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6470 大豊工業の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1939年12月に西尾精機株式会社を設立し、精密機械と精密機械器具の製造・販売を開始。1944年1月に大豊工業株式会社に商号変更
✅ トヨタグループ向けを中心に自動車部品用金型や鋳造品の製造販売を行う
✅ 筆頭株主は主要取引先の7203トヨタ自動車で33.5%、以降、取引先の6201豊田自動織機が4.9%、同社がTOBによって連結子会社を取得した5991日本発条株式会社、仕入先の8015豊田通商、大豊工業従業員持株会などが並ぶ
✅ 社長の杉原功一氏は東京大学工学部卒→1980年4月7203トヨタ自動車に入社し、2009年6月常務役員に就任→2013年6月に同社監査役、2014年6月に副社長→2015年6月現職に就任
✅ 副社長の鈴木徹志氏は1981年4月7203トヨタ自動車に入社→2015年1月同社の連結子会社である日本ガスケット株式会社の理事、2015年6月副社長に就任→2018年6月同社専務取締役→2019年6月現職に就任
✅ 売上高の構成比は、自動車部品関連事業が84.9%、自動車製造用設備関連事業が14.9%
✅ 主力の自動車部品関連事業では、エンジン動力を伝達する際に摩擦を低減するエンジンベアリングや回転軸を支えるブシュ等の滑り軸受製品を中心に、バキュームポンプ等のシステム製品や各種金型を製造・販売する。エンジンベアリングでは世界でトップクラスのシェアを誇る
✅ 自動車製造用設備関連事業では精密金型を始め、搬送装置や溶接機等の各種自動車製造用設備を取り扱う
✅ 生産拠点を海外に7拠点(米国、インドネシア、ハンガリー、韓国、中国2拠点、タイ)有し、国内のみならず海外主要自動車メーカーへも製品を供給する
✅ 主要取引先はトヨタ自動車株式会社で、2021年3月期では同社向け売上高が連結売上高の約40%を占める
✅ 売上高は2017年3月期から2018年3月期にかけては減税政策等による中国国内の自動車販売台数増加の影響を受けて、前期比+1.6%の増収となったが、2018年3月期から2021年3月期にかけては▲19%に緩やかに減収。2018年3月期以降は米中貿易摩擦の悪化や感染症流行による自動車販売台数の世界的な落ち込みが影響した
✅ 経常利益は2017年3月期から2018年3月は前期比+3.7%の増益となったが、2018年3月期から2021年3月期にかけては▲88%の減益。2020年3月期以降は自動車販売台数の減少に加えて軸受製品における国際価格競争激化の影響も受け、マイナス幅拡大

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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