将棋 普及のための特別ルールの提言

偉そうなタイトルをつけたがなんてことはない。
こんなルールで将棋番組やってくれたら楽しいだろうな。
と個人的に思っているものがいくつかあるので書き残しておきたいだけである。

去年のabemaトーナメント、ドラフト制のチーム戦は傑作だった。
とてもよかった。
若干残念だったのが勝利至上、というより人間関係やネタ作りでの指名を感じたところだがそれも当然だし、ある種仕方ない。

そこで、私が素人としての立場でこんなルールはどうですか?
と想像したものを記載したい。
なお、伝統を汚すな、格式が落ちる、プロに失礼だ。などあった場合、本当にごめんね。

1.思った事全部言っちゃう将棋

対局者は防音のヘッドホンを装着し、秒読みや棋譜の読み上げのみが聞こえるようにする。
そして、対局中思った事を全部口に出して言うルールである。
解説者が対局者の心理を代弁するのも悪くないが、一番間違い無いのは当事者である。
「えー。横歩取りー?やだなぁー」
「おいおい。右四間かよ。狙い撃ちしてきやがって感じ悪いなぁ」
「んー?大丈夫なの?なんか技用意してるの?あーわかんね。時間ない。いーやいっちゃえ。」
「え?俺今優勢だよね?違うの?なんでそんな自信ありそうなの?」
「一目詰み。。。んんんん?詰むの?本当に?」

など、生の声が聞こえたら面白いと思う。

2.戦型縛り将棋

振り駒をする記録係が予め用意してあるクジを引き、対局者はそれに従い対局を行う。
「角換わり」
「先手三間飛車 後手船囲い」
「なんでもいいから相振り飛車」
「相筋違い角」
「双方名前のついた戦型禁止」

など。
プロ棋士だって本当は色々な戦型をやりたいのを勝つために我慢しているのではないかと個人的に思っている。
藤井二冠の振り飛車や、久保九段の相掛かりなど、想像しただけで興奮しないだろうか?

3.ノルディック複合将棋

対局を3パートに分けトータルの持ち時間を設ける。
まず最初のパートで対局者は王将および玉将を除いた駒で将棋崩しを行う。
次のパートは陣形設定パートである。
将棋崩しで取得した持ち駒を使用し、3段目までに自由な陣形を組む。
(当然お互いの陣形は見えないようにする)
なお、この時、取得した駒は全て使用しなくてはいけない。
2歩が発生する場合のみ余った歩を駒台に置く。
そしていよいよ最終パートはその設定した陣形で本将棋を始めるのだ。

この時の持ち時間は最初の持ち時間から将棋崩し、および陣形設定に使用した時間をそれぞれ引いた時間とする。

プロ棋士が本気で将棋崩しに勤しむ様はそれはそれで楽しそうではないか。

以上私がなんとなく前から考えていた特別ルールである。
こんなもの弱い人がやったところでなにも面白くはない。

失礼があるのは承知だが、プロ棋士が本気でやってくれたら面白いなぁと思うのだ。
見るに耐えない将棋になったらなったで逆に普段、どれだけの細い場所で拮抗した勝負をするためにギリギリの闘いを強いられて居るのかがわかるような気さえする。

もちろんこんなところで素人が騒いだところで実現するわけはないのだが、
こういう将棋でボロボロに負けた日はこんな意味のない妄想でニマニマしながら自分を慰めるのも悪くないのである。

いや、もう、ほんと。
酷い負け方を繰り返しちまってさ。
泣きそうなんだよ。
レートも下がるしさ。
ほんと、俺。世界で一番将棋弱いと思う。

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