ほうせきひかるりんごのくに
こんにちは。
今日は宝石の国と宇多田ヒカルと椎名林檎の話をします。流れるように滑らかに個人的見解から三点を繋げます。そしてネタバレをします。
「宝石の国」最終話となる108話が出たね。
美しい装丁を眺めてうっとりしたいので宝石の国に関しては単行本派の私だけど、秋まで我慢できなくてアプリで最終話まで読んできた。市川先生のコメントを読んで、”今”読んだ方がいい気がした、というのもある。
コミックDAYSでほぼ全話無料キャンペーンもやっているよね。今日まで!?
ここに来るまでにとてつもない時間をかけて、目まぐるしく変化し続けてきたフォスだけど、ラストはとても穏やかで静かで、あたたかだった……
あの宝石たちの中で何故フォスだったのか、というのが自分なりにわかった気がするよ。というかフォス以外考えられない。
結末を無事見届けることができて良かった。
最終章は石ころたちが可愛くて愛しい。
以前わたしが香川旅日記の中で書いた、私の中の石ころ愛がつまった記事を思い出して読み直した。
なんて素敵な感性をもっている人なんだろう!と思って自分が書いた文章を読んで自分でぐっときてしてしまった。私にはこういうところがある。
登場人物や話の設定は思いっきり異次元だから遠い遠い世界の話、ファンタジーに思えるけど、でも不思議と現実味があるというか、わたしたち「にんげん」の世界とさして変わらないというか、ずっとそんな感じしない?
「にんげん」とさして変わらないと思った直後に、宝石たちが物質であることを強く感じさせる描写(割れる・欠ける)がきて、ウワーッってなったりもするけどね。
宝石の国を読んでいる時間の中に、読者である自分自身がこの世界でただひとりの「にんげん」であることを感じさせられて途方にくれてしまう瞬間がある。
宝石の国のテーマのひとつには”愛”があると思うけれど、我々が抱くさまざまな愛や慈悲について自ずと考えてしまうな……
しまうな……
しまうな……しまうな……
と考えにふけっていたらふと、宇多田ヒカルを聴きたい気持ちがどこからともなく湧き出てきた。なんでだろう。
今月リリースされた、宇多田ヒカルのベストアルバム「SCIENCE FICTION」をよく聴いていたというのはあるか。
新曲の「Electricity」は元々、なんて素晴らしい曲なんだ…と思って聴いていたけれど、ますます好きになってしまった一節がある。
なんて美しく神秘的なのでしょう。
この曲、終盤に向かうほど、聴けば聴くほどに、”愛”を感じる。
宇多田ヒカルに、アインシュタインが娘に宛てた手紙を読んでみてと言われたら読むしかない。
宇宙遊泳のように「Electricity」の中でずっと漂っていたい。揺れていたい。きもちいいね〜
そうそう、お聞きしたいのですけれど。
宇多田ヒカルといえば、椎名林檎ですわよね。
椎名林檎といえば宇多田ヒカルとも言えますわ。
おふたりのテレビ初共演として、先日披露なさった「二時間だけのバカンス」はご覧になりまして?
椎名林檎のニューシングルも本当に本当に素晴らしいのです。
こんなワルツを聴いてしまったらもうじっとしてなんか居られない、駆け出すしかないでしょう。
conductor 椎名林檎……
MVも映るものすべて美しくてうっとりしながら眺めている。
林檎さんから愛の矢を受けた部分があります。
カップリングの「紅海月の夜」もとっても好きですわ。
私が向かう先の未来におふたりが居てくださるというのが本当に心強いです、とびきりの感謝を。25周年おめでとうございます。
どうやら近頃のわたしのトレンドは「人間(にんげん)」「愛」「宇宙」「地球」みたい。どれも壮大に思えるけれど身近にあるものだよね。
人間と愛について、これまでの人生では深い関わりを避けてきた2つなので、ちょっと意外だ。こんなことってあるんだ。自分自身のことは誰よりもよくわかっているつもりだったけど、案外そうでもないのかもしれない。
人間と愛を知るために、我々はアマゾンの奥地へと向かった……
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