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【外伝】2024.10.12 京都音楽博覧会@梅小路公園(京都)〜後編〜

前編に引き続き、ご覧いただきありがとうございます!

では、引き続き演奏順でレビューして行きます。

4.Daniele Sepe & Galactic Syndicate

今年の音博の目玉のひとつ!fromナポリ、フルート・サックス奏者のいけおじダニエレ・セーペ率いるバンド。岸田氏のラブコールでくるり楽曲を競作、その縁でこの度、来日が実現したそうです。
くるり以外で2日連続出演は今回このバンドだけ。岸田氏、それだけ観客に絶対に観て聴いてもらいたかったんでしょう!

彼らの楽曲はオリジナル曲だったり、ナポリの古い音楽をアレンジ演奏したり多岐に渡るようで、何しろダニエレおじはキャリアが50年近いため過去の活動から何から網羅してここでお伝えしきれないのが残念…

ダニエレ、この日は鮮やかなスカイブルーのシャツ&レインボーのバンダナにグラサン姿でサックスかけて登場。かっこよすぎでしょ!!
強靭に鍛えられた他メンバーの演奏の中でも彼のサックスはくっきり際立ってました。なんだこの存在感は!?と(笑)
高らかに歌い上げる物凄い声量のボーカルも凄かった。良い意味で暑苦しくて、底抜けに明るく楽しいライブでした!この日の抜けるような晴天に最もハマったバンドでした。

リリースされたばかりのくるり最新曲もくるりメンバーと一緒に演奏。
大満足、お腹いっぱいのひとときとなりました!

ダニエレおじとの競作曲、目を閉じ、遠くイタリアを想像しながら聴いてみよう↓

5.羊文学

あの羊文学が、音博に2年連続の出演です。昨年はあまり興味がなくてご飯を食べに行ってしまったので全然聴いてなかったのですが、今年はちゃんと今の音楽に向き合おうと思いまして、しっかり聴かせていただきました!

正ドラマー(男子)が体調不良でしばらく休養していてこの日はサポートドラマー(女子)を迎えての演奏。3ピースのガールズバンドという形でしたが、可愛らしいビジュアルとはかけ離れた、結構マニアックな太い音を出すなぁと。特にベースの音がでかくて良い!

歌詞も結構内省的だったり、古い言葉で言うと「オルタナ」の系譜を引き継いでいるような感じで、オルタナにハマった世代としてなんだかほくそ笑んでしまいました。そういえばくるりもデビュー初期の頃はナンバーガールやアジカンなどと「ジャパニーズオルタナ」って言われてたなぁ…など思い出したり。

ギターボーカルの塩塚モエカ女史、終演時にくるりの曲では「How to go」が好きです。と言っており、あぁなんか影響受けてるの分かる!って感じでした。
これから活躍の場を海外まで広げて行くようで、それによりどのような変化を遂げて行くのかが楽しみなバンドの一つですね。

6.ASKA

出ましたジャパニーズレジェンド、ASKA様。
子供の頃から親が聴いてたり、テレビやらラジオで自然と耳の奥に住まわれていただけの存在だったASKA様とまさかご対面の日が来るとは…
ペルーの中ではもはや伝説上の人物だっただけに、本当に実在する生き物なのだろうか?というメンタルでこの瞬間を迎えました(笑)

ステージに登場しただけで、沸き立つオーディエンス。第一声、何を話すかと思いきや、
「喉の調子が全然だめ。ほんと、俺はこんなもんじゃないんだよ。でも魂で歌います」
って、ええ〜、歌う前から言い訳かい!確かに声がおじいさんみたいでガラガラだし、大丈夫かよ…と脳裏をよぎりましたが…

杞憂でした。

一曲目「はじまりはいつも雨」の歌い出しで、音博を一気にASKA色に染め上げてしまいました。これが奇跡の歌声、歌うために生まれてきた人の魂の歌声!

感動しかありませんでした。

その後の「SAY YES」「太陽と埃の中で」では、夕暮れの雰囲気も相まってかちょっと泣いちゃいました。
ホンモノの歌声には、心にダイレクトに迫ってくる何がある。そんな素晴らしい体験ができて幸せでした。

どうやら京都に越してきて2年とのことで、涼しい時期のフェスがいいとおっしゃっていたので(笑)
また音博で会えたら良いな〜。

7.くるり

大トリはもちろんくるり。今年は主要メンバーがお揃いの白のセットアップで登場。バイオリンなどの弦楽器、コーラス、ヒューマンビートボクサー(SHOW-GO)、そしてダニエレ・セーぺとその仲間達を加えて、いつも通りのようで進化したサウンドと、明るく賑やかなステージングでこの日の音博をしっかり締めてくれました。それにしても、終始ニッコニコで幸せそうな岸田氏が印象的でした!

ペルーが思うバンドくるりの凄さは、夢を追いかけ、実現させ、また次の夢へ…という凄まじく貪欲な姿勢。どんだけ経験を積んでも、ベテランと言われるようになっても、常にフレッシュで最高なバンド、それがくるり。凄いぞくるり。また会いにくるからな〜!

というわけで、音博2024のレビューはここまで。最後まで拝読いただき、どうもありがとうございました🙇

最後に、この日のクライマックスに演奏されたこれぞくるりな名曲「潮風のアリア」、そして京都タワー(音博限定カラー!)をどうぞ。

さよならまた会いにくるよ

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