日本でフットサルはサッカーに勝てない。
日本でのフットサルはいまだにマイナースポーツです。人気も売り上げもメジャーなスポーツには敵いません。今回はサッカーと緩く比較しながらフットサルについて考えていきます。よければ読んでください。
(フットサルとサッカーが似たスポーツかは今後書いていきたいと思います、、、)
フットサルのメディア露出
Fリーグは2017-2018シーズンからインターネットテレビサービスのAbemaTVで全試合無料生中継をし始めた。
これはかなり斬新な試みだ。今や、地上波で見ることができるスポーツは大相撲や各スポーツの代表戦などしかない。何年か前まではJリーグも地上波で見れていたのが、今はDAZNに行こうしてしまった。
DAZNは月々の1925円がかかる。その代わりにいろいろなスポーツの試合を見ることができる。ユーザー数は800万人を超える。(2020年8月)
しかし、Fリーグの試合はDAZNでは見ることができず、AbemaTVでは見ることができる。AbemaTVのダウンロード数は5900万人(2020年9月)、アクティブユーザーは1490万人(2020年4月)である。1000万人以上の人にFリーグを見てもらうチャンスがある。
AbemaTVがフットサルに与えた影響
AbemaTVによるメディア露出を果たしたFリーグ。しかし、その効果は思った以上に出なかった。観客動員数は年々減っている。(コロナの影響もあるかもしれないが、、、)
今までアリーナに見にきていた人がAbemaTVで見るからアリーナに見に行かなくていいかと思ってしまっている。AbemaTVでFリーグが放送されるようになった前後の観客数はこちらだ。
2016-2017シーズン 227,488人
2017-2018シーズン 197,828人 (AbemaTV介入年)前年度比13%減
2018-2019シーズン 184,397人 前年度比7%減
2019-2020シーズン 168,105人 前年度比9%減
この数字を追っていくとコロナ渦の2019-2020シーズンよりもAbemaTV介入年の方が前年度比の減りが大きいことがわかる。
Fリーグを目にする視聴者は増えたが、アリーナにくる観客は減った。
日本でフットサルはサッカーに勝てない。
ここまでの文章を読んでいただき、日本でフットサルはサッカーに勝てない理由は分かっていただけたと思います。
サッカーは視聴者よりも観客が多い。(正確に言えば視聴者も観客も最低ライン以上いる)
フットサルは観客よりも視聴者が多い。
これがフットサルがサッカーに勝てない大きな理由です。
観客はお金を落としてくれるが、視聴者はお金を落としにくい。
例えば、なんのスポーツの試合でもいいが、スタジアムで観戦している観客と家のテレビで見ている視聴者を思い浮かべてほしい。
観客はチケットにお金を払い、好きな選手のユニフォームや応援Tシャツを着て応援する。さらに、スタジアムにはスタジアム飯があり、食べながら応援する。
一方で、視聴者は家にいるため、チケット代を払うこともスタジアム飯を食べることもない。ましてやユニフォームや応援Tシャツを着て応援する人は全然いないと思います。
ここからわかるように観客と視聴者が使うお金には大きな差がある。なので、サッカーの売り上げとフットサルの売り上げには大きすぎる差が生まれている。
まとめ
今回はフットサルの観客数について書かせてもらいました。
今回の結論としては
フットサルはAbemaTVに露出したのにもかかわらず、観客の減少、売り上げが上がらない、市場が広がらないと言う問題を抱えている。のは売り上げの面と人気の面でのことでした。
この課題について自分なりに考えたので、今後書いていきたいと思います。
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