人を営み、業を恐れない"営業"マンであれ

こんにちは、初めてのnote投稿になります!
簡単に僕の自己紹介をさせていただきますと、現在もリフォームの訪問販売営業を現役で続けている、32歳のやぎ座O型になります笑
営業歴はざっと10年越えになりますが、おかげさまで生き残りが激しい業界でも、家族とペットを養いつつ平穏無事に暮らせております。

僕が営業マンを始めたきっかけは、17歳の時に精神疾患で大学進学を諦めた時でした。
簡単にお伝え致しますと、僕は地方都市でも田舎中の田舎にあります過疎市の生まれ。
高校は父親が働いていたこともあり、地元の私立高校の進学クラス。周りは現役で国立大学へ合格をした人ばかりでした。
今思えば中学の時からすでに症状はあったのですが、周りと自分を誤魔化しつつ何とか生きていました。
いよいよ症状が酷くなって来ましたので、高校3年生の時に心療内科へ通院を始めました。
周りは受験モード一色でしたが、僕はと言うとクラスの視線が怖くて授業中顔もあげられない始末。幻聴や被害妄想も激しく、そのうち生きていることに慢性的な不安を覚えはじめていました。
大学には無事合格したものの、このままでは人間生活を営むのも厳しいと実感し両親を説得して一人暮らしと自立を考えるようになりました。
父親も母親も最初は絶対に進学させると、頑なに社会人となることを否定しましたが、最終的には正式な統合失調症の診断書が出たことで、諦めがついたような感じでした。
それまでの僕は親に甘えて一人暮らしも出来ない有様でしたが、外に出ると言うきっかけを探す為に地元を離れて県外の全く知らない町で仕事を探すことにしました。
そこでしばらくアルバイトをしお金を貯めて、資格と免許を取ろうと考えていたのですが、あろうことか初めての就職先がその後の僕の人生を決める訪問販売営業会社だったのです。

今の様にそこまでネットで簡単に情報が得られる時代でもなく、スマホも未だ普及していない時代でした。
僕はアルバイトとして営業会社のテレアポ職に採用され、周りが入れ替わる中で何だかんだで結果を残しアルバイトから正社員、その後管理職へと上り詰めました。
その道中では、古参のアポインターさんとの確執や上司の自殺など色々ありましたが、約400人いました全国支店の営業マンの中でも常に売り上げは上位トップ5に入っていました。

何故僕は精神疾患を患いながら、営業マンとして生き残れ上位にいられたのか?

数年前に独立し、おかげさまで今も営業マンとしての仕事を続けさせて頂いていますが、最近は何故ここまで営業だけで生き残れるのか?とよく関係する同業者の方に聞かれます。
僕はリフォームの訪問販売営業が専門ですので、「工事をしてくださる◯◯さんがいるので僕も安心せて仕事が取れるんですよ!」
と常々答えています。
これは建前ではなく、僕の偽らざる本音を言っているのですが、どうやら本当に知りたいのは皆様そう言うことじゃないんだなと最近何となく思い始めてきたのです!笑

要するに、長い年月を訪問販売営業と言う仕事に割いてきた僕の【食べていくコツ】みたいなものを知りたいのだと、求められることが増えてきました。
僕はまだ統合失調と言う精神疾患は継続中ですし、話し上手でも決してありません。
しかし、営業・訪問販売と言う仕事はあなたの天職だよと、沢山の方から言われます。
トークのコツや切り替えし方など、営業技術一般は僕よりもずっと上手い方が星の数ほどいらっしゃると思います。
ただ、僕は厳しい時代でも生き残られている沢山の営業マンさんと同じように、情熱を持ってこの仕事を続けています。
営業の世界で生き残ると言うのは、会社が求めている結果を残していると言うことです。
特に訪問販売の世界はそれが全てと言っても過言ではありません。どんなにコミュ障、今風に言うと陰キャで口下手であれ、会社はありがたいことに結果(数字)だけを見てくれるのです。
要は結果を出しさえすれば、多少僕みたいな精神疾患であろうとヤンキーだろうがオタクだろうが、関係ない!と言う割と寛容な世界であったりもします笑
僕はこの営業と言う世界を愛し、また営業と言う世界から愛されていると勝手に思っています。
人であれ物であれ、愛と言うのはまず知ることから始まります。僕が勝手に好きになり勝手に愛されていると感じるのは、恐らく営業と言う仕事を人よりも少しだけ知っているからだと思います。
生き残るコツだは無いですが、好意の返報性のように、まずは今自分がしている営業と言う仕事を好きになること。これが長年営業マンを続ける第一の秘訣です。
自分が好きになれば、あとは勝手に仕事が自分を愛し好きになってくれるのです。

そうは言っても、
「営業なんて数字が大事だし漠然と仕事を愛せって言っても結果が出せないのにどうやって好きになるんだ!?」
と思ったそこのあなた!
とりあえず僕は今あなたと出会えて良かったです、僕はそんな営業の仕事が好きになり長年続けるコツを人よりも少しだけ知っています。

繰り返しになりますが、営業を続けると言うことは僕のいる訪問販売の世界ではおおよそ結果を出し続けることを意味します。
僕はこの身一つで、もう何十億売ったかも分かりませんがお客様とのご縁を頂いております。
精神疾患もあり、口も決して上手ではありません。ついでに見た目も10人いれば9人には負けるくらいに平凡なルックスをしています笑
それでも色々な方に言われるのは、
「一空くんは仕事やお金に愛されているよね」
と言うことです。

このぼんやりとした
「営業と言う仕事に愛される、お金に愛される」
と言う具体的なコツを、僕はこのnoteで伝えて行こうと思います。
営業トークや営業スキルなどは千差万別、人それぞれだと僕は考えます。僕がお伝え出来るのは、身一つでボールペンからお城までを売ることの出来る、人に共通した言葉や気持ちの捉え方、人との関わり方など満遍なく使える人間を営む上で生き方を楽にするコツになります。

営業と言う仕事に答えはありません。
あるいは売り上げや結果が営業マンとしての答えだと思います。
タイトルにあります、人を営む上で業を背負うと言うのはあまりにも当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前以上にこなしていくと、必ず自分を必要としてくれる人に出会えます。
僕は業と言う面では、自分の病気をはじめ様々な物を背負って生きていますが、大なり小なり皆さま負うものは色々ありますよね。
ただ一つ言えるのですが、営業とは人間業の積み重ねでもあります。
僕が常々思っているのは、業の積み重ねが営業マンとしてのぶ厚さを作ってくれると言うことです。
「割って甘いシュークリームより、層を重ねたショートケーキになれ。その方が飽きが来ないし、人間としての厚みが出るから」
昔上司に言われた言葉です。
営業と言う仕事は人てして生きる術を教えてくれます。僕もお世話になったこの上司の言葉に習い、読んで下さる方が営業をする上で真の意味で分厚くなれるような考え方をお伝えして行こうと思います。
厚みを重ねるのは自分自身にしか出来ませんが、僕の考え方や思いが皆様の人生の層を厚くするお役に立てれば、とても嬉しく思います!

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