読んでも誰も得しない長い文章が、書きたい

言葉が散らばっている。頭の中の端から端まで、もっと言えば体の隅々、手足の先まで広がるように散らばっている。

感情の正体を探すには、フェイクが多すぎて見つからなくて、そのうち見つけるのも面倒になって、顔の筋肉に力が入る。

好きな人に好きだと伝えたいし、好きなものを好きだと胸を張って言いたい。

誰かのために言葉を発するだけじゃなくて、自分のために言葉を発してみたい。

私の感情は私だけのもので、言語化していいのも、それができるのも私だけだから、せっかくなら残してみるのもありなのかもなあと、思う。

自分の感情の墓場として、読んでも誰も得しない長い文章が、書きたい。

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