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6736 サン電子の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1971年4月、電子機器の製造、販売を目的に、サン電子株式会社として愛知県で設立される。立石電機株式会社(現:6645オムロン)の自動券売機を製造
✅ モバイル機器のデータ復旧などモバイルフォレンジック市場で世界トップシェアの製品「UFED」を有する企業
✅ 筆頭株主は東海エンジニアリング株式会社で17.8%を保有する。東海エンジニアリング株式会社は、同社創業者である前田昌美氏が保有する資産管理会社である。
次いでUBS AG(銀行)が5.4%、そのほか、INTERACTIVE BROKERS LLC、おもな取引先である株式会社藤商事など
✅ 社長の内海龍輔氏は岩手高卒。創業家の一人である→社団法人中部経営情報化協会 あいちベンチャーハウス インキュベーションマネージャー、社団法人中部航空宇宙技術センター 産業支援部担当部長を経て、2012年6月同社へ入社→内部統制室室長、内部監査室室長を歴任→2020年4月、取締役に就任。同時に同社子会社のCellebrite DI Ltd. Director、イードリーム株式会社 取締役にも就任する→2021年6月より現職
✅ 専務の木村好己氏は中央大学卒→ピート・マーウィック・ミッチェル会計事務所(現:KPMG)へ入所→会計事務所、監査法人などを経て、1994年11月株式会社グッドマン内部監査室長へと就任→数社の監査役を務め、同社には2018年7月にコンサルタントとして携わる→2019年6月、同社社長に就任→2021年2月よりCellebrite DI Ltd. Director、6月より同社専務を務める
✅ 売上高の構成比はモバイルデータソリューション事業が82%、エンターテインメント事業12%、新規IT関連事業6%

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✅ モバイルデータソリューション事業はイスラエルの子会社を事業本部としている。米国を中心とした全世界の犯罪捜査機関に向けて、モバイルデータトランスファー機器と関連サービスを提供する
✅ スマートフォンやタブレット端末などからデータを抽出する「UFED」は世界中の携帯電話約6,500機種に対応。国内外80以上の携帯電話メーカー、通信キャリアと関係を結び、アップデートソフトの定期配信を可能にしている
✅    エンターテインメント関連事業ではパチンコ制御基板等を製造・販売する。顧客はパチンコ業界の遊技機メーカーおよび全国のパチンコホールであり、なかでも株式会社藤商事への売上高は全体の10%を超える
✅ 新規IT関連事業では、おもにM2M(マシン to マシン)通信機器およびIoTソリューション、B2B向け業務支援システムなどを開発・販売する
✅ 過去5期分の売上高は、2019年3月期のみマイナス成長だったものの、堅調に増加し24,698百万円から26,662百万円へ+7.9%となった
✅ 経常利益については2020年3月期まで赤字推移。Cellebrite社の第三者割当による優先株式発行にともなう費用や営業損失などが原因。しかし、2021年3月期には881百万円の黒字に転じた

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)



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