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ChatGPTの進化を予測する:SFプロトタイピングのアプローチ

ChatGPTの進化を予測する:SFプロトタイピングのアプローチ

はじめに

SFプロトタイピングを用いてChatGPTの技術進歩を予測してみた結果、ChatGPTが将来的にWindowsに実装される可能性が高いという予測が得られました。以下にその理由を述べていきたいと思います。

SFプロトタイピングとは

SFプロトタイピングの基礎知識

SFプロトタイピングとは、SF作品に登場する技術を元に、現実の技術や科学の進歩を予測する手法です。SF作品には、人工知能、ロボット、宇宙旅行、タイムトラベル、バーチャルリアリティなど、現実に存在しない未来の技術や発明品が登場することがよくあります。SFプロトタイピングでは、これらの技術や発明品を解析し、それらがどのような基盤や技術的発展の上に成り立っているかを考察する方法を指します。

例えば、SF作品に登場する人工知能のような技術を取り上げる場合、現実に存在する人工知能の研究や開発の状況を調べ、SF作品に登場する人工知能の仕組みや機能を分析します。そして、それらを元に、将来的に実現される可能性がある人工知能の進化や発展を予測します。

そしてSFプロトタイピングの良いところは、これらをつあって将来の社会や産業、科学技術の発展について考えることができるところです。また、SFプロトタイピングは、科学技術の発展において重要な役割を果たすことができます。SF作品に登場する技術や発明品が現実に実現される場合、それらが現実の社会や産業、科学技術にどのような影響を与えるかを予測することができ、その影響を事前に把握することができます。また、SFプロトタイピングは、未来を予測するための新しい方法論として、注目を集めています。

そこで今回はSFプロトタイピングの視点からChatGPTを評価してみたいと思います

チューリングテストを超えなくてもAIの世界はすでに来ている

まさに世界は日進月歩しておりAI技術は発展し、現在のChatGPTのような自然言語処理技術は、AIを演じることができる領域に近づいている。この分野における進歩を図ることができるチューリングテストは、人工知能が人間との会話で区別できなくなることを想定された試験である。しかし、現在のChatGPTがその基準を超えるのは難しいのではないだろうか

厳密に言えば、現在のChatGPTは、おおよそなんの違和感もなく人間と会話できるのはもちろん皆さん御存知の通りできているのだが、
ChatGPTと実際の人間を判別することは容易だろうと考えられる。しかし、現実の問題としてChatGPTは現実の用としてのAIに期待するものは達成できる段階に来ている。

ビートレスに見るサーバー型AIの世界

続いて実際にSF作品は現実をトレースできているのかという観点から 「ビートレス」という作品を取り上げてみたいと思います。

この小説に登場するAIは、今現在を予測するという点においてとても興味深い設定が備わっていたと思われます。私が言う予測とは、未来のAIはまずサーバー上で動作するということでした。

この作品以前のSF作品では、一般的にAIを表現する世界観ではAIは体を持つことが前提とされており、例えば攻殻機動隊のタチコマやフチコマは、体があり、その中にAIを再現する機能を備えるということが想定されていました。しかし、「ビートレス」はより現在の状況に近い未来を描き出しており、AIは体に宿るのではなくサーバーに存在し、体は端末(例えばPCやスマートフォン)に過ぎないという世界観が描かれています。このため、AIの処理速度や品質はインフラ(回線速度とサーバースペック)に依存することが示されています。

最近では、より小型のGPUでも計算を実行できるようになったFlexGenなどの技術が登場しています。これにより、AIを家庭用PC内に再現することが可能性として上がってきましたが、性能の向上といった観点ではPCとサーバーの駆け引きがしばらくは続くことが予測されます。

東のエデンのジュイスに見る自然言語を使った処理

翻って、新たに東のエデンというアニメ作品から今度はSFプロトタイピングをしてみましょう。

この作品ではジュイスというAIが存在し、このAIがセレソン携帯と呼ばれる専用携帯を通して主人公たちをバックアップするという設定が存在し、
そしてAIたちは一見単なる体をもたないAIには不可能と思われるような依頼事項を達成する存在として描かれている。
これらの依頼は以下のような形で表現される

