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メモは捨てるために書くのだ



記事にするまでもないけど、そのまま捨てるには惜しい。そんな雑多なあれこれを寄せ集めてみました。

これは、肩書きのない自己紹介です。

これまでオタクの感情をつらつらと書いては垂れ流してきたけれど、自己紹介ぽい内容は書いていませんでした。

よーーし、自己紹介しちゃうぞ!と思ったものの、バンタン、会社や仕事のことを除けば大した趣味も特技もないので、特筆すべきことは何もありません(あぁ、情けない.…)。


その代わり、ではないですが、日頃思っていることや考えている取り留めのないわたしのメモを紹介します。


メモは捨てるために書くのです。自己紹介として使ったあとは、丸めて捨てちゃいます。



元カレとの関係


バンタンに沼入りする前に好きだったバンドがあります。

いくつかあるのですが、とりわけBUMP OF CHICKEN(バンプ)が大好きで、青春と呼ばれる時代は彼らの音楽とともに過ごしてきました。

きっかけは、高校生のころに友達が貸してくれた彼らのデビュー曲「ダイヤモンド」です。「何回転んだっていいさ」からはじまるその曲は、「弱い部分 強い部分 その実 両方が かけがえのない自分」を肯定してくれるもので、弱い自分が嫌でたまらなかったわたしの胸のど真ん中にぶっ刺さったときの衝撃は今でも覚えています。歌詞の最後には、いつか旅に出るそのときに「迷わずこの唄を リュックに詰めて行ってくれ」とあるのですが、まさにいいときも悪いときも、わたしのリュックにはいつもこの唄をお守りとして入れて歩んできました。

その後一気にバンプの楽曲に惹かれ、新譜を心待ちにし、ライブへ行き、はじめて生歌を聞いたときの感動は忘れられません。

よい曲ばかりで厳選するのがめちゃくちゃ難しいのですが、NHK『みんなのうた』にも採用された「魔法の料理~君から君へ~」はぜひおすすめしたいです。


歌詞は、おそらく今はもういない人(歌詞の中では「ひげじい」と表現されている)との思い出が散りばめられていて、成長した自分が子供の頃の自分に問いかけるように展開していきます。「君の願いはちゃんと叶うよ 楽しみにしておくといい」という歌詞が出てくるのですが、そのあとに「でも覚悟して」というフレーズが続き、どうしたって続いていく人生に対して、けっこうシビアな「今」を感じさせてくれます。過去のいろいろな出来事はすべて「今」に還元されていくことを教えてくれる曲で、すこしヒリヒリする曲でもあります(わたし的に)。

綺麗事を並べるのではなく、「でも覚悟して」と言ってくれるところがとてもバンプらしいところでもあり、彼らからたくさんの優しさや強さを教えてもらいました。

これを聴いた当時はこの曲の良さをあまり分かっていなかったのですが、時間を置いて聴くと自分なりに理解し解釈できるようになり、自分が少し大人になったことを感じさせてくれます。きっとまた時間が経った後に聴くと別の感慨深さもありそうで、人生の節目に答え合わせをするように聴き続けていきたい一曲です。



あれだけ心躍らせて、心震わせながら聴いていた彼らの楽曲も、社会人になってからはあまり聴かなくなってしまいました。

彼らのことが大好きな気持ちは変わらないし、楽曲に込められた普遍的で真理的なメッセージは今でも錆びることなくわたしの中で輝き続けています。

それでも前より聴かなくなったのは、わたしが制作当時の彼らの年齢に近づいたとき、社会を知り、現実を目の当たりにして、楽曲に込めた想いや背景をより理解するようになったからだと思います。

ときに純粋でまっすぐな彼らの楽曲の世界。時間の経過とともにわたしはそこに没入するのではなく、その世界をすこし離れたところから見るようになりました。

けっして嫌いになったわけではなく、あの頃よりすこし大人になったわたしは、今のわたしに必要な音楽に出会い、バンプの音楽とは心地よい距離感を保っている、そんな関係性に変化しました。

(元カレみたいに語るのやめい。)

・・・このままだとバンプおすすめソング特集になりそうなので、とりあえずこの辺りでやめておきます。

他にもASIAN KUNG-FU GENERATION、くるり・・・語りたいバンドや曲はたくさんあるけれど、これだけで一本の記事ができそうなのでまたの機会に。(フラグ)

