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ON THE ROAD2023 埼玉1日目行ってきました【ミニライブレポ】

【注意】

  • このレポートでは、曲名、セットリスト、演出等のネタバレがあります。

  • このレポートは筆者の記憶が全てです。あくまでこんな感じだった程度に捉えていただければと思います。

  • このレポートを書くにあたって、主催者・運営側から禁止されている通り、公演・会場内の撮影・録画・録音等は一切していないことを、ここに宣言します。

なお筆者は、2023年11月に開催された宮城公演2日間に参加しています。
その際の模様は以下のリンクからどうぞ。
(ネタバレなし・ありの両記事あります。)

またツアー内容自体はほぼ同じなので、
今回の埼玉公演のレポも以前書いたライブレポの補足的な意味合いも込めています。


SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2023
Welcome back to The Rock Show 
youth in the ”JUKEBOX”

2024年1月5日(金) さいたまスーパーアリーナ

駅構内のストリートピアノでは、有志の方が浜田さんの楽曲を演奏してました。
私が見たときはちょうど「愛のいう名のもとに」を弾かれていました。

開演まで

見渡す限りの人並み。
駅から続く人並みは、数分歩くと到着するさいたまスーパーアリーナまで続いていた。会場まであと1時間というところ。すでに入り口付近には多くの観客が詰めかけ、友人達と談笑するなりツアートラックを見に行くなど、思い思いの時間を過ごしていた。

2023年9月に長野から始まったこのツアーも終盤。
年明け最初となるこの「さいたまスーパーアリーナ」での2公演は、本来であれば千秋楽、ツアーファイナルの予定であった。11月の有明公演が延期になり、この2週間後が本当のファイナルになってしまったが、それでもこのツアーがまもなく終わってしまうという寂しさを覚える。


時刻は15時過ぎ。
埼玉1日目、この日の開場時間は16時30分と少し時間がある。また開演時間は、そこから1時間半後の18時なので、全く焦る必要がない。

ということで、ツアートラックを見に行ったり、物販をチェックするなど、会場周辺の散策をすることに。
さいたまスーパーアリーナを訪れるのは初めてではなかったが、小学生の頃に両親の仕事の用事でちらっと見たきり。
とにかく会場が大きすぎて、田舎生まれ田舎育ちである私は、そのスケール感にたじたじ。

駅直通のさいたまスーパーアリーナは、歩道橋の2階からアクセスできるようになっており、ツアートラックや物販などのスペースはその下にある1階のエリアに設置されているようだ。

エスカレーターで1階へ降りると、ものすごい人だかり。
ツアートラックを撮る人達と、上の写真の左側にある物販への扉に人が流れ込んでいて、通り抜けるのがかなり大変でした。

いつ見ても格好いい
……ちなみにツアー終盤だからこっそり言ってしまうんですが。
このメインビジュアル、ツアートラックのように大きく映し出されると、
やっぱりどうしてもコラージュの粗が気になってしまいます。省吾に当たる光源の違和感とか……
背景は良いだけにコラージュ無理して使わずに
そのまま撮った写真でも充分ええんやでと思ってしまいます。

人混みが多すぎてそんなにしっかりと撮れませんでしたが、最後となるツアートラックを堪能(しかし後にもっとたくさん堪能できる瞬間がくるのでした)。

続いて物販のコーナーへ。
さいたまスーパーアリーナの一部まで入ることができるようで、ツアートラック横の扉から、グッズ販売/CD販売、そして J. S. Foudation ブースなどに繋がっていました。

欲しいものは宮城公演で買ってしまったのですが、せっかくの記念にとキーホルダー(2,000円)を購入。

CD/DVD販売コーナーでは、2022年ツアーの映像作品が流れていました。
画像だとわかりにくいですが、それなりに大きな画面で楽しめました。

そして会場周辺にはこんな張り紙が。

そう、今回の埼玉公演に参加できることになってから楽しみだったことはこれでした。毎回のツアー終盤では、収録撮影のためにカメラが入りますが、アリーナ公演では埼玉で収録されることがほとんど。
「浜田省吾のライブ映像作品」は、必ずしもリリースされる訳ではない事に加え、発売されるとしても2日間収録された映像をミックスしていることがほとんどではありますが……。
それでも今日これから見るライブが、記録として後にしっかりと見ることができるかもしれないと思うと、胸が躍ります。

なんだかんだでぶらぶらしていたら、開場時間が近くなってきました。
近くのイルミネーションが点灯し始め、徐々に青く沈んだ夕闇の時間へ。

16時半頃、予定通り開場。
開場前/開場中の雰囲気が好きなのですぐには入場せず、大勢の人波が密かな興奮を滾らせながら入り口へと消えていくその光景を、遠くからぼおっと眺めていました。

ちなみにそれとなく関係者受付周辺でうろうろし、あいみょんさんなどの有名人省吾ファンの方にニアミスしないかなと思っていましたが、まあ無理でした(笑)

だいた45分くらいして、そろそろ入場するかと列へ並びました。
さいたまスーパーアリーナでは入場の際の混雑緩和のためか、チケットの管理番号によって、3つのゲートから入場することになっていました。
私はAゲートからの入場でした。当選はS席なので、高所として噂の400レベル・500レベルといった席でないのは確かですが、ドキドキ。


