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爪噛み抗争

ボーイが自分の爪を噛んだり
むしったりしていると
はらわたが煮えくり返るくらいむかつく。

癖になっていることに気が付いたのは
結婚してすぐ。
小学1年生のときからだった。

いつ見ても無残な指先。

深爪のため、指先の肉が爪先から盛り上がっていた。

汚い。

痛々しい。

愛情が足りないせいだ。

ずっとこの3つがループして、
最悪な気分になる。

「寂しい思いをしている子が爪を噛む」
と母に聞いたことがあった。

ボーイの爪を見ると私の愛が足りないんだと、
光の速さで心にチクっと刺さる。



爪を噛んでる、、無理!!!

その噛み切った爪をずっと口の中でしゃぶってるのもまじで無理。

足の爪まで噛んでたときは驚きと怒りで突き飛ばした。

転がるボーイ。


ほんとうに、耐えられない・・・


ありとあらゆる手を尽くした。


・なめると苦いマニキュアを塗る

・爪噛んだらスイッチ禁止にする

・医者に連れていくと脅す

・将来爪が真っ直ぐ伸びなくなるから爪切りで切ってほしいと頼む

・チョコレートの匂いのする消しゴムを渡して噛みたくなったらこれを嗅いでねと言う


結論、無意味。



ボーイが爪を噛む、むしる目的は、
心を落ち着けることや、集中することかもしれない。

本人は別に痛がってないし、
日常生活に困ってもいない。


でも、
私は、嫌な感情が押し上げてくる。


何度か爪を伸ばすことができて、
爪切りで切る時期もあった。

私はすごくうれしくて、喜んで、
お祝いパーティーを開催してボーイの好きな料理をたくさん作った。

記念に爪の写真も撮った。


でも、
長くは続かない。


5年生になった今も、ボーイは爪をむしってる。

私の心は相変わらずざわつく・・・

ガタガタの爪、ダサい。


今はそんな感情。


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