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5491 日本金属の業績について考察してみた

✅ 1930年11月に東京伸鐵所を創立し、みがき帯鋼の製造を開始
✅ ステンレス帯鋼の圧延に強みを持つ、圧延専業メーカー
✅ 筆頭株主は日鉄ステンレス株式会社で13.0% 、次いで日本金属取引先持株会が9.8%、日本マスタートラスト信託銀行の信託口が7.2%、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社が5.7%、その他は、JFE商事株式会社、5998アドバネクス、ASADA株式会社などが並ぶ
✅ 社長の下川康志氏は早稲田大学政治経済学部卒→1980年3月同社に入社→鋼帯事業本部と管理部門に長年に渡り従事→2014年6月常務取締役→2017年4月現職に就任
✅ 売上高の構成比は、みがき帯鋼事業が78.0%、加工品事業が22.0%を占める
✅ みがき帯鋼事業では、冷間圧延ステンレス鋼帯やみがき特殊帯鋼の製造・販売を行う
✅ 国内で初めてみがき特殊帯鋼を生産したメーカーであり、ステンレス製品においては100%受注生産を行う。顧客ごとの仕様に合わせて独自設計で製造されており、業界トップクラスの薄さや強度を誇るステンレス箔を手掛ける
✅ 加工品事業では、異形鋼や精密管、型鋼の製造・販売を行う
✅ 海外売上高比率は27.6%で、地域ごとではアジアが26.5%、その他が1.1%を占める。(2021年3月期)
✅ 同社製品は自動車業界や家電業界等に採用されている。ステンレスを用いた自動車用光モールは業界トップシェアを持つ
✅ 主要顧客は田島スチール株式会社で、同社への売上高が連結売上高の13.6%を占める。 (2021年3月期)
✅ 売上高は2017年3月期から2019年3月期にかけては、みがき帯鋼事業における自動車関連向けの需要が牽引して+12.0%増収。2021年3月期にかけては、中国景気減速や感染症流行によって自動車関連をはじめとする各種製品の需要低迷が影響して▲18.6%減収
✅ 経常利益は2017年3月期から2018年3月期にかけて2倍に増益。2020年3月期にかけては、板橋工場における火災事故やそれに伴う代替材料の調達コストの増加が影響して▲81.5%減益
✅ 2021年3月期は感染症流行による売上高減少と工場火災によるコスト増が響き、▲2,454百万円の損失となった

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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