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院内見聞録 番外編:目も悪い

乳がんとは関係ないので書いていなかったが、実は2018年に両目ともに白内障手術済みである。白内障になるには若干早いと思うのだけど、ド近眼やアトピーの人は比較的早くなりやすいのだそう。ちなみに私は裸眼では一番上の文字が見えないド近眼+乱視タイプだった。今は5メートル先(だったかな?)に焦点を合わせているので、近くを見るとき以外は裸眼で過ごせるのだけど、人生の大半を近くを見て過ごしているので、ほとんどの時間老眼鏡をかけている。で、この眼科の先生は何か疑問があることを聞くと、めちゃくちゃめんどくさそうにするんだよなぁ。

2020年4月、まさに緊急事態宣言下、朝起きると目の前が霞んでよく見えなかった。まるで油の膜がはっているかのよう。慌てて眼科に行くと後発白内障だと言われた。そういえば手術のときに聞かされたような気もしたが、すっかり忘れていた。こちらはレーザーを当てて秒で終了。そのときに、そのうちまた右目もなるかもしれないと言われていたのだった。そして1年後、やっぱり右目の見え方が悪くなっていて… という頃の日記。

すごく不思議な体験だったが、日記に書いているようにその日の夜に再度試したのかは記憶にない。メモしていないことは、端からすべて忘れていくお年頃なので。


2021年4月16日

昨日の夜、寝床に入った後に暗闇の中で目を開けると、空間全体に白いもやのようなものがかかっていた。右目の後発白内障もいよいよ手術するときかと思って、片眼ずつ手で覆って確認してみると、どちらの目で見ても目の前に何かの結晶のような、幾何学模様のような、壁紙のパターンのような何とも形容しがたい模様がうにうにとうごめいているのが分かる。何度も繰り返してみるがどちらの目で見ても見える。寝入りばなに夢を見始めているのかと思い体を起こしてみると、完全に目が覚めている状態だった。

そこで電気をつけて同じようにすると見えない。周りが暗くないと見えないようだ。網膜の奥の細胞? あるいは血流?のようなものが見せているのだろうか。初めてのことなので、いつからこの状態なのか分からない。今夜も試してみよう。そして工事が一段落したら、右目も手術してもらいに行き、そのときに先生に聞いてみよう。また、神経質な女の戯言と思われるかもしれないが。


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