される 天国・オン・ザビーチ ぢゃないかというほどのお天気です。こういった日の公園入り口の木漏れ日は特別なものになります。

ウォームアップのために選手入場です。

サポーターもホームゲームでの初勝利を願って集います。アウェイゲームでの好成績にホームゲームの勝ちを重ねていきたいところです。

試合は 1-0 で勝利しました。試合後の表彰式を前にして選手の中で決勝点を取った 大久保 が手前に近づいてきたと思ったら、この日ベンチ外でしたこの人 KING-KAZU と固い抱擁。そして離れ際のこのアイコンタクト。二人がお互いにリスペクトしあっている存在であることを目撃しました。

コーナーのスタンドに陣取る白シャツ黒ズボンの学生らしき一団が試合中から気になっていました。試合途中までは掲げられていなかった横断幕に、MVPのインタビューになって初めて気がつきました。家に帰って目の前の箱で調べたら次のような事情があったようです。駆けつけた学生たちにも素晴らしい結果を届けるなんてイイ仕事をしましたねぇ、ジャンボオッサン も勝手に誇らしい気持ちになりました。

横浜FC サポーターもホーム初勝利に光り輝いています。実際には夕日のせいですが、今日のところはそういうことにしておいて下さい。


今週のアーカイブ

首都高羽田線 から撮った 羽田モノレール です。ネガの保存状態がよくないので海外でお土産として売られている絵はがきみたいな仕上がりです。広島 に住んでいたころに家族で 東京 に来た際に撮ったものであることは間違いないのですが、いつ撮ったものなのかまったく記憶がございません(ショボーン)。


今週のパノラマ

今週は 国立競技場 跡地、埼玉スタジアム2002ニッパツ三ッ沢競技場。2枚ずつの計6枚。









(注1)

実はひとつだけこの オッサン が線を引いた製品がこの世の中のどこかにあります。ひとつだけ間違いを犯したということです。