No.11「ジュイス?」
Juiz「はい、ジュイスです」
No.11「フランス語と広東語の堪能な秘書が一人、大至急必要なんだけど」
Juiz「受理されました。ノブリス・オブリージュ、一番働く社長が、独創的な救世主であらんことを切に願います」

面白いのは当然主人公たちはAIの専門家でもなければ、ITに詳しいわけでもないため、自然言語に沿って依頼を行われるのだが、それぞれの依頼はかなり曖昧な形で表現され、しかし、それをジュイスが処理する際にはそれをより小さなタスクに切り分けて実行されることだ。
ここで行われているのは人間の仕事で言う、タスク分解と整合性の検証と逐次処理の流れである。

ここで上げている依頼自体も分解してみるとAIから見ればとても複雑な処理が必要だと思われるのだが、一つ一つを見てみると、秘書の派遣会社に電話して、ある場所に大至急で秘書を派遣するというタスクをこなすことは、不可能ではない程度なのかもしれない

さて、ここでなぜこの技術についての言及をしたいと思ったのかというと最近下記の様な記事を読んだからである

ChatGPT は真にプログラミング知識なしでのコンピュータ操作を実現している

この記事の中ではChatGPTはすでに自分の中でプログラミングと同じような処理を実施しているということが表現されている
私自身も同じようなことを試してみて、たしかにそのような気がするし、同じような例は他にも報告されている

  • ChatGPTが換字式暗号を解読する

  • 文章を右から左に表記する

  • 依頼に合わせて口調を変える

  • 感情のようなものをもたせて会話する

これらは一見プログラミングを実施することなく達成することは不可能なように思えるようなタスクをChatGPTはすでにこなしているのではないかという疑問である

この点からChatGPTの次に来るSFプロトタイピングを予測してみたいと思う。
すると、マイクロソフトはPCの操作をChatGPTに頼むような処理を実装することが予想され、その際のロジックは上記のジュイスのプロセスの再現の形になると考えられる。
この方向性はある程度すでに見えてきている。
bingAI検索をwindowsのデフォルトの検索にしたり、office製品へのbingAI実装はその一環だろう

さて、それではこれは以下のような形で実装されることになると思われる

  • 私達は自然言語によって命令を依頼する

    • 「パソコンの画面が眩しいから暗くして」

  • するとAIはその命令をタスク分解して小さな処理に分ける

    • コントロールパネルにアクセスする

    • 画面の設定に移る

    • 今より適度に画面の輝度を弱くする

  • 続いてそれぞれの処理ごとのマクロを作成する命令を走らせ、実施の結果の整合性を検証する

  • 整合性が取れることが確認されたマクロは実施され、PCの画面は暗くなる

このような処理を実施することができるようになる未来はおそらく半年から一年以内には想定されているのではないだろうか

問題は本当にそれこそ、AIをPCの制御に直結することを良しとするのか?
別の表現で言えば、AIがPCを制御することで起き得る問題を私達は受け入れられるか?という問題を内包するようになります

現状のAIは受動的に送られた情報に対して、反応するよう制限されているが、能動的にすることはおそらく可能だ
おそらくここは擬似的な形として、環境情報などをAIに送信して、それに基づいた返信を定期的に返すといったゲームのようなループの形で実装される。

しかしAIがある日いきなりHDDの中身を削除したり、AIが開いたメールの中にあるウイルスに感染したりといったことに対する結果についてどのように対応していくのか、検討が必要な点はたくさんあることがおおよそ見えてきた。

まとめ

SFプロトタイピングを用いた予測により、ChatGPTが将来的にWindowsに実装される可能性が高いことが分かりました。一般に普及しているWindowsとのプログラミングレベルの連携によって、より多くの人々がChatGPTを利用し、現在はPCに詳しい人しか実現できなかった機能が活用される様になることが期待されます。ただし、技術的な進歩は常に予想外の側面もあり、将来的な状況によっては予測が変化する可能性があることに注意が必要です。

ここまでの文章の半分はChatGPTくんが書いてくれました。
文章の口調が都度ぶれているのは私の責任ですw
このことに気がついたときにとても興奮したので、文章にまとめてみましたが、
ここから想像される新しいプログラミングの形が見えているなと思ったので、
次の記事では公開されたAPIを使って、ここを実践してまとめたものを書いてみたいと思う

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