犬の検査数値

【犬の腎臓関連の数値】
総蛋白/LDH/クロール/クレアチニン/尿酸/BUN/Na/K/Ca/無機リン

この中で特に獣医師から説明を受けることが多いのがBUN・クレアチニンです。

■BUN→結成尿素窒素
たんぱく質は体内で分解されるとアンモニアになり、アンモニアは更に肝臓で無害な尿素に作り変えられ排泄されます。BUNはこの尿素を指します。

腎機能が低下するとBUNは血液中からろ過されず蓄積され高い数値となり、低い場合は肝障害、低たんぱく血症、尿崩症などが考えられます。

■クレアチニン
筋肉を動かすために必要なエネルギーを生み出す際に生成される副産物ですが、体にとっては不要なため尿中に排泄されます。

腎機能が低下すると血液中からクレアチニンを除去する機能が低下し、血液中のクレアチニン濃度が上昇します。
腎機能が低下すると数値が上がるので腎機能の指標として有用な検査項目です。

検査数値には聞きなれない言葉や用語がたくさんありますが、これらは“慣れ”でもあります。

犬の健康管理のために項目や意味、それが表す体の状態を把握するのは、飼い主としては最低限押さえておきたいところです。

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