見出し画像

No.45 1986年 6年生国語「オリジナルことわざカルタ」創り

 「ことわざ(諺)」は人生の中で大きな役割を果たします。どのようにしたらいいか迷った時などちょっとしたヒントを提供してくれます。小学生から親しむことはきっとその後も役立つ学習材の1つになります。生き方とともに言葉の面白さを考えさせるためにも大切な学習材です。国語に限らず総合学習として「ことわざ」を位置付けることがいいのではとずっと考えてきました。
 1986年に6年生を担任した時、国語の授業で「オリジナルことわざカルタ」創りに取り組みました。次のような学習活動をとりました。
 
①  いくつかの「ことわざ」の意味を考えます。
        
②  ひとりひとり「ことわざ辞典」などを参考にして気に入った「ことわざ」を複数探します。
        
③  ひとりひとり気に入った「ことわざ」の意味をノートに書き留めます。
         
④  グループで「オリジナルことわざカルタ」創りに取り組みます。
・大きめのカルタの形に画用紙を切り、次のことをかきます。
・気に入った「ことわざ」と同じ意味になる「オリジナルことわざ」を創り用紙に書きます。
・参考にした「ことわざ」を書きます。
・意味を書きます。以上が読み札になります。
・もう一枚のカルタの形の画用紙に「オリジナルことわざ」に合う絵を描き
ます。これが取り札になります
⑤  どんな「オリジナルことわざカルタ」ができたか、発表をします。
⑥  グループごとに「オリジナルことわざカルタ大会」を開きます。読み手は交代しながら進めます。
 
6年生の子どもたちは次のような「オリジナルことわざカルタ」を創りまし
た。

「いかが空を泳ごうとする」
「えかきに絵を教える」
「おおきな木をけずってようじにする」
「かたつむりとマイマイカブリ」
「きんたろうにスペシウム光線」
「くらげは山へ木くらげは海へ」
「さかなも水におぼれる」
「しょくじの前に歯をみがく」
「せんせいの前の生徒」
「たきを見るより水遊び」
「ちょうに雪」
「ならうついでにやってもらう」

 いつもながら、子どもたちの絵のユニークさには驚かされます。
 
参考
辞典オンライン ことわざ辞典

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?