職場のクレジットカード会社にワクチン接種を強要された話
この記事を投稿するか、相当迷った。
勤務先へ反旗を翻すとは、社会不適合な行為だ。
それでも、私の現状をお伝えしたい。
誰でもない、これを今読んでいるあなたへ。
復讐でも逆襲でもない。
私のように悲嘆している人間が今日も何処かにいて、怯えていると、
あなたに伝わればいい。
私は或る業界最大手のクレジットカード会社に勤務しています。
親元の会社はクレジットカードだけでなく、通販、旅行業、銀行など…多岐に渡ります。
流石の大企業です、勤務環境、福利厚生、申し分無い。
(正直人間関係は人と人とが関わる以上、多少の波も立ちますが……。)
2020年春、コロナ禍へ突入。
世の企業では徐々に「リモートワーク」が導入され始めていましたが、
我々は毎日顧客の個人情報を目にする業種ですから、
当然リモートワークなどできるわけがありません。
月曜から金曜まで、満員電車に乗って、
感染予防はしつつも日々怯えながら出勤していました。
2021年になってコロナウイルスの重症化を防ぐのに有効なワクチンが
「普及」という言葉で合っているかはわかりませんが、
とにかく我々庶民にも接種の機会を得られるようになりました。
まあこれは説明するまでもありませんが。
当時、上司から
「選択の自由があるけど一応聞かなきゃいけないみたいだから」
とワクチンを打つ予定について聞かれました。
私は「打つ予定はありません」と答えました。
アナフィラキシーショックがどうだとか、副反応が激しいとか、そもそもの安全性がうんぬんかんぬん。
そういうことも当たり前に知った上で、NOを選びました。
シンプルに「それでもやはり怖いから」が理由です。
上司は「わかった」とだけ答え、その後は何も変わらない生活が続きました。
時々ワクチン接種後の副反応を理由にお休みする同僚がいるくらいで、
どこかしこで当たり前のように行われている感染対策の中で働く毎日。
緊急事態宣言も蔓延防止対策も私たちの仕事には何の影響もありませんでした。
昨年末からオミクロン株が急速に感染拡大していき、
私の身近な人たちも次々に陽性となってしまいました。
そんな中上司から
「会社の方針でワクチンの接種が義務となった。
接種しない人はもうこの仕事を続けられない」
と通告がありました。
つまり
「ワクチン打たないとクビ」
と言われたのです。
そして、これは覆らない決定事項だと。
私は愕然としました。
ワクチンの接種には選択の自由があるはずで強制されるはずがないのに!
世間ではワクハラについてこんなに非難の声があがっているのに!
以下、厚生労働省のQ&Aより抜粋。
国がこう言っているのに!!!
決して名前は出しませんが、日本中の誰もが知る大企業です。
そんな企業でさえ、差別というか、ワクハラをするのだなと…。
もう絶句です、言葉を失いました。
抗議することすら許されず、二択を強いられることになってしまいました。
ワクチンを打って働き続けるか。
ワクチンを打たず、失業するか。
何の力もない私は仕方なく前者を選ぶしかありませんでした。
目の前の生活が脅かされることの方が怖かったのです。
でも後者を選んで、路頭に迷うことになってしまった人もいると聞きました。
職なんて選ばなければどこにでも転がっている時代ですが、
そうならざるを得ない理由がワクチンだなんて。
きっと世間にはこういう話が腐るほど転がっていると思います。
今日もどこかで職を失ったり、差別を受けたり、肩身の狭い思いをしている人がいることでしょう。
しかし、どれもこれもする必要のない、受けるべきではない仕打ちです。
ただただ私たちは悲しみに暮れることしかできません。
同じことが繰り返されませんように願っています。
※ワクチン開発に尽力している方々、推奨派の方々、
既に接種を終えている方を非難、攻撃する目的は一切ありません。
ご理解いただけますと幸いです。※
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