さて。本人確認を終え発券されると、スタンド席の前方だそうで。

宮城1日目は全体を見られるスタンド席、2日目は熱量が伝わるアリーナ席、そして日が空いてまた全体を見渡せるスタンド席と、個人的にはかなり美味しい見方のできる席運でした。

そしてこの日の席から見える光景が、運良くこの日配布された公式フォトとほぼほぼ同じ画角と見え方でした。(どのようなステージだったか思い出しながらライブレポを書く者にとっては、画角が同じなのは本当にありがたいのです)

ON THE ROAD 2023公式ホームページより。

画像の通り、ステージ右側のスタンド席前方で、メインステージとセンターステージのちょうど真ん中でした。

映像作品の中で何度も目にしてきたさいたまスーパーアリーナ。
その中に実際に入って見渡すと、広いは広いのですがアリーナ席の面積的には宮城のセキスイハイムスーパーアリーナとそこまで変わらなさそうに思えます。宮城のキャパが8,000人ほどに対して、埼玉がその倍以上の18,000人であることを考えると、倍以上の広さという感じは思ったよりもありませんでした。広すぎるが故に、逆に狭く思えるんですかね(?)
それでも遥か上空までスタンド席が連なっている様子は、やはり圧巻。
見渡す限りの人、人、人。凄いですねえ。
そしてレール付きのカメラやクレーンカメラなども、いつも通り配置されていましたよ。

17時55分、会場内に響き渡るアナウンス。
「本日はご来場誠にありがとうございます。まもなく開演いたします。お早めにご自分の席にお戻りください」
宮城のときよりもかなりハキハキした女性のアナウンスののち、会場内に興奮の拍手が湧き上がる。
このときの拍手の波が、凄かった。
さすがさいたまスーパーアリーナ。興奮の塊が、わぁっと膨れるかのように会場内の空気を揺らす。
「Road Out Tracks」に収録された「A Place In The Sun」が、今日も開場に流れ、手拍子が響く。
「In the Sun~~~~♪」
大きな拍手と共に会場内の明かりが消える。
暗闇に響く歓喜の声。

さて。

本編に入る前に。

まず全体的にですが、前回の宮城2日間に参加し、今回のツアー参加はこの日で3回目。
セットリストや日替わり曲、演出も頭に入っていたので、色々俯瞰的に見ることができました。また宮城2日間のライブレポも執筆したため、今回の参加では細かいところに目をやりながら楽しみました。
ということなので、冒頭にも書いた通り、今回のライブレポは前回書いたものの補完版として、個人的に気がついたこと・思ったこと中心に書いていきたいと思います。

以下、ネタバレ注意。







00:初恋(Short Version)

ツアータイトルとともに映し出されていたジュークボックスの背景が、西アメリカかどこかのダイニングバーに変わる。
このとき宮城2日間では気がつきませんでしたが、グレン・ミラー楽団の「ムーンライト・セレナーデ」がうっすらと店内に流れていました。今回のツアーの最後の曲の後に会場内に流れるもの。まるで前回参加したときからの続きで、もう一度ジュークボックスにコインを入れる感覚がしました。

赤い帽子とチェックのシャツを着た10歳くらいの男の子は、ジュークボックスのコインを入れて番号を押し、「初恋」が流れ始める。
2017年のファンクラブツアー「Welcome back to the 60s The Moonlight Cats Radio Show」のオープニングで流れた、1分半ほどに短くなったバージョンと同じでした。

それとジュークボックス内には「初恋」内に出てくる洋楽もセットされていますが、その他にもスティーヴィー・ワンダーの「My Cherie Amour」などがありました。「The Moonlight Cats Radio Show Vol.1」にも収録されていますよね。

ジュークボックスの前の少年の他に、ブルージーンズの女性も店内に現れて「MY FIRST LOVE」のジャケットを少年に見せたりします。
前回の宮城2日間では、映像の最後のほうに登場したメンバーや省吾に目を奪われていて、この映像の最後のほうがどんなものだったのか覚えていませんでした。なので今回はスクリーンの映像もしっかり見逃さないようにしました。
最後ジュークボックスの前でギターをかき鳴らす少年と女性の姿を記録していましたが、正しくは女性が持ってきたギターを少年に手渡し、少年はそれを肩にかけギターを弾き、女性はエアギターでジュークボックスの音楽に合わせてギターを弾く真似をするという、とても微笑ましいワンシーンでした。

映像が終わり、白く細長いスポットが省吾に当たる。
「Are You Ready!?」

01:愛の世代の前に

「Wow wow!」の瞬間、ステージ後方から煙り玉が炸裂して、巨大スクリーンにはピカソのゲルニカが映される。

ステージの周りには、凄い数のカメラが省吾の周りに集まっていました。1曲目は省吾中心のカメラ構図にしているんでしょうか。

02:壁に向かって

「やあ! ON THE ROADへようこそ!!」
ON THE ROAD 2023へようこそ、という言い方でなかったのがちょっと新鮮でした。
個人的にこの曲で楽しみだったのが、ボーカルの竹内さんが「ON THE ROAD 2022 Live at 武道館」のときみたいにカウベルを叩いていたか。
前回ライブレポ書いているときに、確認するの忘れてたと若干後悔だったので、今回は絶対に確認しようと思っていました。
結果は……しっかりカンカン叩いてました!!!!

