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主夫、新NISAの投資信託を選ぶ

年末までに新NISAの積立設定をしておきたい。
今回は新NISAの商品選びについて。

結論から言うと「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のどちらにするか悩んだ末、後者を選択した

この悩みはハンバーグ定食のソースを「デミグラ」と「オニオン」のどちらにするか、というくらい瑣末な悩みである。

しかし、せっかくだから自分で考えて納得感を持って選択したい。
そこで、自分用のメモも兼ねて「悩みの過程」を書いてみる。

*ちなみにつみたてNISAでは「S&P500」を購入している。「オルカン」の運用管理費用が安くなったのを機に考え直した。


そもそも、なぜ二択?

現行のつみたてNISAでは120本以上の投資信託が販売されている。
その中から、なぜ「eMAXIS Slim」に絞っているのか。

それは「安くて」「安定している」からだ。
安いというのは、手数料のこと。
安定しているというのは、純資産のこと。

一概に純資産が高ければ良いとは言えない。
しかし、初心者が投資を続けるには「安心感」が重要だ。

積立投資の鉄則は「時間を味方につけること」と理解している。
私はまだ20代だし、淡々と積み立てていくのがベターだろう。

今後、株価の暴落によって含み損を抱えても「安心感」が「胆力」として機能することを期待している

アメリカ特化 or 全世界

「S&P500」か「オール・カントリー」か。
それは「アメリカに特化した投資」か「全世界への分散投資」かとほぼ同義だ。

各商品の投資先地域は次のような割合だ。
S&P500
→ アメリカが10割
オール・カントリー
→ アメリカが6割、アメリカ以外の先進国が3割、新興国が1割

ただし、オール・カントリー(以後、オルカン)も実質的にはアメリカ経済に依存している。
6割がアメリカ株だし、現状では世界経済はアメリカの影響を大きく受けるから。

つまり、S&P500もオルカンも値動きはほぼ同じ。
オルカンは「気持ち程度の分散投資」と捉えている。

分散効果の値打ち

値動きが大差ないのなら、手数料が決め手になる。
実質コストは47ヶ国の株式を管理するオルカンの方が高い。

これは「分散効果を得るためのコスト」とも捉えられる。
その分散効果を得るためのコストが、自分なりに納得できる額かどうかを検証していく。

手数料

ここで、手数料は「運用管理費用」と「その他費用」に分けられる。
その他費用は株式の売買および保管手数料や、監査費用などを含む。

運用管理費用は随時チェックできる。
一方、その他費用は毎年4月に公開される運用報告書を見ないとわからない。

SP500とオルカンの実質コスト

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用管理費用:0.09372%(23年11月)
その他費用:0.012%(23年4月)
合計:0.10572%

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用管理費用:0.05775%(23年11月)
その他費用:0.053%(23年4月)
合計:0.11075%

その差は0.00503%だ。
0.005%の手数料で分散できるのは「お買い得」と判断した。

結論

私はまだ20代であり、30年以上の長期運用を想定している。
いくらアメリカといえど、今後30年にわたり影響力を誇示し続けられるかは不明。
オルカンは勝手にリバランスをしてくれるので、その時々で「強い国」の株(あるいは通貨)を保有できることになる。

したがって、今回は「オール・カントリー」を購入する。


以上は投資初心者の結論に過ぎません。
自分用のメモを作成するついでに、記事にしてみただけです。
この記事は(良くても)参考程度にして、より確からしい情報をもとに決断することをお勧めします。


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