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4588 オンコリスバイオファーマの業績についてポイントまとめてみた

✅ 2004年3月、腫瘍溶解ウイルスの開発及び分子標的抗腫瘍薬の開発を目的に、オンコリスバイオファーマ株式会社設立
✅ がん治療、抗HIVなどをターゲットに、特定ウイルスを活用した新薬の開発を事業とする創薬系バイオベンチャーである
✅ 筆頭株主はライセンス契約を締結しているアステラス製薬株式会社で4.97%、オフィス機器商社の株式会社CAN代表取締役と見られる藤岡義久氏が3.95%、創業者で社長の浦田泰生氏が3.71%、ライセンス契約を締結している中外製薬株式会社が3.12%などとなっている
✅ 社長の浦田泰生氏は京都薬科大学大学院修了→1983年4月小野薬品工業株式会社入社→1994年8月日本たばこ産業株式会社入社→2004年3月、同社を設立し社長に就任、現在に至る
✅ 2020年12月期の売上高の構成比は、医薬品事業が99.8%、検査事業が0.2%。2021年1月より「創薬事業」の単一セグメントとなった
✅ 創薬ベンチャーではあるが、研究~開発~試験までの全段階を自前で遂行するものではなく、これらの一部に対象を限定することで事業のスリム化とリスク低減を図っている。基礎研究を行わず創薬プランの策定に特化し、製品の製造及び試験はアウトソーシングするなど、主にプロジェクトマネージャの役割を果たす
✅  主力製品テロメライシンは、目的に合致するよう遺伝子組換したウイルスでがん細胞を破壊する、一種の抗がん剤である
✅  いずれの製品も上市に至っていないため、先行投資を回収できない状況にある。赤字幅も年々拡大傾向で、2020年12月期の経常損失は上場来最大の▲1,723百万円(前期比▲1,184百万円)。売上高314百万円(前期比▲75.9%)、営業利益▲1,674百万円(前期比▲1,163百万円)

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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