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月面脱出ワークショップ(FFS理論実践ワークショップ)感想

2021年12月から、約13年ぶりに宇宙飛行士候補者の募集が始まりました。
応募要件の緩和も相まって、多くの方の興味関心が高まっている所と思います。かくいう私もその1人で、普段はインフラエンジニアとして官公庁システムの運用管理に携わっているのですが、漫画「宇宙兄弟」を読んだことがきっかけで宇宙飛行士への憧れが強まり、「自分に応募資格があるなら挑戦してみたい!」と即応募を決めました。

しかし、いざ応募に踏み切ったのは良いものの、書類選抜では自己アピールのスライドを用意する必要があります。自分自身を知ること(自分はどのような特性を持っているか?)、そしてチームにおける役割(チームにおいてどのような活躍ができそうか?)を客観的に分析していただくために、今回のワークショップに申し込みました。

 当日のワークショップでは、男女9名が2組に分かれて月面脱出を目指し、与えられた課題に取り組みました。開始直後はお互いに出方をさぐるように発言をしていましたが、
「積極的にリーダーシップを取る人」
「多くの情報を提供しようとする人」
「全体を見渡して舵取りをする人」
「合理的に良し悪しを検討する人」
「人の意見を受け入れ、サポートする人」
のように、各自の特性が見えてくると、はっきりと役割を決めた訳でもないのに、自然とそれぞれの役割に集中するようになりました。
お互いに必要なところで発言し、お願いできるところは周りに頼ることで、居心地の良いチームワークを作ることができました。

【座間優貴】ワークショップ中のメモ②

▲ワークショップに参加した際のメモ

ワークショップ後は、古野さんからのフィードバックもいただきました。各チームのメンバー構成の背景や、予想と実際の動きの違い、その理由についても解説していただきました。
私はFFS診断において「弁別性」、「拡散性」、「受容性」の順に特性が高いのですが、チーム内に同じようなタイプのメンバーが存在した場合に、特性を切り替えて発言するようになったとコメントをいただいた時には驚きました。複数の特性を状況に合わせて適切に使い分けることができれば、組み合わせ次第で自分の強みをさらに拡大できるのではと思いました。

今回のワークショップを通じて、自らの特性(長短)を知り、それをお互いに共有し合うことで、チームの能力を最大限に引き出すことができると知りました。宇宙飛行士を目指す方だけでなく、仕事や日常生活においても活用できる考え方なので(ワークショップ内では、「自分の名刺に診断タイプを記載する」など面白いアイデアも挙がっていました!)、もっと多くの方にFFS診断を知っていただき、個人やチームでの活動をより効果的にしていただけたらと思います。

【座間優貴】自己紹介

座間 優貴(ざま ゆき)

職業:インフラエンジニア
文系からインフラエンジニアに転向し、現在は宇宙飛行士候補者選抜へ向けて自己研鑽中。Twitterでは選抜に向けた日々の成長記録と、自分と同じように0から宇宙開発に興味を持ち、勉強を始めた方のために有益な情報をシェアしています。
Twitter: yukiz@bisabossa

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