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昔の話

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江戸中期以前の歴史に関する話をまとめています
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記事一覧

見仏上人シリーズ 最終回         見仏上人

さて、ここまで宮千代の話から始まって、瑞巌寺、松島寺、雄島、五大堂、西行戻しの松と見仏上…

ぺれぴち
2年前
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見仏上人シリーズ          雄島と五大堂とおしゃれカフェ 西行編

それでは西行戻しの松に行ってみましょう。 まずは位置関係ですが、車なら5分、徒歩なら駅か…

ぺれぴち
2年前
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見仏上人シリーズ          雄島と五大堂とおしゃれカフェ 五大堂編

雄島探索の後は五大堂へ向かいます。 五大堂とは、807年坂上田村麻呂が毘沙門堂として建てた…

ぺれぴち
2年前
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見仏上人シリーズ          雄島と五大堂とおしゃれカフェ 雄島編

宮千代の伝説から始まり、宮千代がいたとされている瑞巌寺と、その前身とされている松島寺につ…

ぺれぴち
2年前
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見仏上人シリーズ 松島寺

地元に残る言い伝えから始まって、シリーズ化する事に決めて3回目の話になります。 1回目と…

ぺれぴち
2年前
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見仏上人シリーズ 瑞巌寺

一か月ほど前に「宮千代の話」を書きました。 読んでいない人や時間が無い人向けにざっくり書…

ぺれぴち
2年前
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見仏上人シリーズ 宮千代の話

僕の家から車で少し行ったところに宮千代という町名があります。これと言って何もない住宅地で、仙台市民でも名前も場所も知らない人も多いマイナーな所です。 宮千代ってなんだか昔の人の名前みたいだなと思った方、鋭いです。 このマイナーな町名ですが、ちゃんと由来があったのです。 その昔、松島の瑞巌寺に見仏上人という高僧がいまして、瑞巌寺には宮千代というお稚児さんがいたそうです。 この宮千代、とても賢い子で歌に秀でていました。時折歌を都の人に見てもらい、都人の間でも絶賛されていた

伊達騒動と樅の木は残った その5(最終回)

さて、お伝えしてしてきたように、原田家は御家断絶となってしまいました。 妻の津田氏は伊達…

ぺれぴち
2年前
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伊達騒動と樅の木は残った その4

ここからは小説「樅の木は残った」のネタバレあらすじになりますので、ご注意ください。 1.…

ぺれぴち
2年前
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伊達騒動と樅の木は残った その3

5.宗重の奇策宗勝の専横に誰も異を唱える事はできない状況でしたが、ここで伊達一門の伊達宗…

ぺれぴち
2年前
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伊達騒動と樅の木は残った その2

3.奥山大学の失脚と原田甲斐の登用さて、ここにきてそれまで藩の政務を取り仕切っていた家老…

ぺれぴち
2年前
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伊達騒動と樅の木は残った その1

1.はじめに 皆さん、伊達騒動はご存じでしょうか。伊達政宗で有名な伊達藩で起きたお家騒動…

ぺれぴち
2年前
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サン・ファン・バウティスタ号と支倉常長(最終回)

3か月の航海の後、一行はメキシコ太平洋岸のアカプルコに到着しますが、 この航海中にソテロと…

ぺれぴち
2年前
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サン・ファン・バウティスタ号と支倉常長(その1)

ニュースで、サン・ファン・バウティスタ号の復元船が解体されると報じていました。僕も何度か行った事があります。 サン・ファン・バウティスタ号と言っても、宮城県民以外にはあまり知られていないかも知れません。 そこで今日はサン・ファン・バウティスタ号とその船ではるか昔にヨーロッパまで渡った一人の侍のお話を書いてみたいと思います。 今から400年近く前、1613年10月(慶長18年9月)に、仙台藩の月ノ浦という、うら寂しい入り江から一隻のガレオン船が出航しました。 その名をサン・フ