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周りを取り囲む『いや/ダメ』と決別する方法〜サラとソロモンを読んで

本日は、『サラとソロモン〜エスター&ジェリー・ヒックス著』より、私たちの生きる社会に蔓延る『いや/ダメ』と言われることで無意識に作り出すコントロールドラマについてお伝えします。

コントロールドラマとは?

私たちの脳が作り出す現実は、顕在意識1割、潜在意識9割で作り出されます。

アロマ心理学では、魂が、肉体を選んで転生してくる際に、脳の潜在意識に心の傷(カルマ)を刻み込んで転生するとお伝えしています。

この潜在意識に刻み込まれた5つの心の傷によって、私たちは、無意識のうちに、拒絶、見捨て、侮辱、裏切り、不正を引き起こす場面を作り出します。

これがコントロールドラマです。

この5つの心の傷のうち、侮辱の傷『マゾヒストの仮面』は、丸い体型になりやすく、基本的に太らせる心の傷です。

この侮辱の傷をもった人は、幼少期からあらゆるダメ出しを経験し、無意識で意思決定をしないように生きるコントロールドラマを作り出す、そんな人たちなのです。

私たちの日常に溢れる『いや/ダメ』

本書でも、嫌なことを手放すことの大切さをフクロウのソロモンが伝えています。

サラが、ソロモンに、

「サラ、君の周りのあらゆる『いや/ダメ』を数えてごらん」

と伝え、サラがあらゆる『いや/ダメ』を書き出すと、1日の間で2ページにも及ぶ量になってしまい、サラは、自分の周りにはこんなに『いや/ダメ』があるんだとびっくりします。

遅く帰ってきてはダメ
散らかった家は嫌だ
冷たい空気を家に入れてはダメ
遅刻してはダメ
転んではダメ
廊下を走ってはダメ
授業中に無駄話をしないこと

サラはソロモンにこう、言います

「ああ、ソロモン、これだけじゃないの。これは私が今日聞いたうちのほんの一部なの。みんなたいていの場合『いやだ』と言っているのよ」

サラは、こんなに『いや/ダメ』と言っているのに、自分も含め、みんながそれに気がついていないことに驚いていました。

ソロモンは、サラにこう伝えます。

君がどんな言葉を使うかは重要ではないんだ。
遠くへ押しのけようとする感じそのものが有害なんだ

ダメ出しを促す侮辱の傷

この本を読んで、私は実際に自分が子供にどれだけ『いや/ダメ』を言っているのか、意識し出しました。

朝、起きると息子がガスファンヒーターの前の床に座って、服を着替えます。

ここは、ちょうど、人が通る道なので、ここに座られるととても困ります。

「ちょっと、邪魔だからどういてくれるかな?」

伺いを立てているようで、半ば、強制的に息子に、そこを退くように相手に嫌なことを虐げています。

ソロモンがいう、相手を遠くへ押しのけようとする感じがする言葉です。

ただ、これらの行為は、実は、息子や娘の侮辱の傷によるコントロールドラマが生み出したものであり、

そのコントロールドラマにまんまと、ハマってしまっただけでもあるのです。

まず、息子の、人が通る道であるファンヒーターの前に座って、服を着替えるという行為。

侮辱の傷ではなく不正の傷『頑固な人の仮面』が強い人の場合、人が通ろうとすると、自分からそれを察知し、場所を明け渡します。

でも、侮辱の傷の強い人は、人がその場で、何も言わず、退くのを待っていても、気がつくことがありません。

そのため、道を通れない人は、仕方なく、邪魔だからどいてと言わざるおえない状況になります。

なぜ、侮辱の傷の人は、そんなに周りが見えないのか。

それには、侮辱の傷が誘惑するコントロールドラマに原因があるのです。

意思決定を手放すコントロールドラマ

この侮辱の傷は、私、息子、娘が強く持っている心の傷です。

侮辱の傷は、大きめの赤ちゃんで生まれてきます。

私は、3500gで生まれていますし、娘は予定日よりも5日早いのに、3400g、息子は、予定日よりも1週間早く生まれたのにも関わらず、3300gの大きめの赤ちゃんとして生まれてきました。

