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弔DIARY

こんにちは。

最近なんだか真面目に働いています。限界です。
ぼくは「深度は浅く持続時間は短い」という最悪ステータスの集中力でサラリーマンをやっているので、午後業務が5時間ぶっ通しというだけでオーバーキルなのですが、最近は歯を食いしばって土俵際で耐え忍んでいます。
ただ、ダラダラと過ごしているよりも時間の経過は少しだけ早いかもしれません。いままでは「やることねぇ」が口癖でしたが、探せばあるものです。探さなきゃないのが辛いところ。

先日おじいさんが亡くなりました。おじいさんと呼ぶと他人味(外連味みたいですね)があるのでおじいちゃそと呼びますが、とうとう亡くなってしまいました。心底かなしいです。
何年も前から身体が悪くなってるのは見てて分かるし数か月前から「そろそろ・・・」なんて話もよく聞いていたので、実際に亡くなったと聞いた時はすんなり理解はできたものの、こう、かみ砕くというか実感するというか、そういうのには時間が要りました。

実際に亡くなったのは節分の日でね。その報こそ昼頃にきたものの、いまいち実感ないから普通に仕事して帰ってMリーグ見たりゲームしたりして。恵方巻も笑顔で食べて豆まきなんかもして。悼みのいの字もないスタンダード金曜日でした。
ただ夜寝るときね、ふと暗闇で色々と考えちゃうとくるものがあり泣いてしまいましたね。

感謝していることとか楽しかったこととかがどばっと溢れてはこないんだけど、連鎖的にぽこぽこと浮かんできてね。声とか顔とかあらためて思い返したりして。もう会うことができないっていうのに着地して涙ぽろり。みたいなもんで上手いこと自脳にしてやられました。

これはほんとに昔の話なんですが、小学生くらいの頃、祖父母の家に遊びに行ったときに悪ふざけが度を過ぎて家を追い出されちゃってね。落ち込みながら暗い道をとぼとぼ歩いていたらおじいちゃんが探しに来てくれてさ。そんなことを思い返したら泣けちゃうよ。これ書いてる今も泣きそうだし。そんなおじいちゃんが亡くなったってわけです。そりゃ悲しいじゃない。

そんなわけで週が開けての水曜日がお葬式なので火水とお休みをとって帰郷することになりました。その日はカナダへ留学している妹も一年ぶりくらいに急遽帰国することになり、家族総出で弔えることになりました。

帰郷した火曜日は母と概ねカナダ人の妹が駅まで迎えに来てくれて実家の仮屋へ向かいました。するとそこには姪がいました。先日生まれたばかりの姪が。そこに、ちょこりといました。いや、いるとは思ってたけどね。いましたよ。かわいい!あぁ・・・かわいい!!やっぱり親等の近い赤ん坊ってのは。かわいいです。困りもんです。額に入れて飾りたいです。まじで赤ちゃん界のうちの猫じゃん(※うちの猫は猫界で一番かわいい!)。そういうことです。

そのあとは軽くご飯を食べ、母とカナディアンとおじいちゃんの安置されている葬儀場に顔を見に。顔を見たら必ず泣いちゃうと思ったのですがね、なんか逆にというかその場では泣けなかったです。泣く直前の喉がきゅっとすぼまる感覚は常にあったのですが涙は出ませんでした。こういうときに感情を抑えてしまう。30歳を超えた男の愚かさなのでしょう、この上なく悲しいのに涙ひとつ流せないとは。

葬儀場で少し過ごした後はその足で祖母の家に行きましたがどっこい不在でした。伯父と義伯母とともに出掛たらしく【IRECHIGAI】でした。
ぼくは祖母不在なのに空腹という状況からミカンを盗み食いしたり足漕ぎ健康グッズで記録を出そうとしたりして過ごしましたがこれは書かなくてもいい内容でしたね😅

夜は久しぶりに家族そろって過ごしました。姪LOVE。そして睡眠。そしたらまた暗い部屋で色々考えてしまいうるうるしてしまいました。日中は涙出ないのに夜になると出るの花粉症と同じ傾向なのでもしかすると花粉症の副作用で夜にしか泣けない体質になってしまったのかもしれません。

ちなみに日中は花粉症の症状出ないのに夜になると悪化するのは副交感神経優位になっているかららしいです。リラックスしてるとダメなんですって。なのでぼくは最近花粉症の症状が出たら激しく動いて交感神経優位になるように努めています。立ってるときは踵上げや行進、座ってるときは集中力を要するゲームをして交感神経を盛り立てましょう!

水曜日になりました。親族のお葬式当日ってのは朝から忙しいわな、準備でよ。家族みんな同じ時間に出るので水場が混み合うんですよ。紆余曲折あり礼服に着替えて葬儀場へ向かいました。今回はお通夜はなくお葬式と火葬も一日で行う弾丸R.I.Pでした。あと聞いたところによると寒い時期は火葬場が混み合うらしいです。寒くて乾燥しててで病原菌が活発に働くのでしょうか。

葬儀場へ着くと伯父ファミ揃い踏みでした。おばあちゃそもいました。現地に着く前はみんな悲しい顔してるかと予想していたのですが案外普通に笑顔でした。お葬式の親戚衆って案外こうだよなと行くといつも思います。でもそりゃ86歳のおじいさんが亡くなったからか。若い人が亡くなったらそうじゃないかもしれないですね。#大往生WINのハッシュタグで若年層応援してくしかねぇなこりゃ。

そのあとはつつがなく進行して葬儀は無事に終了。ぼくは要所要所泣きそうでしたがこの日も最後まで涙を堪えてしまいました。みんなは泣いてました。
そんなぼくもお葬式が始まる前に葬儀場の人が読み上げた故人のバイオグラフィーみたいなコーナーは普通に悲しみがピークを超えて余裕で泣きそうでしたが「このナレーションのおばさんに泣かされてるみたいで癪」という穿った思想で泣けなかったです。普通におじいちゃんのこと考えて素直に泣けばいいのにね。自分が悲しい。

葬儀を終えるとそのまま車に乗り込み火葬場へ。火葬する前に最後に顔を見たらやっぱりとんでもなく悲しかったです。本当に感謝しかないなと思いました。
火葬には1時間ほどかかるとのことで休憩室みたいな場所での待機。休憩室でお茶を飲みつつ悲しいようなほっとしたようなみんなの顔を見ていたらおじいちゃん良い人生だったんだなとしみじみ感じて嬉しい気持ちになりました。あと葬儀場のお茶とか菓子は金額設定ぶっ壊れなので残さず食べること必至です。

そのあとは祖母邸に寄って実家の仮屋に寄って寿司を食べて荷物をまとめて電車へ乗り込み帰りました。帰る前に妹のアップルのファミリープランみたいのに仲間入りさせてもらえたのでアップルミュージックを楽しみつつ良い電車旅でした。

あと帰宅してほぼカナダ人の妹にもらったお土産を開けたのですが、案の定メイプルシロップが入っていました。これこれ~と思いました。あとココナッツ入りチョコみたいのがスーパー美味かったので次回帰ってくるときも持参を熱望します。

そんな感じでまた冠婚葬祭喜怒哀楽古今東西イベントあれば報告します。

画像はなんか外で夜。

では~。

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