03:HELLO ROCK & ROLL CITY

「Hello! SAITAMA City!!」
赤と青、ピンクを基調とした照明がリズミカルに点滅。
ON THE ROAD 2022のときと、照明の方向性がかなり似ていました。

04:BIG BOY BLUES

ジャジャジャッ!!
と歯切れの良い爆音。
この前も思いましたが、アレンジとしてはオリジナル版のホーンが強いものをベースにしているのでしょうか。

ここで最初のMCへ。
「やあ! アリーナでライブをするのは2016年以来です。来てくれてどうもありがとう!」
「コロナのパンデミックにより声を出してライブを楽しむことができませんでしたが、その制限もなくなりこうして会うことができてとても嬉しいです。」
「今日も真ん中に、休憩時間を挟みます。前半後半合わせて今日はとても長い、ほとんどイベントのようなコンサートになるので、それぞれ体調・体力等を考えてリラックスして楽しんでいただけたらと思います。最後までどうかよろしく!」

05:いつかもうすぐ

本日の日替わり曲は「いつかもうすぐ」。
映像収録が入る場合、2日間かけて同じセットリストの模様を収録することが多いので、将来映像作品がリリースされるとしたらこの日替わり曲が収録される確率が高いので嬉しい。
前回の宮城のライブレポで、照明のパターンについてちょっと覚えていることをメモしてましたが、今回はバッチリ覚えてきました。
最初のイントロでは、初夏のようなグリーン。
1番のAメロBメロでは、空色の薄いブルー
サビの「どうして 僕を待ってくれなかったの~」からは、濃いめのピンク…
省吾はハーモニカ、福田さんはアコーディオン、古村さんはアコースティックギターを奏でていました。

続けてブルーの照明の中、ピアノの河内さんが素敵な音色を響かせる。
その中再び省吾にスポットが当たる。

「立っている方はどうぞ腰をかけてください」
「――ああ、助かった・・・(ボソッ)」

「よく日常で書類を提出するときに、職業欄がありますよね。俺は最近そこに『ソングライター』と記入しています」

「自分の過去を振り返ったときに、俺ってすごい口下手なので、とっさに言葉が出てきません。すごく色んなことを瞬時にテキパキ言える人もいるけど、俺には無理で。ソングライターになる前・子供の頃若い頃は、上手く言葉が出てこなかったとき、こうしていればよかったなあ、あんな風に言えば良かったなあという思いを、ノートや手紙に書いていたりしました」

「そして歌を作るようになってから、過去の自分を振り返って思います。『ああ、俺って上手く言葉が出てこない人のために手紙を書く、代筆のようなことをしているんだろうな』と。」

「例えばここに、辛く報われない恋をしている女性がいて、その傍には口下手で上手く気持ちを口にできない男性がいる。そんな男がある日、身がくだけ散ることを覚悟のうえで、『こんな言葉』と共に、彼女にプロポーズする・・・。そして彼女はそれを受け入れて、結ばれる」
「彼の未来がそうであったらいいなと思って、この歌を書きました」

06:もうひとつの土曜日

宮城の時にも思いましたが、今回の公演では福田さんのシンセサイザーの音色が近年のものとは違っているように聞こえます(もちろんシンセは場面によって様々な音色を出せるものではあるのですが)。どちらかというと80年代のライブ映像でよく聴くような、シャラシャラした音。
この「もうひとつの土曜日」では、それがかなり分かりやすくて、80年代の雰囲気をそのままステージに持ってきた感じがしました。

終盤の個人的に大好きなシーン、
「受け取ってほしい この指輪を 受け取ってほしい この心を」
のあと、再び印象的なピアノが流れる中、省吾がハミングする場面。
「La la la~ La la ~♪」
「La la~ La la ~ La la…」

それに合わせて、ステージの下方面に下げられていた照明の鉄骨が
スッと上に昇っていき、その照明で会場全体に光のシャワーが溢れる。
淡いピンク色の光がアリーナ全体に染みていく光景は、何度も見ても美しいなと思う。

07:愛しい人へ

続いて日替わり曲枠。
河内さんのピアノが深海のような静寂を引き連れて、会場内を飲み込む。
シンセサイザーとホーン隊の演奏が重なり、トロンボーンの優しい音とともに省吾の歌唱が始まる。
スクリーンには星空が輝き、省吾やメンバーの姿が真ん中に映し出される。
クライマックスのサックスソロは、やはり圧巻。
映像になったら、何度も見直したいです。

演奏が終わり暗闇の中、電子ピアノの音が会場内に滑り込む。
「DANCE! KEEP ON DANCIN’!!」

08:DANCE

個人的ハイライトはやはりこの「DANCE」
ジュークボックスのようなネオンがモチーフの照明が上から降りてきて、ステージの上がレインボーなダンスフロアに。
凄く楽しげなんだけど、曲の内容はやるせなさの満ちた思いダンスなのがまた良い。
発音が「ダンス」ではなく「デンス」なのもまた良いですよね。
美久月さんのベースが凄くうなっていて、体を揺らしているだけでとても楽しくなる。