あ、リアル元カレ話しじゃなくてすみません(と言っても、だれも興味ないですよね)。なんか釣りタイトルみたいなことしてすみません。


沼だって浸かって気持ち良ければそれはもう温泉なのです


温泉。わたしにとってのそれは防弾少年団。

今のわたしを語るうえで不可欠で、noteを始めたきっかけにもなった人たち。そして、ありがたいことに、彼らがきっかけとなり、このnoteとTwitterを通じて人とのつながりもできました。まさに彼らはわたしの世界を全方位に広げてくれる存在。これも書き始めると長くなる予感しかないので、ご興味あれば以下の記事を読んでくださるとうれしいです(ちゃっかり宣伝)。



料理が好きです、でも料理が出来上がる工程はもっと好きです


タイトルを読んで某引っ越しセンターのCMを思い出した方は、きっとわたしと同世代ですね。

クックパッドのレシピと冷蔵庫の中の食材とを見比べながら、食材に無駄が出ないようなメニューを決めて、狭い作業スペースを効率よく使い、いかに使用する道具を少なくし、洗い物が極力出ないように段取って、炒めるタイミングを図り、主食が出来上がるまでの調理時間から逆算して副菜作りにとりかかる。味はさて置き(置いちゃダメ)、この工程が好きなんです。工程通りに出来上がると「今日もいい仕事したな~~!」なんて達成感まであって、ちょっと気分がよくなります。

野菜を切っているときは無心になれるので、気分転換のために野菜を切りたいという目的のために料理をすることもあります。
出来上がるとビール片手につまみ食いして、食卓に上げる前にキッチンで食べ終えてしまうこともしょっちゅうです。

最近、ストウブ鍋を購入しました。ただひたすら野菜を切って鍋に入れるだけで、あとは鍋におまかせ。コトコト煮るだけで簡単に美味しく出来上がるので、とっても重宝しています。もっと早く買えばよかったな~~。


曇った空も好きです


大好きなドラマ「カルテット」で忘れられないセリフがあります。

どうして曇ってると、天気悪いって言うんですかね。
良いも悪いも曇りは曇りですよね。
わたしは 青空よりも曇った空のほうが好きです 。

TBS系「カルテット」(2017) EP.1 


物事を良い悪いで判断しがちですが、曇りは曇り。良し悪しは人それぞれ。なんでも勝手に決めつけて、他人に自分の価値観を押し付けてしまわないようにしたいです。

わたしも曇った空、すきです。


サマパケよりウィンパケがすき


冬×もこもこ少年団、それすなわち最高。

2020年のウィンパケ、数あるバンタングッズの中でいちばん好きなんです。
大好きな北欧(しかもフィンランド)、着こんでもこもこになった推し(カワイイ)が雪に戯れてきゃっきゃしている姿(かわいい)とか、致死量レベルの可愛いが大渋滞している神コンテンツなんですが、兎にも角にもこのときのユンギさんのビジュが大優勝でした。全わたしが選ぶユンギさんベストオブビジュに見事(勝手に)ノミネートされ、ついに(ついに)殿堂入りするくらいに大大大大すきなんですっっっっ(興奮)。

ゆるゆるふあっふあウェーブにミルクティーのような髪色、雪のように白く透き通る肌、そしてなんといってもベージュのダッフルコート!!!ダッフルコートですよ???!?!?!?!こんなダッフルコートが似合う成人男性(しかも中の人はゴリゴリのラッパー)います!?!?!!!いませんよね!?!?!!!(圧)

儚さとか愁いとか、そういう見えない淡い色を全部まとって水辺に佇むユンギさんの美しさたるや・・・そのまま消えてしまいそう・・・消えないで・・・


殿堂入りしたユンギさん




冬のユンギさんについてはまだまだ話し足りないのですが、ここでお話ししたかったのは、ウィンパケのことではありません(違うんかい)。

わたし、季節は夏よりも冬が好きなんです。

単純に冬生まれだから、というのも理由の一つなんですが、特に12月特有の空気感にわくわくするんです。街中がクリスマス仕様になって煌めいていて、クリスマスが終わったころは「これ今やっても年明けにやっても変わらないよね~」なんて諦めモードに突入し、会社も仕事も徐行運転し始めるところとか、新しい1年のはじまりを迎える瞬間とか、気持ちはずっとそわそわして落ち着かないあの感じ。お気に入りの白ニットとコートを着込み、いつものカフェで飲むいつものコーヒーは、そんなせわしない日常に束の間の余白を与えてくれてほっとします。

