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龍郷柄の大島紬。こんなにも格好良くて凛としていて、愛らしさもあるなんてズルい。

そんな着物を買いました。龍郷柄(たつごうがら)の大島紬(おおしまつむぎ)です。

めっっっっっっちゃ素敵!!!!!


先日「見てるだけで幸せって、けっこうすごい。」というnoteを書きましたが、この着物も正にそれで。うっとりするし惚れ惚れするし、好きすぎてたまんないって気持ちになります…!!

実は、KIMONO by NADESHIKOさんのお出かけ会で初詣に行ったとき、龍郷柄の大島紬を着ている方がいたのです。その姿がなんとも素敵で…! 思わず「め、めちゃくちゃ素敵ですねっ」と食い気味に話しかけちゃいました(笑)。

1月末の出来事だったんですが、そこからずーーーーーーーっと「龍郷柄いいな…ほしいな……」と思っては、いろんなお店のECを見ていました。そしてバイセルさんで見つけたのがこちらでした!


シワがあったり、ヒートテックが見えているにも関わらず、澄ました顔をしています……

中古品ですが、仕付け糸がついたままで、証紙もありました。見つけてから購入までの流れは、近々別のnoteにもまとめます!

(先出しすると、無料のお取り寄せサービスを利用して店頭で試着をさせていただきました! その体験が良かったので、ちゃんとまとめたいな~~と思っています)

今回のnoteは、念願の龍郷柄をお迎えした気持ちを書き留めておこう!!という趣旨ではあるのですが、書きながら、「こんなに好きとか恋焦がれてます~みたいなテンションのくせに、私、龍郷柄について何も知らないよな…」と気付いたので、ちょっと調べてみました。

まずはChatGPTに聞いてみました!

えぇ…

気を取り直して、自分で調べてみました。

龍郷町は大島紬の伝統的な銘柄である,「龍郷柄」と「秋名バラ」の発祥の地でもあります。「龍郷柄」は奄美の植物アダンの葉でつくったガジモシヤ(風車)を図案化した細かい連続模様で,娘を嫁がせる時に持たせたと言われています。

それぞれの柄の大きさは,玉(たま)で数えます。この玉の数が少なくなるほど大柄になり,柄が大きくなるほど若者向けとなります。

本場奄美大島紬|鹿児島県龍郷町

ちなみに、私が購入したのは「中柄」でした。30代半ばだし、年齢的にちょうど良い柄に惹かれていたのかも…?

着物好きの方が今も憧れ、現代感覚にマッチし、技術的に作ることが難しく、だからこそ是非一度は着てみたいと言われる華やかな印象の「龍郷柄」、そして全体的に落ち着いた雰囲気にポイントの十文字が入っているお洒落な「秋名バラ柄」。これらは女性物の最高位と言われています。

この柄(龍郷柄)は、江戸末期に薩摩藩から「奄美大島を一番良く表現した大島紬を献上せよ」との命が下り、図案師が月夜に庭を眺めていた時にたまたま一匹の金ハブが月の光で背模様をキラキラと輝かせながら青々とした蘇鉄の葉に乗り移ろうとしたその一瞬の神秘的な美しさを図案化したことから始まっています。

1907年頃に、この泥染め大島紬は作られていた村の名前から「龍郷柄」と名付けられました。今でも熟練した織手しか作る事の出来ない貴重なものとなっています。

「大島紬の歴史を辿る」~龍郷柄・秋名柄・西郷柄~|和織物語 – 銀座もとじオンラインショップ

バイセルのスタッフさんも「作り手が限られている」と、言っていました。限られすぎて、手にとれなくなってしまったら悲しい…。そんな貴重なものに巡り会えて、さらにお迎えすることができて、本当に幸せだなと感じています。

調べているうちに出会ったこちらのブログで、「進化するモダンな龍郷柄」が紹介されていました。白龍郷も素敵…! 欲しくなっちゃいますね…!!!!!!!

好きなことやものに関する情報は、知れば知るほど愛着を増す材料になりますね。具体的にどんな技術なのかとか、どんな織手の方がいるのかとか、また調べてみようと思います。

龍郷柄を着て、3月中に着てお出かけできますように!

▼帰宅して直ぐに着て、うきうきしながら撮った動画はこちら❁⃘*.゚


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