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留学準備:Fビザ申請手続き(必要書類準備①I-20取得)

今日は、留学準備の最初のステップビザ申請に必要なI-20(入学許可証)の取得についてお話したいと思います。

大学院への留学の場合、ビザの選択肢はJビザとFビザというのがあるようなのですが、夫は企業派遣ではなく私費留学の形の留学のため、ビザの種類はFビザ(学生ビザ)一択でした。

FビザとJビザは申請手順などはもちろん異なるのですが、帯同妻にとっての大きな違いは、アメリカでの就労が可能かどうかという点。Fビザは”勉学に専念しろよ”ということで本人はもちろん帯同妻も就労は認められません。

I-20とは


Fビザ申請でまず必要になるのが、留学先の教育機関から発行してもらうI-20という書類です。

A4用紙3~4枚つづりで、I-20は”この人はこの期間うちの機関で勉強予定ですよ”というのを証明する証明書の役割を担う書類です。

I-20は、留学生本人分と同行者がいる場合は、同行者分も大学に発行してもらう必要があります。我々も夫とぺろさん分を発行してもらいました。
この書類はビザ発行だけでなく、現地でも提示を求められることがあるらしいので、大切に保管しましょう!!

I-20の中身

①個人情報
②大学情報
③入学するコースの情報
④財政状況
⑤署名欄

発行手続きで入力する情報に加えて、大学の情報と大学の担当者の署名が入った書類となります。ビザ申請のDS-160に記載する大学の連絡先なども、こちらの書類記載のものを利用しました。

I-20の発行手続き


我々の場合、大学からアナウンスがあったので、それに従い、大学の指定サイトに必要事項を入力していきました。大きく分けて5項目ほどで構成されていたという記憶です。

①個人情報(名前、学歴、パスポート番号など)
学歴や会社情報、緊急時の連絡先などなかなかにボリューミーでした。。

②SEVIS ID
SEVISとはStudent Exchange Visitor Information Systemの略称で、2001の同時多発テロ事件以降、アメリカ移民局が、留学生や交流訪問者の監視・管理を目的として導入したオンラインシステムらしいです。留学生や交流訪問者として米国滞在する場合、このシステムに登録する必要があります。

登録料は350ドルで、ここでも各種個人情報の入力が求められます。なお、登録料は学生一人あたり350ドルなので、帯同家族は支払い不要です。
こちらに登録する情報は、名前や国籍、パスポート番号や連絡先などで①に比べると項目は少なめでした。

③パスポートのPDFアップロード
こちらは簡単、指示通りにパスポートのPDFをアップロードをすれば完了!

④財政証明書
アメリカに長期留学をする場合、少なくとも1年間、学費と生活費の支払いができることを証明する必要があります。おおよそ必要な費用のサンプルなどが大学のHPにありましたので、それを確認しつつ、日本の銀行の残高証明書(英文)を取得して、こちらもPDFをアップロード!

我々の場合は、学費は所属する会社が出してくれる形でしたので、会社に依頼してスポンサーレターも作成してもらいました。”彼の学費は我々が支払います”という内容のものでした。

スムーズに進んだように書いておりますが、実は意外にもここが一番時間を食いました、、というのも夫がお金を貯めていた銀行口座が定期預金口座だったため、残高証明書のネット手配ができず、銀行の窓口に並び、かつ郵送されてくるまでに2週間弱かかりました、、

⑤帯同者の個人情報
お子さんがいらっしゃるなど帯同者が多いと大変ですが、ぺろさんひとり分なので、ここは簡単に終了!

必要情報の入力がすべて終われば、発行手続きは完了で、書類ができあがるのを待つのみです。

I-20の受取り


いろいろな方のブログを拝見すると、書類が発行されて手元に届くまでに数週間あるいは1か月ほどかかったという情報がいくつかあったのですが、夫の留学先はPDFで原本が送られてくる形式だったので、申請の1週間後には、事務局からPDFが届きました!
原本サイズ・片面で印刷して、サインが必要な個所にサインをすれば、あっという間に書類完成!

学校ごとに具体的な手続きは異なると思いますが、学校のDirectionを確認しながら進めれば、英語が苦手なぺろさんにもできました。

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