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ゲーム音痴のプレイ日誌NieR: Automata#13 C/Dルート 総攻撃

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 引き続き、NieR: Automataのプレイ日誌を続けます。かつて3Dアクションゲームのチュートリアルで道に迷って詰んだゲーム音痴な筆者に果たしてこのゲーム、クリアできるのか!?

※以下プレイ時の感想、ネタバレ注意!

CHAPTER 11 総攻撃

 Bエンド後のアガる感じの予告編でワクワクはじめたら……



見事に地獄に叩き落とされたchapterです。
衝撃度は間違いなく一番でした。



廃墟都市での機械生命体狩り

 フェチズム全開のゴスロリ衣装から特殊部隊風のコンバットスーツに着替えた2Bらヨルハ部隊。アダムとイヴを失い機械生命体全体が弱体化している今、大反抗のチャンス!本格的に機械生命体を狩り始めます。

 まずは9Sを操作して廃墟都市に点在している妨害電波を発生させている機械生命体をひたすらハッキング。最初の1体目が「後ろから不意打ち」という縛りプレイ指定だったため、他の個体も不意打ちしなければと思い込んだことで苦戦。真っ正面からハッキングして問題ない、と確認したら比較的楽勝でした。

 9Sのハッキング任務が完了したら2Bと合流。
 以降2B視点に移ってひたすらバトル。追従するヨルハ部隊の仲間と一緒に遊撃隊として、仲間の救援に駆け回ります。久しぶりの2B操作が気持ちいい!
 Bルートでサブクエストをやり混んだ結果、装備を充実させることができていたため、サクサク敵を倒せます。

急転直下の地獄絵図

 楽勝ムードが漂ってきたところで、戦闘中突然のムービー。
 胴長の雑魚たちが円形の陣を組んでヨルハ部隊を囲んだかと思うと、なにやら電波を放出。
 電波を受けて苦しみながら次々と倒れていくヨルハ部隊。広域ウィルスがどうとか戸惑う9S。起き上がったヨルハ部隊員達は、その目が赤く発光しはじめて、唯一正気の9S目掛けて襲いかかってきます!
 まるでゾンビ物のような急展開。9Sを操作して苦しむ2Bのウィルスを除去すると二人で一時離脱。

 錯乱したヨルハ部隊を振り切って向かった先は陥没地帯。そこで強力な電波を発信していた個体を倒しました。怪電波の発信源を潰した、他のみんなの様子はどうだ!?
 ……効果なし!敵は未だに無限にわいて迫ってきます。

 バンカーとの通信も妨害され救援も期待できないことから、9Sはブラックボックス反応であたり一面消しとばすことを提案。自我データの保存を確認したのち2Bともども自爆。

 プロローグと重なる衝撃の展開ですが、今回はこの切り札で状況が改善できたとは限りません。突然暴走を始めたヨルハ部隊、実は9S由来で持ち込まれた物だったのでは?と邪推してしまいます。
 司令部に戻ったら安全なのか?

気分はニーガンを初めて目にしたリック

 なぜ戻ってきたと2Bと9Sを咎める司令。情報が混乱している様子で、逆に2Bたちに反乱の容疑がかけられます。

 と不安になるのもつかの間。オペレーター達までもが次々と暴走し始めて赤い眼光を宿します。やっぱりかよ!

 オペレーターの口を通して、機械生命体の首魁らしき声が愉快そうに告げます。

「ずいぶん楽しませてもらったけど、もうこの基地は終わりだね」

 ……アダムとイヴがいなくなって弱体化?なんてことはない、全て機械生命体の舐めプに振り回されていただけだった。人類を打ち負かした宇宙人を滅ぼした連中、それが機械生命体でした。
 パスカルさえも認めていました、機械生命体は事実として危険だって。
 本chapterタイトルの『総攻撃』はヨルハ部隊「から」ではなく「への」ものでした。

 この時感じた絶望と理不尽さへの怒りは、過去に覚えがありました。
『ウォーキング・デッド』Season6最終話、初めてニーガンと遭遇した時の気分。公式作品で二次創作の陵辱展開を延々見せられているような胸糞の悪さ!

 狼狽えている司令の手を引いて逃げる2Bたち。
 9Sはバンカー基地の惨状から、基地サーバーと同期を保留にしていた自分と2Bがウィルス汚染を免れたのでは?と推測します。ではクラスター元は廃墟都市ではなくバンカーだったのか?

