3653 モルフォの業績についてポイントまとめてみた
✅ 画像処理技術に関する研究・開発を主な目的として、東京大学出身の技術者を中心に2004年5月に株式会社モルフォとして設立
✅ 静止画手ブレ補正技術「PhotoSolid」やパノラマ撮影技術「QuickPanorama」などの画像処理技術を手掛け、多くの携帯電話端末機器メーカーに技術を提供し成長した
✅ 2017年のディープラーニング推論エンジン「SoftNeuro」製品化、2019年の国内子会社「株式会社モルフォAIソリューションズ」設立など、ディープラーニングやAI関連技術にも注力
✅ 大株主は社長の平賀督基氏が9.4%、株式会社デンソーが4.8%となっている
✅ 社長の平賀督基氏は東京大学理学部卒→東京大学大学院へ進学→2002年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻(博士課程)修了。博士(理学)→在学中から画像処理技術の開発に携わり2004年5月に同社を設立、社長に就任
✅ 2021年10月期第2四半期のビジネスモデル別売上高はロイヤリティが282百万円、開発収入が129百万円、その他が69百万円なっている
✅ スマートフォンをはじめとする、家電・通信機器向け画像処理ソフトウェアの研究開発が主要事業。国内外の各事業者に対し、同社グループのソフトウェア製品を提供してライセンス料を収受するロイヤリティ収入が売上の中心
✅ 事業者に同社の画像処理エンジンを提供する際や、他社の研究・開発を請け負う際に発生する開発収入、同社製品利用者のサポートに伴うサポート収入などを得る
✅ サービス別ではパノラマ画像技術「PanoramaGP」やダイナミックレンジ補正技術「HDR」などの画像処理ソフトウェアに加え、創業初期からの主力ソフトウェアである静止画手ブレ補正技術「PhotoSolid」が収益の柱となっている
✅ 東大発の研究開発企業として、優れた画像処理技術を擁する点が最大の強みであり、保有特許数は157件、累計ライセンス数は35億越えを誇る
✅ 2016年10月期から2020年10月期までの売上高は2019年10月期まで右肩上がりに推移していたが、2020年10月期は2,073百万円と前年比20.5%減となった。米中貿易摩擦等の影響により特定取引先からのロイヤリティ減少。
✅ 経常利益も同様の傾向であり、2020年10月期は人材確保や研究開発などの先行費用の増加により、136百万円の経常損失を計上
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