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3001 片倉工業の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1873年に創業後、1895年に片倉組を設立して製糸事業を拡張
✅ 不動産事業や衣料品事業、機械関連事業、繊維事業等の多角的な事業展開が特徴
✅ 筆頭株主は8031三井物産で6.5%、次いでみずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託が6.0%、損保保険ジャパン株式会社が5.1%、株式会社みずほ銀行が5.0%、農林中央金庫が5.0%と続く。以降は1801大成建設、8804東京建物などが並ぶ
✅ 社長の上甲亮祐氏は一橋大学経済学部卒→1985年4月株式会社みずほ銀行に入社し、2017年4月理事に就任→同年5月同社常勤顧問に就任→2018年3月専務を経て2019年3月現職に就任
✅ 売上高の構成比は不動産事業が20.2%、医薬品事業が34.8%、機械関連事業が27.2%、繊維事業が13.9%
✅ 不動産事業では全国でショッピングセンターや住宅展示場、企業主導型保育所などの運営及び不動産賃貸を行う。製糸工場跡地等の社有地を活用しており、所有・管理物件数は全国で19箇所に及ぶ
✅ 医薬品事業では不整脈や心不全等の医薬品を製造・販売する。連結子会社であるトーアエイヨー株式会社が事業を担い、循環器領域に特化した医薬品の開発やジェネリック医薬品の製造を行う
✅ 自社開発品ではテープに強みを持ち、持続型狭心症治療薬の「フランドルテープ」や経皮吸収型β1遮断剤「ビソノテープ」の販売実績を有す
✅ 機械関連事業では連結子会社の日本機械工業株式会社にて消防自動車や防災機器を製造し、国内外で販売する。消防自動車では国内2位のシェアを誇る
✅ 繊維事業では肌着や靴下、エプロン等の各種衣料品の開発から販売までを行う。連結子会社の株式会社ニチビでは機能性繊維の製造・販売、オグランジャパン株式会社では肌着やエプロンの企画・販売やブランドライセンス業務を担う
✅ 主要な顧客は4503アステラス製薬で、連結売上高の31.2%(2020年12月期)を占める
✅ 売上高は長期的に420 億円から480億円前後で安定推移。直近ピークは2015年12月期の485億円で、そこから2019年12月期の443億円まで低下傾向にあった
✅ 2020年12月期は、感染症流行下における商業施設の休業や営業時間短縮による賃貸収入の減少や、機械関連事業での消防自動車や衣料品の売上減少を受けて、396億円(前期比▲10.0%)と400億円を割り込んだ
✅ 経常利益は2016~2018年12月期の20億円台から2019年12月期は34億円、2020年12月期は45億円と水準を切り上げている。不採算事業の事業撤退や、既存事業の収益性改善により大幅な増益となった

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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