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「中村哲医師の志を後世へ!」ペシャライトnote始めます✨

みなさん、こんにちは!ペシャライトです🌱
私たちは、全国に住む高校生や大学生のメンバーで、アフガニスタンの干ばつ中村哲医師の想いについて伝える活動をしています。
※Instagram(@peshawar0324)で情報発信しています!ぜひフォローしてください♪

〈中村哲医師について〉

オンラインでつながった若者たち

私たちの出会いは、2022年3月にさかのぼります。福岡高校の生徒たちが、先輩である中村哲医師の活動を広めたいと企画したオンラインイベントがきっかけでした。

福岡高校の有志ペシャワール班がオンラインで開いた講演会
全国から約50名が参加した(ペシャワール班のInstagram

そのオンラインイベントに参加した大学生や中高生の一部が、今後も情報発信活動を続けたいと思い、集まりました。

私たちが伝えたいことは主に二つ。
まずは、より多くの人々に今もアフガニスタンの人口の半数以上が干ばつなどが原因で十分に食糧を得ることができていないことを知っていただきたいです。そして、中村哲医師の想いを次の世代に伝えていきたいです。

アフガニスタンの干ばつ

ー人口の半分以上が飢餓に直面ー

アフガニスタンでは干ばつが問題になっています。しかし、このことは一般的には認知されていません。

アフガニスタンで最も深刻な問題の一つは、干ばつによる食糧難です。国連の報告によれば、アフガニスタンでは今、人口の半数以上が十分な食糧を手に入れられない状況にあります。これらは、中村医師らが20年以上訴えてきたことです。

アフガニスタンの干ばつの原因は気候変動による地球温暖化。アフガニスタンの水源の多くは、夏に溶け出すヒンドゥークシュ山脈の雪解け水です。しかし、異常気象によって積雪が少なくなり、河の水量が激減したり、地下水が涸れてしまい、農地が干上がってしまう現象が起きています。アフガニスタンの国民の八割は農民です。彼らにとって、干ばつによる農地の砂漠化は命に関わる深刻な問題なのです。まず、このことをSNSを用いて情報発信したいと思っています。

中村哲医師が遺したメッセージ

—中村哲医師の想いを若い世代に伝えたい―

中村医師は著書や講演会で多くの言葉をのこしています。

実際に現地に滞在し、多くの問題に直面しては、そのたびに、解決に取り組んだ経験を通して、「現地にいると、人間が生きていくために、本当に必要なことは何か、逆に必要でないことは何かが鮮明に見えてくる」と述べています。アフガニスタンの過酷な状況を目の当たりにした中村医師が問いかける、人々が生きていく上で本当に大切なものとは、何でしょうか。

さらに、「アフガニスタンの問題は、世界中の様々な問題が凝縮している」ともおっしゃっています。つまり、アフガニスタンの問題、中村医師の行動・考え方を知ることは、ひいては世界の問題を知ること日本での生活や自分の考え方を相対化し、見つめ直すことに繋がります。

現代社会では、気候変動、貧困、差別など、さまざまな問題が山積しています。こうした中で、中村医師の言葉は私たちにとって今を考えるひとつの指針となるのではないでしょうか。

ペシャライトの目標

アフガニスタンの干ばつの問題を伝え、支援の輪が広がる。
また、中村医師の想いを届け、誰かの一歩踏み出す勇気になる。
このような関係を目指して活動していきます!

週一回、zoomにてミーティングを行っている

最後に、ペシャライトの名前の由来についてご紹介させていただきます。
NGOペシャワール会の「ペシャ」と中村哲医師の大切にされていた言葉である「一隅を照らす」の「ライト」から作った造語です。

一隅を照らす」という言葉があります。一隅を照らすというのは、一つの片隅を照らすということですが、それで良いわけでありまして、世界がどうだとか、国際貢献がどうだとか言う問題に煩わされてはいけない。
世界中を照らそうとしたら、爆弾を落とさなくちゃいけない。それよりも、自分の身の回り、出会った人、出会った出来事の中で人としての最善を尽くすということではないかというふうに思っております。

引用:中村哲著『医者よ、信念はいらないまず命を救え!』(羊土社)

「一隅を照らす」という言葉は、世界を一気に変えることに焦点を当てるのではなく、自分の身の回りから始める大切さを教えてくれます。だからこそ、ペシャライトも出会いを大切に、周りの人々に、丁寧に、対話的に、アフガニスタンのことや中村医師のことを伝えていきたいです。


最後までご覧いただきありがとうございました!

執筆・編集:ペシャライト / ゆうこ


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