 戦闘機で脱出しようとすると司令が立ち止まります。その目には赤い光が宿りつつありました。司令は自分も同期してしまっていたと告白し、一緒にはいけないと身を引きます。理性でウィルスに抵抗しながら、気丈に2Bたちを最後のヨルハ部隊として送り出すホワイト司令。2B達の脱出後間も無くバンカー基地は爆散。
 最期まで立派な司令でした。実は黒幕と繋がっているのでは?とか邪推してゴメン。

 ウィルスに感染した事実を告白し仲間を送り出す潔さは藤子・F・不二雄『流血鬼』にでてくる「友人の兄貴」を思い出しました。(余談ですが、この記事をかくために読み返したら、登場人物一切名前がでてこない演出でびっくりしました。)

満身創痍の2B そして……

 飛行ユニットで地球へと降下していくものの、ここでもヨルハ部隊の追撃が止みません。9Sだけでも助けようと、2Bは9Sの機体を強制操作し先に離脱させます。決死の囮となった2Bは奮戦するも撃墜され、落下したの先は水没都市でした。
 
 地上に降りた2Bはウィルスの進行が再発して苦しみ始めます。汚染を他のアンドロイドたちに撒き散らすわけにはいかないと、一人で死ぬための場所を探して彷徨います。ポッドの指示に従い商業施設廃墟を目指す2B。そこを最期の場所に定めたようです。

死に場所を求めて死にまくる

 で、ここから2Bを操作して水没都市から商業施設廃墟に進むのですが、

・水没都市から商業施設廃墟までそもそも遠い(道もわかりづらい)
・ウィルスに犯された2Bの操作性が悪い(操作自体不安定で攻撃も不可)
・ウィルスの影響の演出でノイズだらけの画面がどんどん見辛くなっていく
・ウィルスの進行という時間制限

 以上がミックスされた結果、作中屈指の難しさのミッションに
 ネットの感想をみても、ここで心折れかけた、折れたという意見がたくさん。わかるわ!

 自分も初見時あまりの理不尽さに「これはウィルス進行が100パーセントになったらムービー入って救済イベント入るんだよね?」と願望混じりの現実逃避をしました。
 というかそもそもまた道を間違えてなぜか宇宙人基地についちゃった。
宇宙人基地こそ誰にも迷惑かけないだろうと思ったものの、普通にゲームオーバーでしたよ、ええ。

 2回目。商業施設廃墟までのルートを確認してリトライ。
 途中陥没地帯を抜けようとしたところで、雑魚敵と遭遇。普段なら軽く蹴散らせる雑魚も、ウィルスの影響の2Bではなす術もなく、殴り飛ばされ谷底へ落下。登る手段が見つからず時間切れでゲームオーバー。

 
3回目。次は敵が来ることを注意してかわそうとするも回避中にウィルスの発作で麻痺→殴り飛ばされ谷底へ(以下略)

……今度こそ、これ詰みなのでは?死に場所にたどり着く前に死んじゃう!

 4回目。仕方なくピンポイントの場面の攻略動画を参照。
 動画の再生数と呪詛混じりのコメントの多さに「みんなここで躓くのは同じなのね」と謎の安心感を抱きます。
 動画では自分の前回まで選択していたルートではなく若干遠回りのルートを推奨していました。「敵との遭遇をなるべく避けて、波のあるウィルスの影響を見極めながら慎重に進む」というのがコツらしいです。

 動画に則って移動すると、途中崖を飛び越える場面があり、着地判定に不安があったのですが、無事飛び越えられてホッとしました。
しかしその後も、ゴールに近づくにつれウィルスの汚染が加速する演出が!もうやめて(懇願)最後までヒヤヒヤ緊張しながらもなんとかゴール。

 満身創痍の状態で商業施設にたどり着いた2Bでしたが、ここにも機械生命体の雑魚とヨルハ部隊が迫ります。
 絶体絶命の場面に、突如A2が現れて敵を一掃。汚染が進み赤く目が発光し始めた2Bを冷たく見つめます。自分を見下ろすA2に最期の介錯を頼む2B。どう考えてもこの後A2に殺されるしかない、という場面で9S視点に切り替わります。

衝撃の結末

 ことここにいたってさえも「死ぬしかない、って場面で切り替わったということは、何かしらA2の持っているミラクルな要素で2Bが復活して、3人で共闘するようになるんだな」という楽観的な希望を持っていました。9Sが2Bの名前叫びながら施設手前の橋まで来れたし!

 ……まさか本当にトドメを刺して2Bが退場するなんて。しかも9Sの目の前で。最期の瞬間を目撃して絶叫する9Sとは、対照的にショックで僕は言葉を失いました。まじかよ。まさかの主人公交代、だと!?

 2Bの死体に自身の髪を切ってふりかけるA2。その姿は2Bにそっくりでした。アネモネが言っていた二号ってA2のことだったのか。 
 
 A2は2Bに頼まれて仕方なく汚れ役を買っただけなのですが、そんな事情を知る由もない9Sはその憎しみをA2に向けて爆発させます。(このタイミングの意地悪さよ)
 

 機械生命体の圧倒的な悪意の前に唯一生き残った9Sですが、A2との共闘、という可能性は一瞬で吹き飛んでしまいました。9Sの絶叫と同じタイミングで突如出現した白い塔も正体不明です。(9Sの発狂がトリガーだったのか?)いよいよこの先どうなるのかわかりません。


みんなを……未来を…………お願いするね……A2

9Sを……頼む

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