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関係人口〜風の人になりたい〜

関係人口って多様でそれぞれ関わり方が違う。どんな関わり方でも正解。そんな中で私が今後どう関わっていきたいか、その理想を書いてみようと思う。

私は沖縄という地で関係人口として関わり続けようと思っている。
地域と関係人口という関わり方があることは大学の授業で知った。最初は「ふ〜ん」くらいにしか思ってなかったけど、いざ実際の事例など聞いてるとどんどん「これ、いいかも!やってみたい!」と思い始めた。なぜかって。私には大好きな地元があり、離れたくはないけど、沖縄のような時間も食も波長も合う大好きな場所があったから。住むには地元を離れなくてはいけない、でも離れたくはない、じゃあ、沖縄はどうする?ってずっと自問自答してたから。そんな時、関係人口として関われるのであれば、地元にいながら行き来ができ、地域と関わり続けることができるのでは、と思いそこからはいかに沖縄と関わりを持つか、と考えていた。その結果が、ワーホリなんだけど。

色々な成功事例を聞いていたから、関係人口として関わるのはそこまで難しくないのかな、と思っていた。実際、つい最近まで「まぁ、なんとかなるでしょ」くらいにしか思っていなかった。だけど、ワーホリ終えて、4ヶ月ぶりに再び沖縄行ったら、関係人口というある意味中途半端な関わり方は非常に難しいんだと知った。

私としては、1度関わりを持ち、働いたことで今後も関わる基盤ができたと勝手に思っていた。だけど、職場の人からしたら、“また来た沖縄好きの人”程度の認識だった。無理もない。
よくよく考えれば本当にその通りだから。だけど、私はただ観光をしたくて沖縄に来たわけではない。関係人口として、職場も集落も人手が足りなかったらいつでも手を貸せる人材でいたいと思っている。

このギャップが思ったより大きいことを知った。はっきり口には出さないけど、中には、関係人口なんていらないと思ってる人もいるんじゃないかな、とさえ思えた。たまに来て、手や顔を出して、帰ってく。直接売上には繋がらないのに、ずっと職場や集落に思いを馳せてるだけの人。一応、気を遣って「思ってくれてるだけでいいよ」と言ってくれるけど、心ここにあらず、という感じでそれは下手に手を出さないでほしい、という表れのような気がして。

それをほぼほぼ口にして教えてくれたから、初めて気づいた。辛いけど、嬉しかった。

これは、私のこれからの関わり方が未来を決める、と思った。私としては試練とされるこの状況だけど、まだ私は沖縄は観光する場所ではなく、関わっていく場所として位置づけている。1ヶ月いた職場からは邪魔者だと思われるかもしれない。でも集落の人たちは、少なくとも私をただの観光客ではないことを認識してくれている。

これからは、ただ行く、だけじゃなくて、しっかりとした目的や意図を持って、コミュニケーションを取りに行かなければならないと。元の職場の方はオンラインで関わることはとりあえず出来るみたいだけど、それもいつまでできるか。いつ首を切られてもおかしくない。首を切られる前に、意義を示したい。オンラインと現地を行き来し伝書鳩のようになりたい。

関係人口や社会教育という分野は輪郭がハッキリしていないからこそ、理解しにくいしされにくい。私もまだ言葉で示すことができないのが、もどかしく力不足だけど、どの地域においても絶対にこれからは関係人口は必要だ!と確信めいたものがある。やれるだけやってダメなら仕方ない。やれるだけやって、行動で意義を示すことが出来たならそれは、言葉より信ぴょう性があるとも思う。私はそこに挑戦してみたい。

まだまだ道のりは長い。色々な事例を知って、焦らず丁寧に着実に、関わりを続けていきたい。

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