8818 京阪神ビルディングの業績についてポイントまとめてみた
✅ 1948年2月京阪神競馬株式会社設立。1949年4月梅田・難波両場外馬券発売所(現ウインズビル)竣工、日本中央競馬会に賃貸開始
✅ 大阪府を中心に場外馬券場やオフィスビル、データセンター等の賃貸を行う
✅ 筆頭株主は、三井住友銀行の親密事業会社で大阪府にて不動産業を営む銀泉株式会社で保有割合12.46%。以降は、6367ダイキン工業、1944きんでん、1812鹿島建設、オランダの年金基金などが名を連ねる
✅ 代表取締役社長 社長執行役員の南浩一氏は名古屋大学卒→1977年4月住友銀行(現三井住友銀行)入行→同行にて取締役兼専務執行役員、8316三井住友フィナンシャルグループにて監査役を務める→2016年6月同社に代表取締役として入社
✅ 土地建物賃貸事業の単一報告セグメント。2021年3月期の部門別売上高は下図の通り
✅ オフィスビル、データセンタービル、ウインズビル、商業施設・物流倉庫の賃貸を行う。関西圏が中心だが、首都圏にも進出
✅ オフィスビルは駅近の交通至便立地を基本に展開、データセンタービルは高い防災性能、電力供給の信頼性、先進のセキュリティシステムなど最新スペックを誇る都市型ビルを提供する
✅ ウインズビルは京阪神地区5ヶ所の場外馬券場を、半世紀に渡り日本中央競馬会に賃貸、賃料等の条件は3年毎見直すこととなっている。商業施設・物流倉庫の賃貸は1976年に開始、現在5ヶ所を運営している
✅ 日本中央競馬会以外では、9434ソフトバンクが13.7%、エクイニクス・ジャパン株式会社が10.7%と売上高依存度が高い
✅ 売上高は既存ビルの稼働率向上や新規ビルの竣工などにより増収基調だが、営業利益は諸経費の増加を吸収しきれず2020年3月期から2期連続減益