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生命保険note『長く入院したら、お金が出なくなった😨』

病気やケガの治療のために入院すると、保険からお金が出ます。このお金を「入院給付金」と言います。

最近では「医療保険」と呼ばれ、単体で入れる保険会社も多くなりましたが、昔は死亡保障のオプション的な位置づけで、入院特約などと呼ばれていた保障です。

いずれにせよ、「入院したら、一日あたり例えば5000円出ます」という保障ですが、実は日数制限があることをご存知でしょうか。

たとえばこんなケースです。

母が90日、約3ヶ月入院したが、入院給付金が60日分しか支払われなかった。理由を保険会社に問い合わせると、1回の入院は60日までという規定があり、契約時に渡された約款に記載してあるとのこと。母にもきちんと説明をしたうえで、署名をいただいてると言われたが、もう10年以上前のことで母も記憶にないと言っている。

最近は病院も様々な理由で長期入院をさせませんし、統計データを見ても、入院期間はどんどん短くなる傾向にあります。

たとえば、がんの入院日数で見ると、1999年には約40日もあったのが、2017年には半分以下の約17日です。

ただし、だからと言って長期入院がまったく無い、というわけではありません。私のお客さまでも、過去に最大1年半近く入院をされた方もいました。


私がここでお伝えしたいのは、だから長期入院に備えられる保険に入りましょう、ということではありません。

ご自身が入っている医療保険や入院特約が、何日まで入院給付金が出るのか、きちんと知っておいてください。

あるいは見直しのときには、何日まで入院給付金が出るのか、知ったうえで新しい医療保険に入ってください、ということです。

知っていれば、仮に長期入院になった場合でも、事前に備えることができます。心の準備もできることと思います。


このようなトラブルは、知らないから起こります。説明をしなかった営業にももちろん責任がありますが、保険会社は、約款やパンフレットを渡したということで、説明責任を果たしていると言います。

実際に営業がお客さまに説明したかの証拠が無い以上、言った言わないの水掛け論になり、自筆で署名をしている以上、お客さまが不利となることが予想されるのです。

自分の身は自分で守るしかありません。

少なくとも、入院給付金が何日まで出るのか、ご自身で把握しておいてください。

ちなみに現在、各社から販売されている医療保険や入院特約では、そのほとんどの支払い限度日数は60日か120日タイプです。

それ以外にも短いものだと30日、長いものだと365日などもありますが、かなりレアケースです。

ご自身の入っている保険の証券には、残念ながらこの支払い限度日数が記載されていないものが多いです。契約時に渡された、設計書やパンフレット、約款などをご覧ください。それらには必ず記載されていますので、もしまだご存知なかったら、どうぞご自身で確認、把握しておいてください。


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