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「まずはやってみよう」はじめの一歩のお手伝いがしたい ‐営業担当:藁科の場合‐

こんにちは。パーソルダイバースのいなとみです。
先日お届けした、dodaチャレンジ 九州エリア営業担当の熊崎のインタビューnoteに嬉しい反応をたくさんお寄せ頂きました。
今度は対極にある北海道エリアの営業担当が何を考えているのかお伝えしたい!と思い、懲りずに筆をとっています。ご賞味ください!

■話を聞いた人:
人材紹介事業部  藁科 遼さん
新卒入社5年目。内定者時代からインターンシップの形で当社業務に従事。
障害当事者の学生のサポート事業や先端IT領域×就労移行支援事業の立ち上げ業務を経て、現在はdodaチャレンジの法人営業(以下、略称の「RA」のみを記載)に従事。
北海道エリアの専任担当として障害者雇用×人材紹介の拡大に邁進中。

趣味は筋トレ(ジム)とおはぎを握ること。


■障害者の「はたらく」への興味。社会的な自立とは

______簡単に、藁科さんのこれまでについて教えてください

障害者領域に関わるところでお話しますね。
障害者領域に興味を持った時期は比較的早かったように思います。
弟に知的障害があった関係もあってか、大学選びをするタイミングで既に関心が強く、社会福祉士の資格が取れる学部に入学をしました。
大学3年生頃、実習だったりインターンシップへ参加したりする中で
特に障害者の社会的な自立、なかでも「はたらく」ということに興味を惹かれました。
もし、彼らの両親や身内になにかあっても、彼らの人生は続く。自分で生活していける環境を築いていってほしいし、そんな社会にしたい。
となると、社会的な自立を叶える為の支援の道を拓くには、個人だけでなく、雇用する企業の実態や課題も正しく理解しなければと感じ、法人/個人双方の支援を行っている当社への入社を決めました。

入社して3年は立ち上げフェーズの事業部での奮闘が多かったです。
当事者の学生のサポートを行ったり、Neuro Diveという先端IT領域専門の支援機関で通所者の就業先を見つけるべく、企業開拓を行ったりと慌ただしい3年間でした。現在の法人営業(以降、RA)の職制に就いたのは昨年4月のことです。

大学生時代のアルバイト先は和菓子屋さん。1日50個のおはぎを握っていました

■「まずはやってみよう」 最初の一歩が踏み出せるか

______実際に企業様と障害者雇用についてお話されてみて、どんなことを感じましたか?

障害者採用に難しさを感じているご担当者様はこんなにも多いのだなと、はじめは驚きました。

昨今の雇用率改定を受けて、企業として責任を果たさねばならない数字は明確。だけど、数値確保のためだけでなく、自社にマッチした人材に出会い、活躍してほしい。この2つの希望の歩幅がなかなか合わないジレンマなんかはよくお聞きしますし、私自身も葛藤します。

また、これまで新卒や中途採用を専門に従事してきたけれど、
雇用率改定報を受けて、急遽障害者採用担当にもアサインされた、なんて話も最近は多いです。…新卒や中途と同じように障害者採用も全力でやりたい。だけど、度重なる法改正やそれに敏感に影響を受ける市況感の理解をする時間の確保が難しく、泣く泣く後手に回ってしまっていて困っているといったご相談をお聞きする度に人事の皆さまの大変さを感じます。

けれど、ジレンマや葛藤があるということは私たちの介在価値を発揮できる可能性があるということ。企業様の葛藤に寄り添い、理解し、まずは現時点の企業様の実現可能な範囲で障害者採用にトライして頂いています。
実際に求職者と仲間になる企業様には、採用決定のその瞬間だけをゴールにするのではなく、彼らの活躍まで見越した採用を行って頂きたいと思っています。
となった時に、無理や妥協をしていただくと企業/個人ともにミスマッチを招きかねないので、私たちも綺麗ごとは言わずとことんお付き合いさせていただきます。どうしても難しく感じ、一歩の踏み出しに躊躇しがちなこの領域だからこそ、「まずはやってみましょう」と最初の一歩を進めて下さった企業様には、採用成功のその時まで必ず伴走させて頂きたいと思い取り組んでいます。

