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詩集 陽光のかほり・・・ 第13篇「謡うように 奏でるように・・」


貴方は 気分が良いと 鼻歌なんかを謡っている

けれど 悲しみに暮れている時に 歌は溢れ出して来ない

世にある 単音それぞれは

悲しみや 喜びの役割など 纏わず存在している

それでも 気分が良い時は 鼻歌にハミング

けれど 悲しみに暮れだすと 歌は貴方から消失している・・

鳥達は 朝陽さえ浴びれば

怪我をして憂鬱だとしても 餌に恵まれなくても

そんな 外側の事象は脇に置き

先ず その朝陽に 感謝と歓喜を捧げるが如く

毎朝 欠かさず さえずりと言う歌を捧げる

何故人は 悲しみに暮れる前に

何れ その悲しみが 過ぎ去る事を知っていながら

謡うように さらさらと 悲しみをやり過ごせないのだろう・・

喜びと悲しみは 表裏一体

そんな真理から 遠ざかり

今日も 貴方は 悲しみに暮れるのか?

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