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ラ・リーガ 第2節 レアル・ソシエダ vs バルサ 徹底レビュー

¡Hola a todos! Soy Sean.(こんにちは!ショーンです!)

今回は現地時間8月21日 22:00キックオフの『レアル・ソシエダvsバルサ』の深掘りレビューをしていきます! 


細かく、忖度なしで斬り込んでいきますので最後までお楽しみください!


長くなるのでトピックごとに分けておきますので、気になる項目だけでも読んでいただけると助かります!!


①はじめに…

今回僕はリアルタイムはWOWOWで見て、その後ミュートで見て、計2回フルタイムで見ました。


今回のゲームのキャッチコピーは
現在進行形のカンテラ至上主義(ラ・レアル)vs過去のカンテラ至上主義(バルサ)


②今回のゲームのに向けての見どころ、欠場選手


・8位ラ・レアルと10位バルサの対決!(開幕節終了時点)

・ここ15試合ラ・レアルはバルサに勝てていない。

・アノエタではここ10試合でラ・レアルの3勝2分5敗。

・欠場選手

☆レアル・ソシエダ

オヤルサバル、ディエゴ・リコ、カルロス・フェルナンデス、メルケランス


☆バルサ

ブスケッツ

③両チームのスタメン予想と実際のスタメン

☆レアル・ソシエダ

・システムは4-4-2
・予想ピタリ!
・開幕戦と同じで、久保とブライス・メンデスは併用!

☆バルサ

・システムは意外に3-4-2-1
・意外なメンバー、バルデ、フェラン、フレンキー
・ガビとペドリはよく位置を入れ替えていた。















④選手個々の点数と評価(10点満点)

☆レアル・ソシエダ


《スタメン》

GK
レミーロ(6.5)
・セットプレー対応、セービング、闘志含め、悪くなかったと思う!
・失点は全てシュートを誉める場面が多く、不運だった。

DF
アリッツ・エルストンド(6.0)→【78分、ゴロサベル】
・不用意な失い方も多く、不安な場面が少し気になった。
・ただ、バルデやデンベレのスピードに苦しんだ。


スベルディア(5.5)
・ロングボールでのビルドアップの質は高かった!
・レヴィに自由に動かれ、ファティにも自由を与えてしまった。


ル・ノルマン(5.5)
・スベルディア同様、レヴィに自由を許し、得意の攻撃参加も見られなかった。
・1点目に関しては、レヴィの動きに翻弄され、ワールドクラスを体感した。


アイエン・ムニョス(5.5)
・終始、デンベレの対応には苦労した。
・ドリブル突破もクロスの成功もなく、ディエゴ・リコのバックアッパーとして期待に応える活躍はできなかった。


MF
スビメンディ(6.0)
・サイドへの散らしは攻撃を活性化させた!
・アイエンの後ろのスペースをカバーしたりなど、守備においてのタスクが多かった。
・後ろのスペースをフェラン、ペドリに結構自由に使われて苦しかった。


ミケル・メリーノ(6.5)→【78分、カリカブル】
・中盤の受けというよりは、前目で受けてフィニッシュという場面の方が多いように感じた!
・枠に2つ打っているので1点は欲しかった感!
・守備面でのハードさはもう少し欲しかった。


ブライス・メンデス(6.5)
・バルデに捕まりながらも、シルバ、久保と共に剥がし、何度かチャンスを演出していた!
・ただ、守備面でバルデが良かったのもあるが、後追いの場面が多く、少し相手のパスワークに苦労。


シルバ(7.5)→【69分、トゥリエンテス】
・中盤で違いを見せ、ラ・レアル内で一番脅威の存在となった!
・ライン間での受け、ラストパス、守備力含め、高水準でのプレーを披露した!!


FW
久保(7.0)→【69分、ナバーロ】
・攻守に渡ってのハードワークは持ち味!イマノルになってから献身性という新たなポジティブ要素が生まれたと思う!
・中盤に降りてきてビルドアップに参加する姿勢や、サイドで受けての切り込み、裏抜けなど、ボールを受ける回数が増えていることは良いこと!!


