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修善寺旅行② ハリストス正教会 アラフォー 夫婦の旅

2024年3月中旬、旦那さんと2人で修善寺へ1泊2日の旅行に行ってきました。

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1日目
韮山反射炉→宿(湯めぐりの宿 修善寺温泉 桂川)

2日目
ハリストス正教会→指月殿→おしゃぶり婆さん→日枝神社→修禅寺→道の駅くるら戸田→ランチ(まるさん)
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今日は2日目の朝に立ち寄ったハリストス正教会についてnoteに書きます。

正面からのハリストス正教会

立ち寄ってみた感想は、
外観がとても綺麗で、そこだけ違う空気が流れているようでした。
建物の一番上にはハリストス正教会の八端十字架があり、初めて見たのですがとても感動でした。
修善寺の繁華街からは少し外れたところにありますが、立ち寄る価値があります。


たまたま訪れることができた正教会

そうなんです!
私がハリストス正教会を訪れることができたのは本当にたまたまだったんです。

たまたま泊まった宿が正教会のすぐ隣りで、たまたまその正教会を宿から見た旦那さんが「何か教会が近くにあるよ」と言ってくれたおかげだったんです。

泊まった宿はこちら↓

宿から数メートル歩くとすぐこの空気感に浸ることができます。

後ろに写っているのがお世話になった桂川さん

「山田りん」という名前にピンときた!五郎さんのYouTubeを思い出す

この日もとても良い天気でした。
正教会の敷地に入るとすぐ案内板がありました。

案内板を読んで ん?「山下りん?」

そこでハッとしました。

以前、イコンについての山田五郎さんのYouTubeを見たときに出てきた名前です。

とても有名な方で、テレビドラマなどでも取り上げられている人と言っていたけれど、私は知らないなぁ(←ボーッと生きて来た証)と思っていた人でした。

山田五郎さんは津田梅子よりすごいと言っていたのが印象に残っています。

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山田五郎さんのYouTubeから学んだ山田りんのことを書いておきます。

・日本人初の女性洋画家であり、イコン画家。

・留学先のサンクトペテルブルクまで横浜港から3カ月かけて行って、イコン画の勉強をして来た。

・けれど、本人は平面的で動きのないイコンを「おばけ絵」と呼んでいたようで、西洋画っぽいイコン画を描いて、日本正教会のイコンのベースを創った。

興味のある方はこちら↓の山田五郎さんの動画が分かりやすいです。

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そして、この修善寺にあるこの正教会は全国に39ある正教会の内の一つだけど、ちょっと他とは違うとのことです。

何が違うのかというと、
この正教会の中にある聖所と至聖所を分けるイコンを飾った壁(イコノスタシスという)は日露戦争のときに中国の旅順という所にあったものらしいです。
(日本正教会のHPには「移設」とあるけれど、案内板には「復元」と書いてあります)

とにかく、他の正教会とは色彩やデザインが違うということで、中に入って実際に見てみたいと思いましたが、当然中には入れませんでした。

けれど、外からイコンらしき絵がちらりと見えたので写真に撮っておきました。

浮かび上がるハリストス様?ちょっと怖いけど、イコンっぽいです。

感激しっぱなしの正教会

案内板にもありましたが、軒下のぶどう飾りがとてもステキでした。おしゃれだな〜とずっと上を見上げていました。

太陽の光がこの建物の空気感を一層温かいものにしてくれていました。

春がもうすぐという感じ

写真だとちょっと分かりにくいですが、当時造られたの窓ガラスのちょっと波打つ感じ、真っ平らではない感じが良いよねと旦那さんと話していました。

幼い頃家にあったガラス戸を思い出しました。

それからこれは↓縁の下の通気口です。日本にちなんで真ん中の部分は桜でしょうか?おしゃれです。私は縁の下の通気口でこんなおしゃれなものを見たことがありません。通気口と言えば格子型しか知りません。

まとめ(この旅でいちばん良かった場所でした)

この日は私と旦那さん以外、このハリストス正教会には人がいませんでした。

繁華街から少し離れたところにあるからかもしれませんが、

人が少ないため時間がゆったりと流れ、空気も清々しく、八端十字架も見ることができます。

修善寺を訪れた際にはぜひ立ち寄って欲しい場所です。

私としては、今回の旅の中でいちばん良かった場所でした。

山田りんの生涯にも少しばかり思いを馳せることができ、美術史を学び始めて良かったなと思いました。

個人的な感想ですが、
これまで旦那さんとの旅行は、美味しいものを食べて、キレイな景色を見て、ゆっくり温泉に浸かって、言ってみれば欲にまみれた旅が定番でした。(これまでの旅がもったいなく感じてしまいます)

けれど、今回はたまたまとは言え、美術史に関わりのある場所をこうして楽しむことができました。

美術史を学んでいることでこれまでとは違った旅の楽しみ方を知り、そういうことができるようになった自分(42歳に今年なります)を祝福したいです。成長したなって。

では、またnote書きます。




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