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7917 藤森工業の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1936年11月に東京で株式会社藤森工業所を設立、防湿防水紙などの製造を行う
✅ 食品用ラップフィルム、パウチを始めとする包装材料を中心に、液晶ディスプレイなどの製造工程に使用される偏光板用プロテクトや、層間絶縁フィルムなどの情報関連機器用材、建築資材やトンネル用材などの多様な樹脂製品の製造・販売を事業とする
✅ 筆頭株主は、日本マスタートラスト信託銀行株式会社信託口で6.9%保有、次いで、株式会社日本カストディ銀行信託口が6.2%保有。以下は、国内外の金融機関の信託口や、個人などが続く。取締役2名を含む創業者一族と見られる4名の保有率は、合わせて11.2%
✅ 会長の藤森明彦氏は東京農工大学卒業後、コロンビア大学へ留学→1969年8月に入社→専務、社長などを経て2013年10月より現職。創業者である藤森彌彦氏から、俊彦氏、行彦氏、明彦氏の4代目社長であったとみられる
✅ 副会長の藤森伸彦氏は1987年1月、同社の印刷工程外注先であるニッカ株式会社入社→2002年6月、同社副社長に就任→2014年6月より現職。なお、藤森姓のため創業一族とみられるが、同氏と明彦氏の血縁関係については不明
✅ 社長の布山英士氏は1977年4月に入社→常務、専務などを経て2013年10月より現職
✅ 売上高の構成比は、ライフサイエンス48.1%、情報電子35.5%、建築資材16.4%
✅ ライフサイエンスセグメントの製品分野は、用途別に「医薬・医療」、「日用品」、「食品」に細分される
✅ 医薬・医療用途は医薬品用包装材料であり、誤飲時のダメージ軽減を図ったソフトPTPシート「やわらかプスパ」、連通式複室容器、医薬品製造用シングルユース製品などが主要製品となる
✅ 日用品用途は、液体洗剤やシャンプー等の詰替え用スタンディングパウチを始めとするパウチ梱包材などが該当する
✅ 食品用途はレトルト食品用パウチの他、業務用飲料等の容器に使用される「キュービテーナー」、「Zテーナー」なども扱う
✅  情報電子セグメントは「ディスプレイ部材」、「モビリティ部材」、「電子部材」に分類される
✅  ディスプレイ部材は、超ハイクリーンに製造する保護フィルム、耐屈曲、拡散などの付加機能を与えた粘着フィルムなどを提供する
✅  モビリティ部材は、金属とプラスチックなど異種材料を接合する接着フィルムや、防水、保冷保温素材を使用した製品を提供
✅  電子部材は、IoTや5Gなどに求められる先端材料を提供するために、開発段階から顧客を支援
✅  建築資材セグメントは、保冷保温シート「ハイピー」シリーズ、不燃シート「フジエース」、トンネル用防水シート「FFシート」などを扱う
✅  売上高、経常利益とも順調に拡大。2021年3月期は、売上高117,250百万円(前期比+2.6%)、営業利益10,286百万円(前期比+16.1%)、経常利益10,708百万円(前期比+18.2%)となった

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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