そういえば、旅行も冬に出かけることが多い気がします。フィンランドへ行ったのも雪の降る寒い季節でした。あぁ、冬の少年団…(スタートに戻る)。

そんなわけで、わたしにとって冬はすこし特別なんですが、子どものころに通っていたピアノ教室の先生に「どの季節が好き?」と聞かれ、迷わず「冬」と答えたときに、「冬ってなんかイメージが暗いよね」と言われ、幼いながらも少しショックを受けた記憶があります。

明るくても暗くても冬は冬なんです。
わたしは明るいイメージの夏よりも暗いイメージの冬のほうが好きです。

先のカルテットのセリフじゃないけれど、好き嫌いは人それぞれですよね、という話しでした。


ちょうどいい箱がないんです


自分の気持ちを表現することが苦手です。

noteを書いておきながらこんなこと言うのもアレですが、気持ちを表現する文章を書くことに苦手意識があります。なんというか、表現しようとする瞬間、その気持ちにピッタリくるものが見当たらないような気がして。わたしが持つ数少ない語彙の中から、その気持ちにもっとも近しい表現を選んでみるのですが、もうそれって似て非なるもので、もはや別モノなんだよな~と思ってしまうのです。

例えば、モノを送るためにぴったりなサイズの箱を探そうとしても、なかなか見つからないことってありませんか?手元にある箱はすこし大きかったり、小さかったり。大きい箱しかないときは、緩衝材を使って隙間を埋めようとするけれどうまく埋まらないし、小さい箱しかないときは発送すること自体を諦めたくなったりします。とにかく発送作業が苦手なんです。

あらゆるサイズの箱(語彙)と緩衝材(補強)をたくさん備えておいて、どんなモノでも発送する(表現する)ことができるようになりたいなぁと思っています。noteを書くことは、その訓練でもあったりします。


悩むよりGO


ARMYの方ならご存じですよね。そう、あの「GO GO/고민보다 GO」(悩むより行こう)です。

バンタンは社会的なメッセージを楽曲に乗せてわたしたちに届けてくれますが、この曲は韓国の若い世代が経済的、社会的圧迫により自分自身の生活に余裕がなくなり、恋愛、結婚、出産、就職…たくさんのことを諦めざるをえない状況を表わしていると言われています(少なくともわたしはそのように捉えています)。

「お金」をテーマにしたこの曲、歌詞には"YOLO=You Only Live Once(人生は一度きり)"というフレーズが出てきます。わたしの大好きな曲であり、フレーズの一つです。

突然ですが、数年前、わたしは新卒で入社した会社を3年で退職し、以前より興味のあった分野の勉強するためにフルタイムの大学院生になりました。理系の私立大学だったので学費がどちゃくそに高く、何度も預金残高の底を見ましたが、どうにかこうにか学費も単位も収めて修了しました。今思えば十分な資金もないまま会社を辞めて院生になったことは、見切り発車の衝動的な行動だったかもしれません。お金が貯まるまで先延ばしすることもできたはずですが、この意欲をいったん失うともう二度と院試を受けることはないかもしれない、そんな思いもありました。あのとき、わたしの行動を後押しするものは"YOLO"の精神、ただそれだけだったと思います。

将来に対する不安は今も尽きません。でも、悩むよりGO。後先のことはあまり考えすぎず、少ないお金を寄せ集めてでも、今の瞬間を楽しみながら生きる。わたしが大切にしている価値観です。

(せやかて工藤、そうは言うても貯金はしとこうぜ。。。)



韓ドラを見るとラーメンが食べたくなる


コロナになってから韓ドラを見るようになりました。

韓ドラって、必ずといっていいほど毎回食事のシーンがありますよね。しかもめちゃくちゃおいしそう。夜に見ると完全に飯テロで、無性に辛ラーメンが食べたくなる(結局食べる)ところまでがセットだと思っています。

ドラマの中の人たちは、どんなに忙しくても食事は欠かさないし、一人で食べるシーンも少ないように思います。「ごはん食べよう」の一言は、他のすべてを凌駕するパワーワードであり、悲しいときも喜びを分かちあう時も、そこにはやっぱりごはんがある。食事は大切なコミュニケーションツールで、韓国でごはんがもつ特別な意味を感じたりしています。

ご時世的に気軽に人を誘って食事に行きにくくなってしまいましたが、大切な人とごはんを囲んでたわいもない話しをする、そんなささやかな日常がとても愛おしいです。

ちなみに、これまで見た韓ドラで好きなのは「賢い医師生活」と「ヴィンチェンツォ」です。来世は小児科医になってアン・ジョンウォン先生と働くか、マルタ島に行ってバッチバチにかっこいいカサノファミリーの一員になることが夢です。