私たち親子は、この侮辱の傷を癒すための試練を日々、経験しています。

最近、娘が、夜遅くに文房具を買いに行きたいと言い出すのです。

昼間、明るいうちにいつでも行けたのに、夜になって買いに行くことに、伺いを立てるため

親としては、女の子だし、暗い夜道に歩いて買いに行くのは、危険だと心配し、

「夜は暗いから、明日にしなさい」とダメ出しします。

でも、明日になっても、娘は夜に文房具を買いに行くと言い出すのです。

これは、侮辱の傷の子供が促すコントロールドラマです。

侮辱の傷は、1歳から3歳の間に作られ、両親から行動を制限されることで、活性する心の傷です。

行動の制限=意思決定をしては行けないとダメ出しされるということです。

娘は、この傷によって無意識に、

「私は自分で決めることができない人生を歩む人である」ということを、幼少期に何度も親を誘惑し、叩き込むのです。

夜、文房具を買いに行くという行為が、まさにそう。

何度、明るいうちに買いに行くように伝えても、娘が文房具を買いに行くことを思い出すのは、夜なのです。

私は、多くの侮辱の傷をもった人を観察し、なぜ、侮辱の傷の人の周りに、不正の傷『頑固な人の仮面』、裏切りの傷『操作する人の仮面』の人がいるのか、理解しました。

裏切りの傷『操作する人の仮面』が強い人は、何か伺いを立てると、『いや/ダメ』とはっきり言います。

これは、自分は他人に操作されたくないという心の傷が活性することで、行う行為です。

不正の傷『頑固な人の仮面』が強い人も、自分が人と比較して優れていないと存在してはいけないと思う拒絶の傷が活性してしまうため、

人の意見に被せるように、自分の意見を押し付けます。

侮辱の傷の人は、意思決定を人に委ねることで、自分の人生は、自分で決めることができないということを無意識に刻み込んでいるのです。

だから、モラハラ男性、女性の周りには太った人ばかりいるのです。

侮辱の傷の人は、幼少期から親をコントロールドラマに誘惑することによって、意思決定を手放すように仕向け、それによって、意思決定をしてくれる不正の傷、裏切りの人に執着し、侮辱されながら生きる人生を歩んでいくのです。

この傷は、太っているとわかる体型の人ほど、傷が深く、癒すのが困難です。

私も、同じように元旦那は不正の傷、裏切りの傷が強い人だったため、あらゆる方法で、意思決定を手放すように、『いや/ダメ』を言い続けられていました。

でも、振り返ると、私は何かにつけて主人に決定権を委ねていたのです。

私:「ねえ、今から話してもいい?」

元主人:「今は、話したくない」

私:「これを買おうと思っているんだけど」

元主人:「それは必要ないから買わない」

こんな会話は、日常茶飯事。

元主人は、私が話しかけないと、私に話しかけない人であったため、侮辱の傷の強い私は、いつも主人の機嫌を取り、主人に意思決定を委ねていたのです。

だから、私は今よりも11キロも太っていた。

そう、モラハラ男性のパートナーは『太った女性』そのものだったのです。

侮辱の傷のコントロールドラマにハマらない方法

本書では、サラの書き出した『いや/ダメ』リストにソロモンがどのように伝えればいいのかを丁寧に解説しています。

遅く帰ってきてはダメ
時間を守ろう

散らかった家は嫌だ
私たちのお家が心地よい場所であってほしい

冷たい空気を家に入れてはダメ
私たちの家を暖かくして居心地をよくしよう

遅刻してはダメ
始業時間に間に合うことは最高の気分だ

転んではダメ
注意を払ってバランスを保っていよう

廊下を走ってはダメ
廊下では他の生徒に気を配ること

授業中に無駄話をしないこと
討論し、共に学ぼう

私は、このことを理解し、自分の発言に日々、気をつけて注意を払っています。

とっても難しいですね。

その上で、娘が夜に文房具を買いに行くという行為について、また再び、テストが来たので、私は娘とこのような会話をしました。

私:「今、欲しいの?」
娘:「うん」
私:「いいよ、買いに行って。夜道は暗いから、周りに気を配って、気をつけていくんだよ」

私は、女の子だからという『心配』を手放し、娘の意思決定を促し、自分で文房具を買いに行く決断をさせたのです。

ここから、娘に意思決定をさせていく日常が作られていきます。

娘が、コントロールドラマによって、学校を休みたいと言い出すと、

「今、ここで、休むかどうか、自分で決めて。休むなら、学校に自分で電話するんだよ」

娘は、自分で学校に電話し、いつでも理由なく、自分の心の従って、意思決定を行うことができることを、脳に叩き込むことができるようになりました。

私たちの脳は、顕在意識1割、潜在意識9割によって、現実が作られている。

無意識で行う行為こそ、自分らしく生きる妨げとなる行為をしている可能性が高く、幼少期に親から与えられた環境が、今の自分を作っているのです。

本来の自分で生きるためには、この心の傷を癒す必要があります。

どうしてこんなに現実が辛いのか・・・。

それは、あなた自身が作り出すコントロールドラマに原因があるのですよ。

あなたの心の傷が、少しでも癒え、自由な人生を歩むことができますように・・・。

心より願っています。

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