イーサック(7.5)→【69分、モハメド・アリ・ショ】
・1点目の抜け出し、落ち着いてのシュートは見事!
・ただ、決めた1本しかシュートがなかったのが残念。得点チャンスはそこそこあったので。




《サブ》

ナバーロ(5.5)←【69分、久保】
・前線からプレスをかけるも簡単に剥がされ、特に目立たず…

トゥリエンテス(5.5)←【69分、シルバ】
・特にパッとするプレーなし。

モハメド・アリ・ショ(6.0)←【69分、イーサック】
・前線で裏抜けから果敢にゴールを狙っていたが、脅威にはならず…

ゴロサベル(5.5)←【78分、アリッツ・エルストンド】
・ファティに自由にやられ、4点目もあっさり許してしまった。

カリカブル(5.5)←【78分、ミケル・メリーノ】
・トゥリエンテス同様、中々チャンスに絡めず…






☆バルサ


《スタメン》

GK
テア・シュテーゲン(9.0)⭐️MOM⭐️
・素晴らしいセーブで何度もピンチを救った!
・相手のカウンターに対しても、焦らず蹴ることなく、ショートパスでつなげた!!


DF
アラウーホ(7.5)
・カバーリングは流石!持ち前のスピードで何度か最終ラインを支えた!
・ただ飛び込み癖は相変わらずで、簡単に剥がされカードをもらってしまった。
・前線にちょこちょこ関わるシーンはあったが、良さはそこまで…


クリステンセン(8.0)
・久保のマークが主な仕事だったが、決定的なチャンスを作らせなかったのは流石!
・立ち位置、クリアの質含め、安定の活躍だった!!


エリック(6.5)
・ビルドアップにおいては良かった!中距離の楔も安定していたように思う!!
・1点目は不運だったにせよ、マークの甘さ、後追い感はいつも通りのクオリティ。
・厳しいこと言うと、バルサっぽい選手だが、代表はもちろん、バルサレベルにも達していないように感じる。


MF
デンベレ(8.5)→【71分、アルバ】
・いつも通りキレのあるドリブルで相手を翻弄!
・左サイドに場所を移してからも素晴らしいプレーを続け、ゴラッソも飛び出した!!
・ただ、中距離のパスの質が低く、たまにピンチを招く場面もあるので、改善が必要。

フレンキー(7.5)→【85分、セルジ・ロベルト】
・ライン間で受けてのターンや縦パスで良いシーンはあった!
・ただ、低い位置でプレーする機会が多く、中々やりたいプレーはできなかったように感じる。


ガビ(7.5)→【85分、ケシエ】
・守備時においての、持ち前のハードワークは良かったように思う!
・フレンキー同様、後ろでプレーするシーンが多く、いつもに比べ、存在感は薄かった。


バルデ(7.5)→【64分、ラフィーニャ】
・アルバの後釜として、期待していたが、得意のスピード、ハードワークでポテンシャルを発揮!
・1点目のシーンも、がむしゃらにやった結果、シュートがいいアシストになった!素晴らしかった!!
・ただ、若さからなのか後手後手でのアフターの守備は少し気になった。


FW
ペドリ(8.5)
・やっぱり1人レベルの違う選手。1点目の起点になったボールキープ含め、要所要所で輝いていた!
・3点目のパスもイニエスタを思わせるスペシャルなパスだった!


フェラン(6.5)→【64分、ファティ】
・得意のオフザボールの動きで、スペースで受けてからの前線への持ち出しは良かった!
・ただ、中々思うようなプレーはできず、枠内のシュートは一度もなかった。


レヴァンドフスキ(8.5)
・1点目の相手の背後に隠れてからの、前に飛び出してのニアへのフィニッシュ!全てがワールドクラスだった!
・3点目の場面もボールの落ちてくる場所を理解しての動きだし!完璧だった!!





《サブ》

ファティ(8.5)←【64分、フェラン】
・途中投入後、スペース見つけてからの素晴らしいヒールでのアシスト!そしてゴールも流石!


ラフィーニャ(7.5)←【64分、バルデ】
・攻守においてよく貢献していたし、ファティ同様途中投入で流れを変えた!


