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怒られ続けると強くなるというのは本当か?

まず結論から言いましょう。
私の経験上、これは嘘です。

私は、怒られた時間ならほとんどの人に負けないという自信があります。そんな自信、持っていても悲しいのですが。
小6くらいまでは、ほぼ毎日1時間以上、父親から怒鳴られていました。理由は、味噌汁をこぼしたとか、父親の機嫌が悪かったとか、そんな理由です。私が正しくても謝っても怒鳴られ続け、毎度毎度「謝ってすまされると思っとんのか」と言われました。そのせいか、映画『仁義なき戦い』を見ると笑うようになりました。やくざが、父親の怒り方そっくりだったからです。自分でもおかしいなと思うのですが、もう刷り込まれすぎて笑うことしかできなかったのです。
それはさておき、私はいくら怒られても強くなりませんでした。あの頃の父親を頭の中に思い出して、ただひたすら無力感が襲ってきて、何度も何度も「お前なんかいらない」と言われているようで、怒られた日には家で首を絞めたり、包丁であちこち刺したりします。そんな日が3日くらい続いて、ようやく生きていいかなと思えるようになります。

無闇矢鱈に怒るだけではダメだということが、もっと世の中に広まってほしいです。

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