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WACCAサービス終了、1オタクから見たその原因

前書き

2022年8月31日にオンラインサービスが終了する、
様々なエンターテインメントを手掛ける株式会社マーベラスと
音楽ゲームシーンを代表するテクノレーベル、HARDCORE TACO*Cの
夢のコラボによって制作、全国ゲームセンターで稼働された
大人気(?)音ゲーWACCA。
ちなみにティーダのチンポで有名なおとわっかとは全くの無関係である。

こんな感じのやつがWACCAやで

今回は、害悪オタクである私がコンテンツの死体を存分に蹴ろうと思う。

お前は誰なんだ

音ゲーをちょろっとしかやっていない人間が批判をしても、皆さんとしても面白くないだろう。なのでちょっとした自己紹介をする。
チュウニズムとオンゲキをメインにプレイ。(レートは約15と13)
その他にはダンスラ、ギタドラのドラの方、ノスタルジア、サウンドボルテックス、マイマイ、ビートマニア(できる順)をシステムが手になじむ程度(クソにわか)に遊んでいる。
スマホの音ゲーでは、OverRapid,Malodyをメインにプレイ。
どれもガチ勢と呼ぶには程遠いが、そこそこ幅広く遊んでいるとわかってもらえただろう。
そんな私の経験を基に、WACCAで感じた不満点とよかった点を挙げていく。

全てにおいて超個人的に感じたことです。

不満点

効果音がしょぼい

ガチのクソ要素その1、効果音(ノーツSE)のチープさ。
タップするたびに鳴るやっすいシャンシャン音…なんなんだアレは!
条件を満たすと新しい効果音が開放されていくのだが、デフォルトがアレだとファーストインプレッションは最悪である。
(しかも解放されてもさほど良くないものが多い)

一早くユーザーが好みに変更したい(プレイ感に大きくかかわってくる、ゲーム性に大きく影響しない)要素をアンロック制にするのはアーケードゲームにおいて悪手でしかない。
なぜなら、ユーザーは解放要素を手探りか調べることでしか知る術がないし、わざわざ探してそれをモチベーションにする優しいユーザーはごく少数だからだ。
毎回のプレイにコストがかかるアーケードゲームは遊ぶことのハードルが必然的に高くなるので、こういった壁はいとも簡単にユーザーをやめさせてしまう。
こうした不親切を集金要素だと勘違いしているメーカーが多く存在するが、それは全くの検討違いだと私は主張したい。

効果音がでかい

最近プレイしたが、そんなことはなかった。
店によって設定が違ったのか、アップデートにより改善されたかは定かではない。

ガチのクソ要素その2、効果音がでかすぎる。
イヤホンをしてない状態で遊ぶと筐体の不具合を疑うほど効果音の音量がでかい。
これにより音ゲーの核である音楽がかき消され、圧倒的にリズムがつかみづらくなる。
デフォルトだと前述のシャンシャンと組み合わせて不快度はMAXに到達する。
\\「設定で音量調節できるやん」//
確かにその通りだが…いちいち調整させるような音量に最初からなっているのがおかしくないか?という話である。
イヤホンをすれば幾分マシにはなるが、イヤホンを忘れる時だってあるし、ライトユーザーにイヤホンを音ゲー用に持ち歩く概念があるとは限らない。
今回は特段取り上げないが、UI(特に設定周り)は決して使いやすいものではないと思う。この辺も効果音がでかいという障壁を超えるのを難しくしていると私は考える。

ゲーム画面がしょぼい

まあまあクソ要素、ゲーム画面がしょぼい。
ゲーム画面というのは音ゲー部分のことを指す。
選曲画面は悪くないと思う。個人的には好きだ。

あのうっすいノーツ。なんなんだアレは!
見た目が悪い、爽快感がない。
他の音ゲーと比べると相当見劣りしていると個人的に感じる。

スナップノーツの存在

スナップノーツ(前後にスライドするやつ)がシンプルに楽しくない。
おそらく他の音ゲーと差別化したかったのであろうが…
筐体の形状の関係で、タッチ部分の奥行はそんなにない。
この少ないスペースで腕を前後にさすることに私は喜びを見いだせない。
左右のスライドはあのカーブに沿ってシュっと大きく腕を動かせるので楽しいが、前後スライドは…うーん。

難易度と曲の解禁がだるい

これはWACCAに限った話ではないが、WACCAだと特段にストレスに感じる。
曲の解禁はもう論外も論外。なぜポイントや条件が必要なんだ?素直に遊ばせてくれればいいものを。アーケードの音ゲー全機種で撤廃してくれ。
問題は難易度解禁。
このゲーム、ゲーム性があまりにもチュウニズムに似通っているので、チュウニズムをある程度やっている人間であればHARDなんてすぐに退屈になってしまう。EXPERTをやりたいが、できない。
オープンチケットを使えばまあ解禁はできるし、チュウニズムやオンゲキと違って一時解禁ではなく永続的にオープンされるのは優しいとも言えるが、チケットの購入はショップでポイントを使わなきゃいけない。
ポイントはそこそこ貰えるが、毎回EXチケットを買うとなるとほとんどは1枚しか買えず、多くて2枚が限界だ。
私は一回やった譜面はあまりやらないので、未プレイの譜面をたくさんやる遊び方には合わなくてかなりストレスだった。

不満点まとめ

色々と不満点を書いたが、この通り細かい部分で至らないと感じるところは多い。だが、
一番の要因は、ゲーム画面とノーツSEのしょぼさのせいでプレイの爽快感が無いことだと思う。
プレイ自体が現在の覇権であるチュウニズムに似ている以上、チュウニズムでいいやとなってしまったら終わりである。だから終わった。

良い点

批判だけするのは少々気が引けるので、個人的に良いと思った点も書き記す。

キャラがかわいい

右からリリィ、エリザベス、ルーン

ゲームの看板キャラとして上の三人が登場するが、どれもキャラクターとしてのクオリティーが高く、ナビゲーターとしてゲームの案内もしてくれるため、愛着が湧く。
ヤンデレシスコン、大食いで明るい姉御、妖しい男の娘(?)
どれもキャラ立ちがいい。
私の推しはエリザベス。

筐体の見た目がいい

デザインもいいし、わっか状になっているタッチ部分はピカピカ光るので、見た目はかっこいい。見た目の良さは他の音ゲーと比べても随一だと思う。
私のホームではメンテが行き届いて無くて一部しか光らない。悲しいね。

腕を回すのが楽しい

わっかにそってスライドノーツをぐるっと一周したりするのは他には無い体験で、非常に楽しい。

曲がいい

私は元よりHARDCORE TANO*Cのファンなので、そういう人にとってはうれしい収録内容になっている。(アレも収録しろよ、という不満は少々あるが)
ポップスの収録数もまあまああって、ホロライブの楽曲も結構収録されているので、新規オタクに優しいラインナップだ。

稼働初期のオリジナルテーマ曲。
サウンド、ボーカル、メロディ全てにおいて最高。
聞いてくれ!

まとめ

まあ、終わるべくして終わったな、というのが正直な感想である。
チュウニズムが競合として強すぎる、細かいUI周りが親切ではない、プレイに爽快感が無い。
サービス終了というのは悲しくもあるが、これも業界の運命だろう。
今度、新しくMUSIC DIVERというTAITO製の音ゲーが出るので、WACCAで空いたスペースを埋めてくれることを期待したい。

太鼓の達人とmaimaiを合わせたようなゲーム、
MUSIC DIVER


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