アルバ(6.0)←【71分、デンベレ】
・サイドバックとして登場したが、リードしていることもあり、中々目立つ場面は少なかった。


ケシエ(ー)←【85分、ガビ】
・出場時間が短かった為コメントなし


セルジ・ロベルト(ー)←【85分、フレンキー】
・出場時間が短かった為コメントなし












⑤レフェリーの評価

主審:ムヌエラ・モンテーロ
VAR:ゴンサレス・ゴンサレス


不用意にゲームを止めず、出すべきカードはしっかり出していた!個人的にはストレスなく見れたし、良いレフェリングだったと思う!

ラ・レアルサポにとってはフリーキックから幻のゴールをとったシーンで、ル・ノルマン触ってないだろ!と言いたいところだと思うが、ガッツリ関与していたしノーゴールで正解だと思う!!












⑥今回のベストプレー

前半20、27、44分、後半13分のテア・シュテーゲンのビルドアップ、スーパーセーブ


本来のテアが戻ってきたと言う感じ!
スペインサッカーのレベルでは、セーブだけでなく、足元の技術も求められる。
簡単に蹴らない、逃げない。

そしてセービングにおいてもワールドクラス!

クルトワ、オブラク、ルジ、ボノなど世界を代表するキーパーの揃うラ・リーガ!!

今後もキーパーの存在からは目が離せない!!














⑦今回のゲームのまとめ

☆レアル・ソシエダ

・内容は悪くなかった。
・ファティ、ラフィーニャ投入後の、デンベレのゴールで苦しくなり、勝負あり。

☆バルサ

・3バックで臨んだのは好判断!
・ただ下記に書いた通り、意図したのか、そして相変わらず個に頼ってる感は否めない。


ラ・レアルはバルサのシステムに苦労した。シルバに渡った場面では、脅威になるシーンは何度か見受けられたが、決定機はそこまで作れなかった。久保、メリーノ、ブライスのところも起点になるともう少し攻撃パターンが増えそうな印象!特に、メリーノは消えていたように思う。
ただ60分くらいまでは、どちらにも勝機があったように見える!


対するバルサは、3バックは可もなく不可もなくって感じ。なぜなら狙ってやったかわからないから。途中投入で流れを変えたのはよかったが、それまでは普通に逆転を許していてもおかしくなかった。途中から可変の4-3-3にも見えたし、まだまだ課題は山積み。

あえて辛く言うなら、うちのサロンではよく話題になるが、なぜアラウーホを右のラテラルで使うのか。マネやヴィニシウスのような縦に速い選手の対人としては良いと思うが、今日のラ・レアルのようなサイドに速い選手もいなければサイドに張ってる選手もいない。

クロスが決して上手な選手でもないし、アラウーホの良さを消してるように思う。イーサックにアラウーホ、久保にクリステンセンをマークで解決した場面は多いように思う。そうなればクンデの補強は要らなかった。

そしてペドリとガビの位置関係。途中で戻したから良かったけど、インテリオールの位置関係はサッカーにおいてとても重要。左ガビで、前がフェラン。勝てなかった昨シーズンから何も学んでいない起用に思う。

そして何より外せないのが、チャビの話。
チャビのプレイヤーとしてのポテンシャルはみんなが納得するレベルだし、歴代ベストイレブンを作っても僕も絶対に入れるだろう!ただ、それを監督としての能力の判断材料に入れてはいけない。

ここでチャビの監督としての戦術や選手配置の怪しさに疑問を持たなければバルサの発展はないだろう。スペインではもちろん、海外メディアでは既に取り上げられているが、日本ではいつまで経ってもポジティブキャンペーン。だから一向にサッカーレベルが上がらない。この記事を読んでいるコアなサッカーファンのあなたには是非、理想と現実をごっちゃにせず、リアルにサッカーを考えてほしい!

今回相当厳しいことを言及したが、バルサ、ラ・リーガの価値を上げるためには、くだらない忖度を捨てることが第一歩だ!!













⑧最後に

¡Gracias por leer!(読んでくれてありがとう!)


¡Seguiremos cubriendo el fútbol español!(これからもスペインサッカーについて取り上げていきます!)


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2022.8.22 ショーン

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