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映画!!をみた!!

映画「プロメア」をみた。このときには結局観られなかったのだけれど、後日みた。

恋人と見に行ったのだけれど、お互いダラダラだいすき人間なので、当初の予定の11時ごろの回は間に合わず、それでも一応12時ごろには映画館(シネコンの)16時半の回のチケットを取った。

映画の時間まで服を買ったりして、ギリギリに映画館に行ってびっくり。16時半の回は売り切れていた。映画の売り切れを見たのなんて、カメラを止めるなを観に行って以来かも。

最近は、なんて最近のことでもないのかもしれないけれど、SNSでの反響がダイレクトに映画の動員につながっているんじゃないか、なんて思う。カメラを止めるなも、Twitterで広まったらしいし。

みんながすごいって言っている。みんなが観ている。

映画だって当たりハズレがあるし、1500円(大学生なので)を払って映画館の大きなスクリーンで観る映画は、やっぱり慎重に選びたい。

どうせ映画を観たい気分なんだから、みんながすごいって言ってるやつ観たい。映画には期限があるから、みんながすごいと言ってるものは映画館でやってるうちに観たい。

そんな感じで、SNSでの評判がダイレクトにきていると思う。こんな風に文章に起こすまでもないことだけれど‥。

だって、実際私がプロメアの存在を知ったのもTwitterだし。凄そうな人が「プロメア」「すごい」と言葉少なに賞賛していたから観たくなったのだし。

そんな感じで満席の表示を眺めて、ポップコーンを買ってチケットを切ってもらって入った。

若い人たちが多かった。友達連れ、カップル、あとは一人で来ているお兄さんたち。

さて、観終わって私がはじめに思ったことは、「リオ」を好きにならない女の子なんていないんじゃないか?ということ。

なんとも俗っぽくて申し訳ない。

リオというのは、この映画の中ではじめは悪役側として登場するけれど自身の正義のために戦っていて、賢くて強くて可愛い見た目をしていて、仲間に慕われている男の子。
端役の端役みたいなやつに裏切られても、怒ったりせず「愚かなことを」と言う。
仲間のため、自身の正義のために涙を流しながら猛り狂って、一人で敵陣に乗り込む。

待った、好きにならずにいられるわけがない。

こんなにわかりやすく魅力的なキャラクターにふさわしい、分かりやすい話構成。アニメを見慣れていない私からすると、平面的で一見わかりづらいタッチでも、なぜかわかりやすい絵。(私は、このあたりのアニメ作品に触れずに生きて来てしまったので)

この入り組んだ作品が多すぎる現代において、かなりまっすぐ、まっすぐに格好良い映画。そういう感想を抱いた。

普段はロボットがたくさん変形して戦うような作品をほとんど見ない。一切見ないと言ってもいいかも知れない。どちらかと言うと入り組んでいて、一筋縄にはいかない感情や関係性を描出した作品が好きだ。

だから序盤にばんばん飛ばしているロボットが変形して戦って!と言うところにものすごく惹かれるかと言うとそんなことはない。
けれど、アニメーションが美しい。優しいピンクが基調に使われている。それ以外も、透明度を上げた綺麗な色がたくさん使われている。主役二人の目の中がすごく美しい。様々な色にキラキラしている。

本当に色が綺麗。

アニメーションとして、あ、いいなと思うところがとても多くて、気づいたら映画が終わってしまっていた。

これすごく映画っぽいな、と思った。
2時間弱、画面に夢中になって、コロコロ変わっていく情勢を追いかけて、登場人物に「かっこいい‥」と思いながら観る。


ものすごく、まっすぐに映画を楽しんだな。

そういう風に思った帰り道だった。

ちなみに、いろいろな感想を見ていると、ガロというもう一人の主役(本当の主役?)とリオでBL的展開と受け取った人もいるようだけれど、私はそうは思わなかった。私もBLを楽しむ側の人間であるのだけれど。
ガロもリオも恋愛なんて横道に逸れたことを考えずに、生きるっていう一次的欲求で精一杯なように思う。お互いのことは信頼している。相手も自分と同じようにまっすぐ生きていることを、直感的に理解しているから。その信頼関係をBLにしてしまうのは無粋だと思うんだけれどどうだろう。こんな固い考えをしているから、二次創作の楽しそうな世界で生きられない寂しいおたくとして生きざるを得ないんだけど!

どうであれ、アニメや漫画や本や映画、そういうカルチャーを好きになって良かったと思うばかり。






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