■仲間を迎え入れるうえでの想像力があれば、「配慮」は難しくない

______北海道エリアの企業様を専任で担当されていますね。その地域ならではの特徴ってあるものですか?

首都圏の企業様だと、採用拠点と人事決裁がある部門とで物理的な距離があり、検討にお時間を要することもあるのですが、北海道は地場産業が多いこともあってか、両者が一箇所にまとまっているので情報連携やご判断のスピードがとても速いですね。
臨機応変なご対応を頂く機会も多く、大変有難く思っています。

先日、とある企業様で、車いすを利用しての就業を希望されている方の面接があったのですが、車通勤の会話をきっかけに、駐車場からオフィスまでの移動(北海道は雪が降るので、駐車場からオフィスまでの移動も結構大変なのです)を鑑みて、出口に近い駐車場の準備や、除雪作業、オフィス内で利用する車いすの購入検討…と、様々な角度から候補者様のお迎えの準備をしてくださったんです。働きやすい環境を整えるために、企業様が一生懸命考えてくださったことがとても嬉しかったです。

北海道エリアに限らずの話ですが、定型だった配慮ではなく、その方に応じた配慮を考えてくださる企業様は、候補者様からの引き合いもとても多いですね。

企業様の中には、障害者採用を特別に捉えすぎているケースもお見受けします。障害者採用枠の社員をフォローしてあげる時間がないので採用を躊躇しているという企業様が一般社員へ定期的に1on1を実施されていたりします。障害者採用枠のフォローも同じ枠組みでいいんです。配慮を難しく考えすぎず、所属社員に実施されているフォローと地続きで行って頂くと、踏み出す一歩は楽になるように感じますし、是非そのお手伝いをさせて頂きたいです。

介護や育児の関係で時短勤務が必要な方、通勤圏内に会社がなくリモートではたらきたい地方の方…等、障害者に限らず配慮を必要としている人はたくさんいらっしゃいますし、障害者雇用もその切り口のひとつでしかないと思っています。色々なバックグラウンドを持つ方がはたらきやすい会社はそれだけで魅力的ですし、ともすればこれは人事戦略のひとつになり得るぞと希望を感じることも多いです。

■障害者雇用を「やらなくちゃ」ではなく「やりたい」へ

______RAを経験して、改めて障害者雇用をどう思いますか?

正直、RAを経験するまでは求職者様の視点が強かったように思いますが、RA業務を通じて、企業様の葛藤を肌で感じることが増えました。それと比例して、「いち個人として人事の○○さんをご支援したいな」という気持ちが強くなってきました。

採用された方がその会社に貢献し、本当の意味で社会参加をして企業・個人の双方が幸せになる。そうなってはじめて障害者採用の成功と呼べるのだと、改めて思っています。

そのために企業様の「困った」にもっともっと介入させて頂き、不安に寄り添い、相談役となれる営業になりたいと思っています。企業様の数だけ、目指したい姿がある筈なので、パートナーシップを持ちながら、その目標を一緒に定義し、二人三脚で進めることができたら企業様の採用成功、ひいては障害者採用全体の成功に繋がると感じています。
障害者雇用を「やらなくちゃ」ではなく、ポジティブに「やりたいよね!」となってほしいんです。

それが続いて、障害者雇用がどんどん身近になれば、障害者採用の文脈から「法定雇用率」や「ダイバーシティ」という言葉を聞くこともなくなるかもしれません。まだ少し先かもしれませんが、そんな日が来ることを今は強く願っています。

■企業/個人双方の視点をもったご支援を

______最後に、企業様に向けてメッセージをお願いします

障害者雇用の情報はとても分かりづらいこともあり、どの企業様も「困った」からのスタートです。ちょっとした相談や情報収集でも構いません。人事の皆様は一人で抱えず、是非気軽にご相談頂きたいです。北海道の企業様にはそのエリアならではの市況感のお伝えも出来ますし、個人の方のご支援に携わった経験もあるので、企業/個人双方の視点でお話ができるのは私ならではの強みだと思っています。
「まずはやってみよう」と思って頂けるよう、全方位から後押しをさせて頂きますので、いつでもお手伝いさせてください!



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