09:東京

10:MONEY

ここら辺でステージの変化が大きかったことを発見しました。

今回のステージの背面スクリーンは、細長いスクリーン何枚かが可動式になっているようで、曲ごとに上のA、B、Cパターンに分かれていました。
基本はAのような細長いパーツで、それぞれくっついてBやCのような形に変化するのでしょうか。

MONEYでは今回もステージ後方から炎が。

「ここで休憩です!すぐ戻ってきます!!」


メンバーと省吾がはけたステージ上のスクリーンには、先日発売された「The Moonlight Cats Radio Show Vol.3」のアルバム写真が映る。
ローマの休日を彷彿とさせる猫たちと共に、省吾のアナウンスが流れる

「J.BOY Club Studio からお送りする The Moonlight Cats Radio Show」
「今夜の1曲目は、Please Mister Postman」

10.5:【The Moonlight Cats Radio Show Special】

  1. Please Mister Postman

  2. Baby It’s You

  3. Devil In Her Heart

  4. Till There was You

  5. All I've Got to Do

  6. Twist and Shout

この日も「I Call Your Name」と「Anna(Go to Him)」はこのセトリにはありませんでした。どうやらこの映像は、シャッフルとかなしに、これで固定っぽいですね。

さて。
ステージ中央ではセンターステージの準備が。
黒幕が外されて、ステージがせり上がっていき、楽器の準備が進みます。

ちなみに今回はお手洗いへ行こうと思っていたのですが、トイレにはかなりの長蛇の列! 一応さいたまスーパーアリーナはかなりお手洗いの数が多い感じでしたが、それでもさばききれないほど大勢の人がいました。
一応並んではいたのですが、係員さんから「まもなく再開いたします~」というアナウンスが。まあ我慢できるかと席に戻りましたが、戻ったときにはまだ4曲目の「Till There was You」が始まった辺りでした。


「J.BOY Club Studio からお送りした The Moonlight Cats Radio Show」
「今夜最後の曲は、In My Life」

そんなアナウンスと共に、場内の明かりが再び落ちて、観客に拍手が。
そしてセンターステージに明かりがつき、省吾の歌う Beatles の「In My Life」が会場に響く。2022年の武道館のときのものに、シンセとかが少し入ったマイナーアレンジバージョン。

このときセンターステージ上部に吊されたスピーカーやスクリーンが下に降りてきますが、高さのあるアリーナなので降りてくるのがかなり時間かかっていた記憶があります。宮城ではすっと降りてきたのですが。

メンバーが再びステージの上に上がり、センターステージまで設置された花道の上を歩いて行く。そしてそれに続き省吾もセンターステージへ向かう。

「Are You Ready !?」
「1・2! 1・2・3・4 !!」

11:MAIN STREET

楽しいサックスと共に演奏がスタート。
このときからセンターステージ上部のスピーカーがメインになって音が出ますが、やはりさいたまスーパーアリーナだと広いこともあって、メインステージに比べて音圧が途端にガタンと下がりました。
このあとセンターステージ終盤の「ラストショー」あたりでは、かなり音を取り戻していた感じがしましたが、特にこの1曲目「MAINSTREET」では全体的に演奏が遠い感じでした。
終盤ドラムと省吾の歌唱だけになり歌う場面
「We are going down~ Down by the Mainstreet ♪」
途中で『ダウンバイザメインストリートッ!!』というコーラスのみのパートが挟まるマイナーアレンジ。

続いて小田原さんのドラムに合わせて、省吾がシャウト。
「OH~ YEAH!!」
『OH~ YEAH!!』
「OH~ YEAH!!」
『OH~ YEAH!!』
「1・2!! 1・2・3・4!!!!」

12:さよならスウィート・ホーム

ホーン隊の演奏がクラクションのように響く。
全体的に薄ピンクの照明がアリーナ内を駆け巡る。
終盤のコーラスパート
「グッバイッ スウィートホーム~ (ホーン隊のフレーズ)」
もっと有名になって、コールアンドレスポンスしたいなあ。
2019年のFFF(ファンクラブ会員限定ツアー)で聴いたアレンジ
「グッバイッ スウィートホーム~ ん~ グ~ッバァイ~ ♪」
が一度聴いたっきりですが好きすぎて。

13:終りなき疾走

ド安定のこの曲。
青と白の照明がフラッシュでたかれながらアリーナ内をぐるぐる回る。
2022年武道館からホールツアー、そしてこのアリーナツアーと約3年連続で演奏されているにもかかわらず、「もういいよ感」がないですよね。
何度見ても格好いい。

「終りなき疾走」が終わり、歓声と拍手の中小田原さんがカウントを取り、河内さんのしっとりとしたピアノが始まる。
アリーナ内の照明がちょうど円を描くかのように回転して点滅する中、省吾はリズムに合わせてフィンガースナップ(指パッチン)をする。
そして四方にいる観客に向かってフィンガースナップを煽り、観客もそれに合わせて手拍子やフィンガースナップをする。その乾いた音がアリーナに響く中、省吾のMCが始まる。

