「万引き家族」を観にいった
人間は結局、いい人しかいないんじゃないかって思った映画だった。性善説を思い出させる映画。そんなことはないと普段は思っているけれど、そう思えるほど、暖かさに満ちた映画だった。
わかりやすい悪人は誰もいない。みんな自分以外の誰かのために優しさを発揮している。
押し付けがましい優しさではなく、誰かの幸せが頭に浮かんだから、誰かの痛みに気づいてしまったから、ふとやってしまった、というような、小さな行動や言葉。
この映画はそんな優しさで満ちていて、涙を流してしまったシーンも、すべて