“牛乳は体に良い”のか 食の常識を覆す研究を解説-「ポッテンジャーの猫」-

 こんにちは、hiroです。本日も読んでいただき感謝します。
 本日3記事投稿目となる今回は、”牛乳は体に良い”という常識を打ち破る研究結果-「ポッテンジャーの猫」-を解説していきます。(第1、2章は全体を通して「医者が教える食事術、実践バイブル2 牧田善二 著」を参考にして書いています。)


 できるだけ丁寧に、そして簡潔に伝えられるよう努めています。何かご指摘がございましたら、ぜひコメント欄まで意見をお寄せ下さい。低評価も、もちろん高評価もお待ちしております。

 それでは、”生きる知恵”を手に入れる旅路へとあなたを連れて行きましょう。


結論

・牛乳だからといって体に良いわけではない 高温殺菌のものは避けよう

・高温度での加熱食品は遺伝子レベルで悪影響を及ぼす

・それらは現代病(食物アレルギーなど)の原因と言われている


第1章 研究紹介と解説

 カリフォルニア結核研究所のフランシス・ポッテンジャー博士は、生の餌を食べた猫ほど生命力が強いという事実に気が付きました。そこで、900匹以上の猫を対象に、与える餌をいくつかのグループ(生の肉、調理肉、生乳、殺菌乳などの組み合わせを変えて実施した)に分けて、10年にわたり観察を行いました。

 この結果、調理肉や殺菌乳などを与えられた猫たちには明らかに異常が見られるようになりました。繁殖にばらつきが発生し、体に退化が起こったのです。さらにこの現象は代を追うごとに悪化していきました。視力低下、心臓疾患、甲状腺疾患、肝臓疾患、卵巣・睾丸疾患など、挙げていけばきりがないほどです。

 恐ろしいことに、この減少は身体疾患のみにとどまりません。なんと精神疾患も見られるようになり、性格にまで変化が起こったのです。通常より大人しくなりすぎたり、凶暴化したりといった猫が増えていきました。

 生食のみ与えられた猫と、欠陥食(加熱など何らかの手を加えたもの)を与えられた猫を3世代目で比較すると、皮膚病やアレルギーのリスクは18倍以上にもなりました。

 このような大きな変化が見られたのにはもちろん理由があります。当たり前のことですが、猫のDNAは人の手によって加熱処理などをされた食品を食べるようにできてはいないからです。

第2章 ヒトも例外ではない

 翻って、我々ヒトはどうでしょうか。食物アレルギーに悩まされる人は年を追うごとに加速度的に増加しています。感情が制御できないなどの精神疾患を持つ人についても、以前と比べて増えたように感じませんか。
 確かに、文明が進歩して世界は便利にはなりました。しかし現実はどうでしょう。あなたは今、幸せですか。身も心も、本当に健やかに生きることができていますか。
 これが、全てを効率化しようとする現代社会の流れが産み出した実態です。

 アメリカの生物学者ダニエル・E・リーバーマンは著書「人体600万年史」の中で、「進化的ミスマッチ仮設」という概念を唱えています。“進化の結果得てしまった望ましくないもの”のことです。
 何万年も昔-ほぼ今のヒトの姿に定着したとき、遺伝子は人類史上極めて“最新の”食べ物(加工肉や揚げ物など食材に大きな刺激を与えることでつくられたもの)について想定していたでしょうか。そんなはずがありません。

 つまり私たちの遺伝子は文明の発達のスピード適応しきれていないのです。

第3章 おすすめできない牛乳とは


 ここからは牛乳に焦点を当ててお話ししていきます。私が飲んでいる牛乳はこのような表示のものです。

画像1

 

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 スーパーで多く売られている牛乳とは決定的な違いがあります。一般的に販売されているものは「130℃ 2秒間」の処理がなされたものがほとんどです。こちらは「66℃ 30秒間」です。かなり差がありますよね。

 こんな表示初めて見たという人も多いでしょう。残念ながら、現代では大量に販売するためにこういった超高温、超短時間殺菌がなされたものがたくさん売られています。低温殺菌の牛乳はすごく狭いスペースでしか販売されていません。


 タンパク質には、一定以上の熱を加えるとその構造が変化するという性質があります。
 卵を焼くと、液体から個体に変わりますよね。これを変性と呼びます。
 このような高温で殺菌した場合、牛乳に含まれるタンパク質にもその分大きなエネルギーを与えることになります。変性したタンパク質割合はその分増加します。

 この変性タンパク質が、体内での吸収時に影響を及ぼすわけです。

 ただ、牛乳をめぐる論争は絶えないようです。しかし、高温で消毒したものでも変わらないと主張する人は、そこに”カネ”が発生するからだと個人的には考えています。医学的主張を認めてしまえば大量に牛乳を売れなくなりビジネスが成り立ちません。様々な人間の利害関係に溢れたこの世の中では、何が正しいか、もしくは正しい確率が高いか、なんてどうでも良いと思っている人もいるのです。

 今回はこの辺で終わりにしましょう。最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。

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