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院内見聞録 保険の話

がん告知をされた人がまず最初に心配するのは自分の命。そして二番目はその命をつなぐためのお金のことではないだろうか。なので今回は保険についてまじめに書いてみる。

わたしは独身子なしだから、死んだ後のお金は要らないので、掛け捨ての医療保険だけに入っている。がん保険には入っていなかった。母が2回やって、自分も7年ほど経過観察だったので、母は当然入っていると思っていたらしく「え? がん保険に入っていなかったの?」と驚いていた。なぜ入っていなかったかというと、入ったらまるで自分は将来乳がんになる、と脳に思わせてしまう気がしたからだ。

だけど、やっぱりどこか心配だったのかしらね、保険をかけて女性疾病特約をつけておいた。(だから、全部保険だって)でも、これがナイス判断だったようで、おかげで乳房再建手術にも給付金が出た。ちなみに月額5000円足らずで、60歳になったら掛け金が半額になるタイプ。

がん保険に入っていれば診断が出た時点で一時給付金が出るし、最先端医療にも使えるようだけど、わたし個人の体験のみに限っていうと、がん保険に入っていなくても、十分治療費は足ります。(ただし、わたしは手術後は投薬のみなので、抗がん剤治療や放射線治療にどれくらいかかるのかは不明。あ、あと減額認定証の存在も大きいか)でも、安くていいから医療保険にだけは入っておいたほうがいい。県民共済とかさ、よう知らんけど。

2月1日に退院して2月10日には給付金が振り込まれていた。ウェブで申し込んですぐに振り込まれたように記憶している。家計簿のどこにも載ってないし、診断書の領収書も見つからないので、このときは診療明細と入院費の領収書をスキャンしただけでよかったような気がする。ただし、今年やった手術に関しては、ウェブ上をたらい回しにされてどうやってもスキャン画像を送れず、電話したらがんの場合は診断書の郵送が必須と言われた。制度が変わったのかもしれない。

給付金 524,000円(これまで払った分は全部まかなえたし、お釣りも出た)


2021年2月24日

Nさんから電話がかかってきて、おみっちゃん(*1)が薬草を使ってがんを自力で治したそうだから、話を聞いてみるといいよと言われ電話を替わってもらう。プロポリスかと思いきやそのハーブの名はグラビオラ。初耳です。「アマゾンで探せばあるから、探してみて」と言われたが、おみっちゃんの口からアマゾンと聞くと、南米をゆるやかに流れるアマゾン川流域のことなのか、通販サイトのことなのか一瞬分からなくなる。結局、わたしは他のサプリも買いたかったのでamazonではなくiharbで購入。


  1. 一言では説明が難しいゴールデン街の伝説のマダム佐々木美智子さんのこと。彼女の激動の人生を知るには本を読んだ方が早いです。余談だけど、ブラジルで素人がさばいたフグを食べてあたり、プロポリスで治したらしい。


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