散歩

ありがたいことに お家に帰る という予定しかなかったもんだから、時間があった。いいや、歩く時間を見つけた。

ひと駅分歩いた。

冬というわりには温かい日のお昼を過ぎた頃で、歩道の端っこには昨日降った雪がまだ少しだけ残ってて、キラキラと存在の意義を示してきた。
冬じゃん!やるじゃん、雪!

散歩かぁ… 存在の意義…
頭の中でグルグル…

私は… というと、東西南北上下前後にやりたいこととやってみたいことが沢山あって。
だからよく迷子になるのだけれど、一箇所に絞らなくてもいいんじゃない?辿り着かなくとも と、思えるようになってきてる。最近はね。

今日はさ、このままあの魅力的なお店に行って直接バイト応募してみよっかな とか考えた。それから、帰ったら気になってたアレについて調べよっかな とか。落ち着いたらどの紅茶を飲もうかな とか。それなら、あのお菓子買ってこうかな とか。
明日もやりたいことがあるし、やらなきゃいけないこともあるし。その先にはやってみたいことがあるし。

それがこの場に自分が居合わせることによって生み出される価値とやらになるなら、それでいいよね。
今の私はそれがいい〜。

ふとどこからかそんな私を見たときには、歩道の端っこのゆっくり溶けてゆく積雪のように見えるといいな。
光を与えられたときには、キラキラと輝いてるといいな。

って、こんなことを考えさせてくれる散歩を、私はずっとし続けるよ。

今日も歩いてよかったなと思えて花丸だわ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?