「センターステージをやるのは2011年のとき以来なので、なんと12年ぶりです」
「さて、今回のツアータイトル、「ユース イン ザ ジャーク・・・、ジュ、ジュークボックス・・・」
なんとここでツアータイトルを噛んでしまう珍しい光景が。

「ジュークボックス!! 『青春のJUKEBOX』って意味なんだけど、俺が子供の頃JUKEBOXに凄い憧れてね。もし家にあったら、学校から帰ってきて今日はあの曲をかけよう、とか思っていました。当時はスマホとかもないレコードの時代、音楽を気軽に聴けるような環境ではありませんでした。なので聴きたい曲があればレコードを買うか、ラジオで流れるのを待つかみたいな感じでした」
「当時はスマホとかじゃなくてレコードの時代で、音楽を気軽に聴けるものではありません。聴きたい曲があればレコードを買うか、ラジオで流れるのを待つか。だから硬貨を入れれば好きな曲を流すことのできるJUKEBOXは本当に憧れでした」

「後の時代では・・・知ってるかな? カセットウォークマン」
「知らないはずないよね(笑)だってもろ世代でしょ?」

観客、爆笑
「カセットテープが登場して、2本入れられるようになりダビングができるようになったんだよね。それで好きな曲を詰め込んだ自分だけのカセットを、・・・好きな人に送ったりしてなかった(笑)?」
「・・・まさかそこに俺の歌入れて渡してたって人いないよね???」
「・・・駄目だよそれじゃ(笑)上手くいくはずがない・・・」

そういえばですが。
この日は映像収録が入っていたことが大きいのか、全体的にかなりキビキビとした進行だったと思います。MCとかも遊びがなく、タイトな感じ。例えば今記してるMCも、宮城の時は上のテープのことを「お好みテープ」と呼んでいた話とかもう少し長かったイメージでしたが、さいたまならではのMC的なものや、今日どこから来たのかという質問などが全くなく、ちょっと寂しい感じに。
MC等での言い間違え等が色々あったり、年明け1本目でちょっと緊張されてたんでしょうか。

「そんなJUKEBOXに入れたレコードは、今で言うプレイリストだよね」
「・・・あれ、プレイリストってご存知ですか?」

爆笑。
「私のコンサートは本当に年齢の幅が広いので・・・。プレイリストを知ってる人は、カセットウォークマンを知らないし。カセットウォークマンを知っている人は、プレイリストとかサブスクとか『なにそれ?』って感じだし・・・、気使うわ~~(笑)」
「今日のコンサートではそんなJUKEBOXにコインを入れたように、今日歌う曲があなたのプレイリストに、JUKEBOXに入っていたら良いなと思います」
ここで大きな拍手に包まれる
「次の曲は、1976年ファーストアルバム『生まれたところを遠く離れてからです』・・・」

そうして伴奏がそのままシームレスに、演奏に繋がっていく
「Wow wow ~ 」とハミングしながら歌い出す省吾。

14:青春の絆

アリーナ内をゆっくりと回転するようにまわる薄ピンクの照明が印象的でした。音数が少ないこのアレンジも、3回聴くとだいぶ慣れてきました。

「先程も言った通り、センターステージに戻るのは12年ぶりです」
「あの頃、町支くんはまだ50代・・・いや60代なったのか(笑)そして俺もか。ということは皆さんも・・・(苦笑)」
「どうだろ、アレ・・・やってみる??」
会場内に湧く拍手。
「これをやり始めたのは、さらに昔2001年のセンターステージだったんだけど、その時の映像でこんなこと言ってるんだよね。『これからセンターステージをやっていくとき何年・何十年経とうとやっていくからね!』って・・・(笑)」
「あの言っておくんだけど、俺は別に皆さんの年齢が知りたいわけじゃないんだよ(笑)」
「今日このさいたまスーパーアリーナには、18,000人ほどのお客さんが集まってくれてるんです」
ここで大きな拍手
「その18,000人っていう中に、『俺は私はここにいたんだぞ!』と自分の存在をアピールしてほしいんですよ!」
「ということで、久しぶりの『年代別チェック』のお時間です(笑)」

省吾が名前を呼ぶと、その世代の観客の姿がセンターステージ上部のスクリーンに映される。

ざっくりとですが、覚えてるメモ書きで。
10歳未満、広い空間のところどころから聞こえてくる声に、温かい拍手が。
10代20代もそれなりに増えてました。
30代40代がやはり少なくなっていて、どこも同じなんだなと。
そして圧倒的50代。アリーナのほぼ半分いくのではという地鳴り。
それに負けない60代。50代までは行かないものの、体感3分の1はいらっしゃった気が。
70代もそこそこ。私の隣の女性が50代前半ぐらいかなと思っていましたが、なんと70代で両手を挙げて叫ばれていました。
80代以上、アリーナ左真ん中のところに元気なお父さんが!!
スクリーンに映されて驚きの声と大きな拍手が響き、そのお父さんがにっこりと笑いながら両手を大きく振る姿が印象的でした。

