心を動かされるのが苦手、けどその本質は
新幹線よりも普通電車が好きだ。
高速道路よりも自分のタイミングで地に足がつける下道が好きだ。
目まぐるしい変化のあるアクション映画よりも、美しい映像やひとの心の機微に重きをおく映画のほうが好きだ。
深い海に潜るダイビングよりも、浅瀬で地や水とただ戯れているほうが好きだ。
赤よりも、青が好きだ。
こんな感じでわたしは スピードのあるものや、心を激しくかき乱されることが苦手である。
けれど、たまに そういう場に身を、というよりも
いつのまにかそこにいるんだけど
そこで芽生える感情(情動?)が、とても高く
ある種の“ゾーン”のような次元へ連れていってくれることがある。
それは「しよう!」としたときよりも 身構えていないときに、
滲むように 溶け込むようにして
とても自然なカタチでやってくる。
その瞬間をより強く感じたいためにわたしは低空飛行を心がけているんじゃないかとさえ思う。要は、「他力本願」…。
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