肺気胸のお話
こんにちは。
今回は、40代の頃になった肺気胸のお話です。
肺気胸って?
簡単にいうと
肺に穴が開きつぶれた状態になります😱
なりやすい人の特徴として
若い男性
やせ型
再発
原因ははっきりとは分かっていないらしい(当時談)
何らかの原因で肺の一部が薄くなり
破れてしまうことで発症する
発症
それは、仕事帰りに友人と飲みの約束をしていた日のこと
待ち合わせ時間に余裕があったので
暇つぶしにアーケードをぶらぶらと歩いていると
突然!左背部に違和感と痛みを感じた
当時スキーインストラクターという季節労働者であった私
夏場は建築現場で働いておりました
仕事で痛めた?
そう思いストレッチなどしていたが変化なし
とりあえず待ち合わせ場所へ
心配した友人は「今日はやめとく?」
私「飲んだらたぶん治るから大丈夫!」と
しか~し
飲んでも治るどころか冷や汗が出るくらい痛い😣😰
とりあえず家に帰り、シップを張る
2~3日で痛みはほぼなくなり(なれたのかもしれない)
息苦しさは感じなかった気がする
約3か月の放置
経過としてはたまに感じる左背部の違和感😥と
階段昇降時の息苦しさ😰
そこで私は考えた
このままでは、スキーシーズンに入れない
トレーニングをせねば!
自転車通勤であった私は
持久力を付けようと毎日全力漕ぎを行うのであった
初入院
夏のお仕事は11月末でおしまい
雪山に行く前に少し不安を感じる
知人のお医者さんにメールで尋ねてみた
「肺気胸やと思うから、早く病院でレントゲン取ってもらい!!」
と返信が・・・・
そんなことないやろと思ったものの
準備のため実家に帰ったついでに受診してみた
レントゲンを診たドクターの顔色が変わり
車椅子を持ってくるようにと看護師さんに指示が飛ぶ
「いやいや、自分で歩けるから大丈夫っす」
突然倒れることもあるらしい
しぶしぶ車いすに座る
肺気胸であるととを告げられる😱
えっ!夢?ええええええええー!
背部の違和感はあったものの痛みはなく
息苦しさも感じるほどではなかったのでその旨を伝える
「なんかの間違いでしょ」
半分以下にしぼんでいる画像をみせられ
説明を受ける
「○○さん、痛みに強いんですね」
自然治癒する場合もあり
一度痛みがなくなったのはそうではないかいうこと
すぐに受診していれば
簡易的な処置で済んだかもということでした
かくして家族に連絡し即入院となる
初手術
いくつかある診察室のひとつに移動し
しばらく独りになる
まだ信じることができない
やっぱりこれ夢じゃないの?
シーズンインできないやん、どうする?
走馬灯のようにいろんなことが駆け巡る
そうこうしているうちに
看護師さんがやってきて体毛を剃られる
やっぱ、現実か・・・・
ドクターがやってきて簡易手術をし
本手術は2日後と告げられる
左わき腹に消毒が施され
部分麻酔の後
見たことのない小さなナイフが左わきにブスっと刺さる
そこに直径1㎝ほどのチューブが通され
大きな容器につながる
そしてドクターは確認のためなのか
前触れもなく弁のようなものを操作する
内臓を全力で掴まれたような激痛が走る
何すんねん!!😠
思わず手が出てしまいそうだった
「もうしないから」と
ドクターは申し訳なさそうにおっしゃった
2日後
全身麻酔の後
手術は無事成功した😌
術後の痛み
手術当日のことは
麻酔のせいかあまり覚えていない
翌日ICU(多分)から個室に移動となる
内視鏡手術だったため
4か所の小さな穴で済んだのだけれど
(傷口には多数のホッチキス)
かなり痛い
痛み止めは6時間は間隔をあけないといけない
開胸手術だったらと思うと恐ろしい・・・
一度だけ真夜中
死ぬかもしれないと思うほどの激痛
ナースコールを押して座薬を入れてもらったことがあったけど
今でもちょぴり恥ずかしい思い出
尿管カテーテルは2日後ぐらいに取れたけど
自分でトイレに行く際がかなり痛い
電動ベットで何とか起き上がれるが
体幹が動くたびに激痛を伴うので
トイレに行くのも一苦労
3日目までは病室をでるのはNGだったので
ほとんどの時間
音楽を聴きながら眠っていた
退院後
1週間で退院
退院後も痛みは続く
痛み止めは飲んでいるのだけれど
リハビリのため運動する際
体幹を動かすと痛みが走る
自転車も左脚ではこげなかった
退院1か月後仕事復帰はできました😅
大変だったこと
やっぱり痛み(特に起床時)
禁煙(禁断症状でガムとコーヒーでしのぎました)
くそ忙しい年末年始の仕事に穴をあけてしまったこと
復帰後の体力回復(スキー場は標高1500m空気が薄い)
最後に
肺気胸になる原因は不明であるらしいが
空気の悪い環境や気圧の低い環境は良くない
できれば禁煙
再発したらさすがにやめる人が多いらしい
ぽんと背中を叩かれただけで破れることがある
気を失って倒れる等
破れた個所によって差はあると思いますが
痛みがあり、階段などで息苦しさを感じたら
早目の受診をお勧めします
レントゲンですぐ判断できるそうです
長くなりましたが
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