「みなさんありがとうございます! でもこれ10年後もやってたらどうしよ(笑)」
「『町支くんと同じ80代~~!』とかって(苦笑)」
「・・・でもそうだったらいいよね」

ここで大きな歓声と拍手。

「そんな様々な年代の方が集まってくださったさいたまスーパーアリーナ。この18,000人近くのみんなで、一緒に歌ってみようか! まだまだコロナやインフルエンザがご活躍されていてマスクを外せない状況かもしれませんが……、そして俺もインフルにお世話になってしまいましたが(笑)」
「みんなで一緒に歌おうか!」

15:19のままさ

宮城では2日間「悲しみは雪のように」だったこの日替わり曲、念願の「19のままさ」を聞くことができました!!嬉しい!!!
オリジナルとタッチがほとんど変わっていない印象でした。
若干変化あったなと感じたのは、サビの後半「♪でも僕ら~」からだんだん強くなるコーラスのハモりが気持ちよかったところでした。

16:ラストショー

みんな腕振りワイパーをしてました。
スタンド席から見ると、会場がレインボーに点滅しぐるぐる回転する照明がやはりとてもきれいでした。

演奏が終わり、大きな拍手と「ここでミュージシャンを紹介します!」

16.5:In The Mood

グレン・ミラー楽団の名曲「In The Mood」が流れる。2022年ホールツアーのオープニングを飾ってましたね。レインボーに染まる照明の中、省吾が紹介を始める。

「ドラム 小田原豊!
ベース 美久月千晴!
オルガン&シンセサイザー 福田裕彦!
ピアノ 河内肇!
ギター 長田進!
サクスフォン 古村敏比古!!
ギター&ボーカル 町支寛二!

続いてメインステージ!
ボーカル&ピアノ 竹内宏美!
ボーカル 中嶋ユキノ!

トランペット 五反田靖!
トロンボーン 半田信英!
トランペット 佐々木史郎!」

省吾がセンターステージからメインステージの戻る際、センターステージと花道の間の段差で足を取られ、こけそうになる場面が。会場からヒヤッとした声が響くちょっとしたハプニングが。

「ミュージシャンにもう一度大きな拍手を!」

メンバー紹介中、ホーン隊の演奏以外は録音されたものが流れていましたが、ミュージシャンの紹介を終えて省吾がメインステージに戻った後、録音されたものに合流するようにバンドの生演奏に繋がる感じでした。6小節ぶんくらいでしたが、やはりこのメロディが好きです。

演奏が終わり、ステージ全体がブルーの照明に照らされ、福田さんのオルガンが会場を揺らす。
それに続いて河内さんのピアノが闇を切り裂く。

17:ON THE ROAD

気になっていたスクリーンのツアートラックのデザインですが、ロゴ等が入っていないただの無印真っ白トラックでした。

終盤、いつもならドラムソロが入るところで暗転、
流れるように会場全体に電子音が響く。

より現代のダンシングナンバーのようなテクノ調SEが入る。
スクリーンには、惑星をイメージした水玉のようなものがたくさん映し出される。
「Show Me Your Way J.BOY!!!」

18:J.BOY

そうして始まるいつものJ.BOY。
冒頭の電子音以外は、基本的に2016年から続くアレンジ。

今回はスクリーンの映像をかなり集中して見ていました。
惑星や歯車などがコラージュアニメーションとして出てくる中、ものすごく印象に残っていたのが、足の生えてる潰れた空き缶でした。

個人的に空き缶マンと呼んでます。

大きな盛り上がりの中、再びまぶしいフラッシュとドラムが・・・!

19:明日なき世代

最後の「Wow wow~」の大合唱、なんか宮城の時より短かったような・・・?
というのも宮城公演にてこの大合唱をした際、「明日なき世代」の最新映像「ON THE ROAD 2022 Live at 武道館」内の大合唱よりも長く演奏していたと記憶していました。ただこの日は武道館映像と同じ長さだったような気がして(あの映像の大合唱シーンは何度も何度も繰り返して見ていたので、間違いな感じはしなかったのですが)

怒濤のロックショーが終わり、
大歓声の中静かにピアノが鳴り響く。

「ありがとう」
「ここ数年、自分の中のテーマで『ソングライターの旅』というものがあります。その人生の旅の終わりがどこになるのか、そしてその旅路の終わりのときに、自分がどうなっているのかということについて考えるんですけれども」
「最近思うのは、『自分を0(ゼロ)にする』ってことなんじゃないかなと」
「全てにおいて、自分の中のあらゆるもののバランスをとって、ゼロにしてゆく・・・そんなところを目指した旅なのかなと思います」

「でも今はまだ全然、自分がゼロに達しているわけではないので、もう少し・・・この旅を続けようかなと、思っています」
ここで今日一番といってもいい大きな歓声と拍手。
「でもこの旅は1人じゃ寂しいので」
ここでステージのミュージシャン全員にスポットライトがあたる粋な演出が。
「ここにいるバンドメンバーや今日集まってくれた皆さんと一緒に、旅を続けて行けたら、嬉しいです」
「今夜はどうもありがとう!」

