見出し画像

多文化共生社会

フランスに行く以前、私はフランスはたくさんの移民を受け入れ様々なバックグラウンドを持った人たちがお互いを尊敬し合う、多文化主義の国だと思っていました。

現に、フランスには白人、黒人、黄色人、様々な人種や文化を持った人がいました。
親の母国はフランスにルーツがある家庭ばかりではなく、親と連絡する時は他の言語を使っていたりする人もたくさんいました。

しかし、私が描いていた多民族共生社会の理想とは程遠いものがありました。

まず、移民系とそうではないグループがクラスに存在しました。
日本人の私は、どちらのグループに属するか決まっておらずとても悩んだのを覚えています。
どっちでもいいじゃんと思うかもしれませんが、お互いのグループは敵視し合い、どっちのグループにいても他のグループの子から色々言われるのが嫌で堪りませんでした。
私は留学生として、1人の人間として、色んな人と平等に接したかったので、色んなグループを渡り歩いていましたが正直大変でした笑

私の勝手な印象ですが、移民系の人たちの方が孤立しがちで、純フランス人みたいな人はワイワイ中心的な存在でした。また、もちろん、移民の子たちとも平等に接するような人もいました。

私はやはり人間は同じものが好きで自分と違うものに対し、排他的になるのだなと感じました。けれども、もっと多民族化が進み、民族という括りさえ薄れていけば変わっていくのかなとも思います。
そんな中、私は、人の中身で見て様々なバックグラウンドを持つ人と繋がりたいです。