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4571 ナノキャリアの業績についてポイントまとめてみた

✅ 1996年6月、ナノテクノロジーの医薬品分野への応用を事業目的として、ナノキャリア株式会社設立
✅ 2004年5月より日本化薬株式会社などのライセンス契約締結先が、抗がん剤を中心に各種高分子ミセルを導入した薬剤の臨床試験を随時開始
✅ 2012年7月、株式会社アルビオンと化粧品素材の開発及び商業化に関する契約を締結し、化粧品事業へも参入
✅ ミセルと呼ばれる水溶液中に浮遊する超微粒子に薬剤を封入する手法を用いて、新方式のドラッグデリバリーシステム(DDS)構築のための研究開発を行う
✅ 筆頭株主はファストトラックイニシアティブ(ライフサイエンス・ヘルスケア分野のVC)2号投資事業有限責任組合で2.53%。信越化学工業株式会社が2.38%。東京大学発の関連ベンチャーへ出資する協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合1.90%や、創業者で前社長の中冨一郎氏1.40%などが並ぶ
✅ 社長の松山哲人氏は北海道大学卒→1986年4月三菱商事株式会社入社→株式会社メディカル・プロテオスコープ社長、日東紡績株式会社参与・理事などを歴任→2014年12月同社顧問に就任→2019年11月より現職
✅ 「医薬品等の研究開発及び製造販売並びにこれらの付随業務」の単一セグメントであるが、応用分野別に「低分子抗がん剤」、「核酸医薬品」、「化粧品」に大別される。主力は低分子抗がん剤への応用とみられる。
✅ 高分子ミセルによって効能を向上させたDDS製剤の開発を事業とする。同社が「ミセル化ナノ粒子」と呼ぶ高分子ミセルに主剤を封入することで、粒子サイズを主剤そのものの分子サイズより増大させ、これによって患部へ選択的に到達する機能を与えることが技術面でのポイントである
✅    上場来赤字が連続している。2021年3月期は、売上高313百万円(前期比▲43.3%)、営業利益▲1,302百万円(前期比▲197百万円)、経常利益▲1,278百万円(前期比▲134百万円)

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PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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