20:家路

河内さんのピアノが、おなじみの名曲を奏でる。

巨大なスクリーンには、三日月から始まり、朝明けのビル街が映る。
やがて昼のビル街、そして再び夕焼け。
そして大草原の絶壁。

そして孤独なエゴは~
疲れたからだ~次第になにも~
青く沈んだ夕闇に~うかぶ街を見下ろし・・・
どんなに 遠くても~

ここはもう曲の持つ荘厳さと演出がとてもよく合っていたシーンだと思います。

演奏が終わり、省吾とメンバーは手を振りながらステージを降りる。


場内はアンコールの手拍子を始める。
ずっと立ちっぱなしだったので、ほとんどみんな座りながらアンコールを求める。

ステージ上が再び照らされ、メンバーが再登場する。
それぞれ持ち場につき、福田さんが手拍子で客席を煽る。

帽子を被った省吾も再登場。

「アンコールどうもありがとう!」

ここで今回のセットリストが「生まれたところ~」から「J.BOY」までの10年間のみでセットリストを組んだというMCがなく、すぐに次の曲へ。

21:SWEET LITTLE DARLIN`

省吾が歌唱中は省吾の姿が、それ以外の演奏シーンではこんなアニメーションが。

最後の窓から見える景色。
繋いだ手、草むらで走る子供たち、犬など・・・
これらは『守りたいもの』という意味なのかなと考えながら曲の世界に浸りました。

静かな演奏が終わった後、いきなり大音量でカラフルな演奏が始まる。

「Are You Ready!?」
「ROCK & ROLL !!!!!!」

ノースリーブのシャツを着た省吾が叫ぶ・・・
リズミカルにドラムが鳴り、ホーンがうなってゆく・・・!!!!
「Wow wow ~ 今夜は ごきげん~~」

22:THE LITTLE ROCKER`S MEDLEY
(今夜はごきげん~HIGH SCOOL ROCK’N’ROLL~あばずれセブンティーン)

ノースリーブの省吾を見るたびに、三度思ってしまいます。
「あなたホントに70歳ですか?」と。

「このロックメドレーをやっていたのは、1980年の後半……、じゃなかった! 1980年代の前半!!(笑)」
ここでまたもやMC間違い(笑)
今日は珍しい日でした。もし映像作品が発売されるとしたら、ここの部分は2日目の映像が使われそうですね(笑)
「当時よくこんなことをMCで言っていた・・・」
「『今日ティーンエイジャーはいるかい?俺が10代の頃こんな言葉が流行っていた・・・。Don't trust over 30! 30歳以上のやつらを信用するな、ってことなんだけど。ところが俺もとうとう30になってしまった・・・でもステージの上でロックンロールやってるときは今も変わらずティーンエイジャーだっ! オーイエ~~~!!』」

「・・・なんて言ってたのがもう40年前(笑)」

「それで俺は今夜自分に問いかけたいわけ・・・、70歳になった今でも、ロックンロールやってるときは、変わらずティーンエイジャーなのかって・・・。どうなんだ~?」

そう言い町支さんのほうを見る
「どう思う町支・・・?」
町支さん、腕を組み顔をしかめる「どうなんだ~~」

「・・・答えは――OHHHH YEAH!!!!!!!!!!!!」
「♪ ラジオで聴くのはRock'n'roll ~!!」・・・

間奏では、バンドメンバーそれぞれがソロで、とにかく素晴らしいプレイを見せてくる。
エッジの効いた長田さんのギター
切れの良いフレーズを何度も繰り返すホーンセクション
軽やかに跳ねる河内さんのピアノと
踊る美久月ベース
頭を振りながら暴れ狂う福田さんの暴走オルガン
お尻をふりふりしながらギターをつま弾く町支くん。
省吾もハープを取り出し、吹き鳴らす。
コーラス隊は、それまでのリズムを取るような動きではなく、もう完全に踊っている。

最後には「OH YEAH ! 」のコールアンドレスポンス。シングル盤と同じように、終わると見せかけて何度もしつこいくらいリフレインを繰りかえすところまで再現。
「Welcome back to the Rock Show !! 」
「Thank You !! 」

 怒濤の爆音ロックメドレーを終え、ステージを降りるミュージシャンたちに、疲れ切ってくたくたになった観客がなんとか拍手を送る。拍手の量が、最初と比べて大分元気がなくなっていることから、観客の疲労度がわかる。



2度目のアンコールに応えてステージの戻る省吾とメンバー。

一列に並びお辞儀する。
観客は最上級のロックショーに、最上の敬意を込めて拍手と歓声を送る。

「今夜はどうもありがとう・・・!」
「気がついた方もいらっしゃるかも知れませんが・・・今日のセットリストは、1976年『生まれたところを遠く離れて』から1986年『J.BOY』までの10年間に作った曲のみで、セットリストを組んでみました・・・!」

先程なかったMCは、どうやらここで挟まれる流れになったのでしょうか。

「今日の会場の多くを占める50代くらいが、40年前・・・、10代20代の青春時代に聞いていた曲だと思います。今日演奏した曲があなたの青春のJUKEBOXの中に入っていたら嬉しいです」
「そして今日ここにいる若い世代、・・・俺にとっては40歳以下は若い世代なんだけど(笑)、若い皆さんは今日演奏した曲が、これからのあなたの青春プレイリストに入ってくれたら嬉しいです」
「今夜はどうもありがとう!」

