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院内見聞録 退院その後

【言い訳】
入院中は暇だったので、日記を書く時間がたんまりあったのだけど、退院したとたんメモが数行しかなくて、思い出して書かねばと思っているうちに間が空いてしまった。でもねぇ、この年になると1年前のことなんてメモがないとほんと思い出せないんだよ。

2022年6月1日
退院後、初の診察。見たことのない若い男がいた。医学生か? 傷の様子を見られたり、写真を撮られたりしている間も先生と雑談。先生から「医療ドラマとか見ます?」と聞かれる。

医療ドラマか… 見たことあるのって何だろう? 米倉涼子や吉岡秀隆、江口洋介、観月ありさや松下由樹などの顔が次々とわたしの脳裏に浮かんで消えたが、実を言うとどれも見ていない。ほとんど毎クールと言ってもいいぐらい医療ドラマをやっているが、びっくりするぐらい見ていなかった。「う~ん、見ないですねぇ」と言いつつも、少しぐらいは見たドラマを答えたい。何とかひねり出そうと白衣を着ている人を思い起こしていると、あった! 「アンナチュラル」は見てました! って、あれ死んでる人のヤツやん。

先生は「アンナチュラル」は知らないようだった。まぁ、医療ドラマじゃないですもんね。傷を見たりするのは大丈夫ですかと聞かれる。わたしは傷自体を見るのは平気だけど、切られている過程を見たり想像するだけで、ぞわぞわするし、場合によっては気を失うこともあるという話をすると、先生が「以前、転んだときに何かにぶつけて肉がえぐれバックリと開いた傷を自分で縫ってたら骨が見えてたの~」と嬉々として語ってくれた。だから、そういう想像するのが一番あかんって言いましたやん。

まあね、そういうかわいらしい先生に診てもらっています。

診察代 1,510円

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