真夜中の〇〇が好き


昔から宵っ張りで、夜行性です。

真夜中にする散歩が好きです。
学生時代は真夜中のTSUTAYAまで散歩してDVDを借りるのが好きでした。
歩き疲れたときに入る真夜中のカフェが好きです。
カフェからの帰り道に立ち寄るスーパーマーケットが好きです。
春は真夜中の神社で桜を眺めながら休憩するのが好きです。

真夜中。

深い沈黙。あらゆるものが息を凝らし、冷たく固まる時間。
朧月夜。空気が重々しく澄んでいき、黒い影からこぼれ落ちていくかすかな光。
この世のものではない何かが身を潜める気配。

いつもの街なのに、夜の闇に包まれたその街は、わたしの知らないもうひとつの街の素顔が現れる。

昼間とは見た目を一変する、真夜中に流れる時間が好きなんです。

やがて天地が目覚めの息を吐き、暗闇に潜んでいた何かが動き出す。わたしが制していた世界はなくなり、光が差したその街では、新しくていつも通りの生活がはじまる。

そんな朝のはじまりを感じると、昨日とはまったく違う世界に飛び込んだ気持ちになります。

この気持ち、分かりますかね?


本郷奏多というマルチな才能をもったポケモンマスター


今、巷ではポケモンパンが人気みたいですね。オタク界隈ではウリリーダーがポケモンマスターになったとか。 

でも、ちょっと待ってください。

俳優、本郷奏多。ポケモンのことなら彼に任せてください(アンタ誰)。

ちょっと不健康そうで、なんとなく近寄りがたくて、偏屈そう。それが彼に抱いていた印象でした(ごめんなさい)。

出演作では一癖も二癖もある役が多くて、映画「Diner」のようにとんでもないサイコパスな役も難なくこなすし、「キングダム」のような実写版も忠実にキャラクターを演じているし、今は朝ドラ「カムカムエブリバディ」の3代目ヒロイン(川栄さん)のお相手役も務めていますが、とにかく色んな意味ですごい俳優さんだな~くらいにしか思っていませんでした。

ところが。たまたま、本当にたまたま偶然、1年ちょっと前。YouTubeのおすすめに彼の動画が出てきて、「また芸能人がはじめちゃったのね~」なんて斜に構えて見てみたら。

めちゃくちゃに面白かった。

透明感と美少年感が相まって年齢不詳に見えるけど20代かと思いきや、え、30歳??明るくて面白くて手先も器用で博学で嫌味がなくて友達思いで優しくて丁寧で滑舌よすぎるしイケボだし、え、この人だれ?????(ご本人です)

「本郷奏多の日常」というタイトルの動画で、その名の通り、ポケモン、ガンプラ、ゲーム実況と実に多彩な趣味(日常)を見せてくれているのですが、彼の趣味に対する真剣な思いと技術がガチすぎて、「本業:俳優」をうっかり忘れてしまうほど。動画もわりと頻繁に更新しており(一時は毎日更新していた)、驚くべきは、企画、編集はすべて自分でおこなっており、動画内に時折登場するイラスト、アイキャッチや効果音に至るまで全て自作。もはやこっちが本職では……?と疑いたくなるくらい、一切の手抜きも妥協も感じられないほどのクオリティ。しかもそれを忙しい本業と並行して取り組んでいるんです。すごすぎ。

そんな本郷奏多氏。ポケモンのガチオタでした。

ポケモンカード開封動画なんて、ポケモン超初心者のわたしには一体何の話しをしているのが全然わからないのですが、解説がうまいので、ついつい見てはまんまと彼の趣味の世界に引き込まれています。(欲しかったカードが出たときの絶叫と興奮と喜びっぷりを見ると、「奏多くん!よかったね!!!!!!!」と思わず口角を上げている自分がいます。)

趣味に全振りしていて、誰にも媚びず我が道をひた進む彼の姿。これぞオタクの鑑。ぜひ動画を見ていただきたいです。ドラマで見る姿とのふり幅が激しすぎて軽率に脳がバグります。



追記


本当に寄せなべのような記事になってしまいました。そして随所に現れる少年団・・・
まさかの本郷奏多の動画紹介で締めることになってしまいましたが、「あ~分かるわかる!」とか、「そういう考えもあるんだね」とか、この記事を通して1ミリだけでも「わたしという人」を感じ取ってくださるとうれしいです。






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