23:君が人生の時・・・

1番では渚園の映像(リハーサル~開場まで)
2番ではステージ上での現在の省吾の姿
大サビでは再び渚園の映像(開演~のステージの様子)

過去と現在、その中でその時々の『人生の時』を重ねながら、再び未来に向かってゆく・・・

静かに壮大に、演奏が終わる。
大きな拍手と歓声に包まれた会場を満足そうに見渡し、省吾は手を振りながらステージを降りる。
そしてバンドメンバーもそれに続く・・・

ツアーのメインビジュアルがスクリーンに映し出され、
グレン・ミラーの「ムーンライト・セレナーデ」が場内に流れる。

「以上をもちまして、本日の公演は全て終了いたしました――」

こうして埼玉公演1日目JUKEBOXの電源も、落ちていくのでした。
明日もあるのですが、私は不参加。
そしてこれが最後の2023年アリーナツアーの参加。1ツアー3回参加という、経験したことない領域でしたが、細かいところをしっかりと見ることができてよかったです。ありがとうございました!


……とか思いながら、ぼんやりと「ムーンライトセレナーデ」聴きながら、半分以上空いた座席と、出口に行列ができる様子をぼーっと眺めていたら。
スクリーンの映像に変化が。

こんな画像と共に、サングラスをかけた竜のイラストが
時折横切るアニメーションが。

素敵な新年のメッセージが。
そうでした。年明け初公演となるこの日でしたが、省吾のMCからは「あけましておめでとう」だったり、数日前に能登半島で起きた悲惨な災害について触れるといったことはありませんでした
その代わりJ.S.Foudationの募金などが積極的に展開されています。
個人的な考えですが、2011年3月東日本大震災の際、翌月4月からコンサートツアーをスタートさせた際は様々な思いを話しながらも前向きにツアーをされていたと思われますが、今回の場合はまだ発生から4日しか経っておらず被害の規模や死傷者数すら把握できていない状況でした。
まだなにも癒えていない状況で言葉をかけるのではなく、それよりもまず行動で示すというスタンスなのかなと受け取りました。

被害に遭われた皆様が、傷を悼む余裕ができるようにお祈りいたします。

SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2023
Welcome back to The Rock Show
youth in the ”JUKEBOX”

2024年1月5日(金) さいたまスーパーアリーナ
16時30分開場 18時開演

01:愛の世代の前に
02:壁に向かって
03:HELLO ROCK & ROLL CITY
04:BIG BOY BLUES
05:いつかもうすぐ
06:もうひとつの土曜日
07:愛しい人へ
08:DANCE
09:東京
10:MONEY
10.5:【The Moonlight Cats Radio Show Special】
11:MAIN STREET
12:さよならスウィート・ホーム
13:終りなき疾走
14:青春の絆
15:19のままさ
16:ラストショー
17:ON THE ROAD
18:J.BOY
19:明日なき世代
20:家路
Encore 01
21:SWEET LITTLE DARLIN`
22:THE LITTLE ROCKER`S MEDLEY
(今夜はごきげん~HIGH SCOOL ROCK’N’ROLL~あばずれセブンティーン)
Encore 02
23:君が人生の時・・・


おまけ

さて。
予定通り9時頃終演し、のんびりしながら開場を後にしました。

埼玉からの帰りは、3時間後の午前1時の夜行バスの予約を取っていました。それまで大分時間があったので、徒歩10分くらいのファミレスに入り、このライブレポを書くためにたくさんメモを取ったり、ご飯食べたりとのんびり過ごしていました。

ちなみに今回の埼玉編では、レポート用紙3枚にびっしりメモ。

そして1時になろうかという頃。
よしバス停へ行くかと思って調べると、なんとテキトーに乗り場に指定していたところがさいたまスーパーアリーナの真ん前、ツアートラックのある場所の反対車線ではないですか! びっくり!(ちゃんと調べとけ)

バス乗り場から見た景色。
上がさいたまアリーナ、真ん中奥に見えるのがツアートラックです。

せっかくなのでバスまで残り10分というところでしたが、アリーナ周辺を最後に散策することに。
階段を上り、アリーナまでの連絡通路へ出ると。

さっきまで2万人近くの人がいたアリーナ周辺が、静寂に満ちていました。
ブルーの照明が良い味出しています。ひっそりとした特別感。

明日もまたたくさんの観客を迎えるアリーナ。
しばしひっそりと休息のとき。

ツアートラック周辺もがら空き、写真撮り放題。
これがアリーナ敷地内部じゃなくてラッキーでした(一応ここはただの連絡通路なので深夜でも普通に通れます)。

バスが来るまでの間、独特の経験したことのない余韻に浸りながら。
急にもうこのツアーに参加できないのだと思ってセンチメンタルな気分に。

めちゃくちゃ名残惜しみながら、到着したバスに乗り、
ツアートラックが見えなくなる最後の最後まで、窓から覗いていました。



最後までご覧いただきありがとうございました

2024年1月20日


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